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『Tripper Plus』には、液晶画面が装備されています。こういうタイプの記憶装置やバックアップ機器では、この液晶画面を見ながら操作することになります。まず気になるのが、この液晶画面の表示ですね。最近は、海外から安価な製品を輸入して、マニュアルだけ日本語化して販売されているものも多いので、この液晶画面の表示が英語のままだったりするものがあります。たしかに、「Copy」や「Enter」など見慣れた単語が多いので、マニュアルをよく読んで操作に慣れてしまえばたいした問題にもならないように思われます。けれども、バックアップ機器なんて、毎日のように使っていなかったりするので、久々に使おうとすると、一通り操作には慣れたはずなのにあれれ、なんてことにもなりかねないんですよねぇ。毎日手元に置いてある携帯電話でさえ、偶に使う機能は日本語で表示されていても「あれ、どっちを選択するのだったっけなぁ」と戸惑うことがしばしばですから、ましてや英語なんかで表示された日にゃぁ、って感じです。
それに英語だと、微妙なニュアンスの違いも分かりにくいんですよね。しかも、台湾や韓国製だったりすると、その英語の使い方も怪しかったりしますし…。前に使用した機器で「Delete」と「Erase」という単語が両方出てくる機器がありました。この場合は、「Delete」が1つだけファイルを消すときに使うコマンド、そして「Erase」が全部を消すときに使うコマンドだったのですが、間違って使用するととんでもないことになりかねませんよね。ところが、わたくしは「Delete」と「Erase」のどちらも「消去」という意味しか頭に入っていないトンチンカン野郎なので、どちらを選べばよいのか機械の前でううむと唸ってしまうこともしばしばだったんです。さんざん迷った挙げ句の果てに、仕方がないのでマニュアルを家捜しする、なんて事態になることも珍しくありませんでした。しかし、これが日本語なら「1つだけ消去」「全て消去」となって、混同することも激減する、というわけです。
こういった、分かりやすい機能表示と戸惑うことなく操作できるユーザインタフェースも重要な性能のひとつだと常々思っているのですが、この『Tripper Plus』のユーザインタフェースは、良い意味で気になっている点です。
『Tripper Plus』は、USB1.1にも対応して、ちゃんとデータの転送はできるわけですから、無事に知人に画像データをコピーすることも可能なわけです。意外に、友人のパソコンにまとめて画像データをコピーすることって多いいんですよねぇ。
特に、『Studio Graphics』を読みながらバリバリにレタッチした画像なんかはコピーさせてくれー、と人気が高いですから。こんなときも、『Tripper Plus』なら、手軽にデータのコピーができるというわけですね。 今回は、『Tripper Plus』の気に入っている点を挙げてみました。使い込むほど、気に入ってくる点も増えてきて「道具」として使いこなせるようになってくる『Tripper Plus』。みなさんも『Tripper Plus』を使ってみて、お気に入りの点などを是非聞かせてください。