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つまり、『Tripper Plus』に電源を供給するには、専用外付けバッテリーのOUTコネクタと『Tripper Plus』のDC INコネクタを専用のケーブルで接続するだけでいいのです。 ただし、このとき注意したいのはケーブルの接続。実は、専用外付けバッテリーのOUTコネクタと『Tripper Plus』のDC INコネクタはサイズが微妙に異なり、外付けバッテリーの方が穴が大きいのです。もちろん、接続ケーブルに装備された2つプラグの太さは異なっているので、太さを間違えないようにして接続しなければいけません。正しい太さ同士のコネクタとプラグを接続すれば、ACアダプタを接続しているのと同じ状態で『Tripper Plus』を使用できるようになります。その証拠に、専用外付けバッテリーを接続しているときには、『Tripper Plus』の液晶パネルに表示されるバッテリー状態表示アイコンは「AC電源が接続されているとき」と同じ形になります。
黄色いLEDが1つしか点灯した場合には30%以下の電池容量しかありませんし、押しても点灯しない場合はバッテリー切れを意味しますから、大急ぎで専用外付けバッテリーを充電しなければいけません。ちなみに離すとLEDの点灯は消えてしまいますから、チェックの際はズッと押し続けている必要があります。 専用外付けバッテリーに充電するには、INコネクタにACアダプタを接続します。ただし、このとき注意しなければいけないのは、『Tripper Plus』本体用のACアダプタを流用できないことです。専用外付けバッテリーに充電するには、専用のACアダプタを使わなければ充電できません。2つのACアダプタは外観やサイズ、ケーブルの長さはほとんど同じですから、間違えないように注意しましょう。
ちなみに、『Tripper Plus』本体のDC INコネクタと専用外付けバッテリーのINコネクタの太さは違いますからここで判断することもできますが、専用外付けバッテリー用のACアダプタには、タグが付いていますので、これを無くさないように使っていれば、違いを判断することができます。
では、専用外付けバッテリーを使うことによってどれくらいの時間の操作が延長されるのかを紹介しておきましょう。 専用外付けバッテリーの公称容量は1800mAh。内蔵バッテリーの公称容量が900mAhですから、かなり大きな容量であることが分かります。ちなみに、容量が3倍なので単純に3倍の時間使うことができるような気がしますが、実際には専用外付けバッテリーを使うことによってもっと長い時間の『Tripper Plus』の動作が可能になります。 『Tripper Plus』でマイクロドライブを使った場合の動作時間は、内蔵バッテリーのみ使用時には30分程度であったものが、内蔵バッテリー残量が0になっている状態で専用外付けバッテリーのみ使用したときには150分程度の動作が可能と大幅に操作時間が延び角です。もちろん、内蔵バッテリーと専用外付けバッテリーを併用すれば、合計の180分程度という長い時間動作させることが可能になります。実際には、温度などの使用条件によって結果は違ってきてしまうと思いますが、いくらコピーを繰り返したといっても100分以上などという長時間連続してアクセスさせることはありませんから、旅行などでバッテリー切れの悲劇に遭遇することはまずないでしょう。
※実使用可能時間は環境によって異なります。
実際に、専用外付けバッテリーと内蔵バッテリーの両方がエンプティーになってしまって『Tripper Plus』が使えなくなっちゃった、という事態には至っていません。充電し忘れで内蔵バッテリーが空になってしまったことは2度ほどありましたが。でも専用外付けバッテリーのおかげで事なきを得ましたが。
夏休みになればデジカメが活躍するシチュエーションもグンと増えてきます。そんなときに「CFカードに撮影できる残量が少ない」とか「『Tripper Plus』が起動しない」といった悲劇を迎えないように、『Tripper Plus』と専用外付けバッテリーを活用してみませんか。