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トリッパーシリーズ 活用術
第5回 専用外付けバッテリーを使おう
 
1. バッテリー切れの悲劇
2. 専用外付けバッテリーってどんなもの?

3.

どれくらい使用時間が延びるか?
   
   
   
   
  2003年7月16日
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■バッテリー切れの悲劇
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 飛鳥のTripperシリーズには、『Tripper』と『Tripper Plus』があり、最も大きな違いはTripper Plusには40GBモデルがあること、専用キャリングケースと外付けバッテリーが標準添付されていることなんです。相対的に見れば、『Tripper Plus』の方がモバイル思考のユーザー向けになっていると言えます。今回は、『Tripper Plus』に同梱されている専用外付けバッテリーについて詳細にレポートしてみることにしましょう。
 さて、わたくしが保有しているデジカメには、ある共通点があります。それは「乾電池も使えること」です。今活躍している機種は、オリンパスの『E-10』、カシオの『QV-2000UX』、そしてコダックの『DC4800』。いずれも単3乾電池が使えるという機種です。もし、これから新しいデジカメを購入する場合も、乾電池も使えるという項目は、わたくしにとっては大きなポイントとなる装備なんですよね。なぜ、乾電池が使えることにこだわるかというと、専用充電池だと充電しておくのって忘れちゃうことが多いからなんですよね。それで出かけるときになって「しまったぁ、これじゃぁデジカメが使えない…」、という具合。最近は、携帯電話のようにクレイドルにセットしておけば充電してくれる機種もあるので、それを使えばいいんじゃないの、と指摘されることもあるんですが、なんだか2週間に1回くらいしか使わないことを考えると、電気代が無駄になるような気がしてクレイドルの電源を切っちゃったりするんですよ。もちろん、前日あたりにクレイドルの電源をオンにしておけばいいんですが、これがなかなか思い出せなくって…。それで、当日の出かける前くらいに気がついて大慌てになったりします。まぁ、出かけるのが昼くらいだったりすると、なんとか少し充電できるのですが、そういうときに限って撮影に絶好なシチュエーションに数多く出逢ったり、あれっ手ぶれかな、と何枚もシャッターを切ることになって…あっという間にエンプティ。バッテリー切れになってしまうんですよねぇ。当然、スペアの充電池はスッカラカンなわけですから、撮影はいきなり中止になってしまって地団駄を踏むこともしばしばなわけです。でも、乾電池が使える機種なら、出先のコンビニや売店で楽々ゲットできるわけですから、撮影はそのまま続行可能。ああ、このアングルで撮影したかったのに…、なんていう口惜しい思いをしなくても済むわけです。
 ちなみに、デジカメは全部乾電池が使えるんだから、充電忘れの悲劇は関係無いんじゃぁないの、と思われるかもしれませんが、ビデオカメラの方で遭遇しているんですよねぇ、わたくし。乾電池仕様のビデオカメラは売っていないですからねぇ。半分充電のバッテリー1個で撮影していて悲劇に遭う、なんてことは頻繁なわけです。とほほ。

『Tripper Plus』とACアダプタの組み合わせを持ち歩いていたときには、バッテリー切れに見舞われてしまったことも…。

  同じように、『Tripper Plus』でも、バッテリー切れの悲劇に遭ったことがあるんです。最初のうちは、『Tripper Plus』とACアダプタを持ち歩いていたんですが、最近のペンションだと電源コンセントがない部屋ってのもあったりするんですよね。正確にいうと、コンセントはあるんですが、テレビとか冷暖房器具に占有されていて自由に使えるコンセントが無い場合が多いのです。それで、256MBのCFカードからデータをゴソッと移動したり、消費電力の多いマイクロドライブをバリバリとアクセスしていると…、そうやっぱりバッテリー切れの悲劇に見舞われてしまうわけです。

 


 
■専用外付けバッテリーってどんなもの
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 そんなときに役立つのが『Tripper Plus』専用外付けバッテリーです。
 これは、『Tripper Plus』の内蔵バッテリーが少なくなって悲鳴を挙げたときに、接続すると電源を供給してふたたび元気に使えるようになるという製品です。

『Tripper Plus』本体と専用外付けバッテリーを接続するだけで電源が供給される仕組みだ。

  外観は黒で、『Tripper Plus』よりもふたまわりほど小さいくらいのサイズです。文庫本を1冊余計に持って旅行に行く、という感覚がピッタリな感じですね。『Tripper Plus』と一緒に持ち歩いても邪魔にはならないサイズです。付属のキャリングケースに入れておけば、もうほとんどその存在を忘れちゃうくらいな感じです。
 専用外付けバッテリーには、コネクタとボタン、そしてLEDが装備されています。

 ちなみに、コネクタは、この専用バッテリーを充電するときに使う「IN」コネクタと『Tripper Plus』に電源を供給する「OUT」のコネクタの2つが装備されています。しかし、これらのうち『Tripper Plus』に電源を供給するときに必要なのはOUTコネクタだけです。

 つまり、『Tripper Plus』に電源を供給するには、専用外付けバッテリーのOUTコネクタと『Tripper Plus』のDC INコネクタを専用のケーブルで接続するだけでいいのです。 ただし、このとき注意したいのはケーブルの接続。実は、専用外付けバッテリーのOUTコネクタと『Tripper Plus』のDC INコネクタはサイズが微妙に異なり、外付けバッテリーの方が穴が大きいのです。もちろん、接続ケーブルに装備された2つプラグの太さは異なっているので、太さを間違えないようにして接続しなければいけません。正しい太さ同士のコネクタとプラグを接続すれば、ACアダプタを接続しているのと同じ状態で『Tripper Plus』を使用できるようになります。その証拠に、専用外付けバッテリーを接続しているときには、『Tripper Plus』の液晶パネルに表示されるバッテリー状態表示アイコンは「AC電源が接続されているとき」と同じ形になります。

ボタンとLEDで電池容量の残量をチェックすることができる。LEDはボタン押している間だけ点灯する。
ほとんど同じ外観なので「Tripper Plus外付けバッテリー専用」というタグを取らないようにしよう。

   専用外付けバッテリーに装備されているボタンとLEDは、バッテリーの残量をチェックするときに使用します。つまり、専用外付けバッテリーの充電を忘れてしまったときや長時間外付けバッテリーを使って『Tripper Plus』を動作させたときに、専用外付けバッテリーにどれくらい電池容量が残っているのかなぁ、ということを知りたいときに操作するわけです。使い方は簡単で、赤くて小さなボタンを押すだけ。押すとLEDが点灯します。そして3つ点灯しているときは70〜100%の電池容量が、2つ点灯しているときには30〜70%の電池容量が残っているということが分かるという仕組みです。

 黄色いLEDが1つしか点灯した場合には30%以下の電池容量しかありませんし、押しても点灯しない場合はバッテリー切れを意味しますから、大急ぎで専用外付けバッテリーを充電しなければいけません。ちなみに離すとLEDの点灯は消えてしまいますから、チェックの際はズッと押し続けている必要があります。
 専用外付けバッテリーに充電するには、INコネクタにACアダプタを接続します。ただし、このとき注意しなければいけないのは、『Tripper Plus』本体用のACアダプタを流用できないことです。専用外付けバッテリーに充電するには、専用のACアダプタを使わなければ充電できません。2つのACアダプタは外観やサイズ、ケーブルの長さはほとんど同じですから、間違えないように注意しましょう。

 ちなみに、『Tripper Plus』本体のDC INコネクタと専用外付けバッテリーのINコネクタの太さは違いますからここで判断することもできますが、専用外付けバッテリー用のACアダプタには、タグが付いていますので、これを無くさないように使っていれば、違いを判断することができます。

 


 
■どれくらい使用時間が延びるか
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 では、専用外付けバッテリーを使うことによってどれくらいの時間の操作が延長されるのかを紹介しておきましょう。
 専用外付けバッテリーの公称容量は1800mAh。内蔵バッテリーの公称容量が900mAhですから、かなり大きな容量であることが分かります。ちなみに、容量が3倍なので単純に3倍の時間使うことができるような気がしますが、実際には専用外付けバッテリーを使うことによってもっと長い時間の『Tripper Plus』の動作が可能になります。
 『Tripper Plus』でマイクロドライブを使った場合の動作時間は、内蔵バッテリーのみ使用時には30分程度であったものが、内蔵バッテリー残量が0になっている状態で専用外付けバッテリーのみ使用したときには150分程度の動作が可能と大幅に操作時間が延び角です。もちろん、内蔵バッテリーと専用外付けバッテリーを併用すれば、合計の180分程度という長い時間動作させることが可能になります。実際には、温度などの使用条件によって結果は違ってきてしまうと思いますが、いくらコピーを繰り返したといっても100分以上などという長時間連続してアクセスさせることはありませんから、旅行などでバッテリー切れの悲劇に遭遇することはまずないでしょう。

内蔵バッテリーのみ使用時
30分
外付けバッテリーのみ使用時(内蔵バッテリー残量0のとき)
150分
内蔵/外付けバッテリー併用時
180分

※実使用可能時間は環境によって異なります。

実際に、専用外付けバッテリーと内蔵バッテリーの両方がエンプティーになってしまって『Tripper Plus』が使えなくなっちゃった、という事態には至っていません。充電し忘れで内蔵バッテリーが空になってしまったことは2度ほどありましたが。でも専用外付けバッテリーのおかげで事なきを得ましたが。

 夏休みになればデジカメが活躍するシチュエーションもグンと増えてきます。そんなときに「CFカードに撮影できる残量が少ない」とか「『Tripper Plus』が起動しない」といった悲劇を迎えないように、『Tripper Plus』と専用外付けバッテリーを活用してみませんか。

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