このコンテンツのトップページへ 実践!デジカメ生活の快適化
トリッパーシリーズ 活用術
第3回 画像ライブラリとしてのTripper
 
1. パソコンに接続して画像を整理しよう
2. 最近の周辺機器ときたら・・・

3.

なんとなんと接続するだけで良いのだ
4. そして接続すればフツーのHDDと同じ
   
   
   
  2003年6月18日
Clickで拡大
 
 
■パソコンに接続して画像を整理しよう
ひとつ前のページに戻るこのページのトップに戻る
 

 デジカメと一緒に旅のお供をしてくれた『Tripper Plus』。
 先日、乗鞍岳の雪渓でスキーをしてきたのですが、今回の旅行でもホントに数多くの画像データを『Tripper Plus』の中に転送しました。なんたって、手ぶれがおこっていようが逆光だろうが、気にせずバンバン撮影しちゃいますからねぇ。というか、手ぶれしたかな?、なんてときには、何枚か同じアングルで撮影をしていますから、あっという間にE-10のメモリはパンパンになってしまうわけでして…。そんなときに『Tripper Plus』は大助かりでした。
 さて、バンバン撮影してきたのは良いですが、大変なのはその後。帰ってきてからが一苦労なんですよね。というのも、撮影データがたくさんある、というだけではないからです。そう、なってったって、そのデータの中には失敗作の画像もゴロゴロ転がっているわけです。しかもわたくしなんて人一倍撮影ミスがあるもんですから、ちゃんと撮れている画像を選別するだけでも一苦労なわけです。でも整理をしてはじめて旅の思い出の画像が活用できるようになるんですよね。これを軽視しちゃぁいけないのです。

リュックに詰められて乗鞍岳東斜面大雪渓に連れていかれてしまった『Tripper Plus』。標高2,600mという過酷な条件下でも元気に大活躍してくれた。
こんな白トビ写真を撮ってしまったら、カードから削除しようか、レタッチできるかな、とか迷ってしまう。残りの撮影可能数が減ってくると、なるべく削除してデータ容量を確保する必要があるが、『Tripper Plus』に転送しながらなら気にしなくてもいいわけだ。
  といっても、『Tripper Plus』なら意外に楽に準備できちゃいます。なぜなら『Tripper Plus』は、パソコンに接続してしまえばフツーの外付けハードディスクとして使用可能だからなのです。そう、つまりメモリカードに記録されているデータをパソコンに転送したりとかとか、そのデータを保存しておくためのフォルダを新しくパソコンの中に作成する必要もまったくないので、すぐに整理ができて楽なんですよ。


  では『Tripper Plus』をパソコンに接続して画像の整理をしてみましょう。

 
■最近の周辺機器ときたら・・・
ひとつ前のページに戻るこのページのトップに戻る
 

 『Tripper Plus』をはじめとして、周辺機器はパソコンに接続するだけでは使えるようにはなりません。というのも、USBやIEEE1394インタフェースを使って周辺機器をパソコンで使用するためには、デバイスドライバというものが必要になるからです。この設定が完了してはじめてパソコンやWindowsは、どのような機器が接続されていて、どういうやりとりの方法でデータの交換をすれば良いか、ということが理解できるようになるわけです。使い始めの最初の1回だけですが、これは必要不可欠な重要な作業です。
 といっても、本来はこれはそんなに難しいことではありません。というのも、Windowsこれらのデバイスドライバのインストールが自動的におこなわれるような仕組みである「プラグ・アンド・プレイ」という技術が搭載されているので、Windowsに任せればいいだけなんです。パソコンに接続したら、後はデバイスドライバが自動的にインストールされるのを待っていればいいのです。
 「本来は」なんて書いたのは、実は最近の周辺機器用のデバイスドライバのインストールというのは、そんなに簡単ではなかったりするからなのです。それは、デバイスドライバをインストールする順番があったりして、それを逸脱するとパソコンがその周辺機器を認識してくれなかったり、うまく使えなかったり、といったことが発生するからなのです。先にデバイスドライバをインストールしておいてから、その後で周辺機器を接続しなければいけない、といったことがあるんですね。しかも、このとき先に周辺機器なんか接続しちゃったらもう大変。プラグ・アンド・プレイ機能によって、本来とは違うデバイスドライバがインストールされちゃったりすることもあったりして、これをWindowsから削除するまでが一苦労。そりゃぁもう大騒ぎさ、という状態になってしまいます。特に、『Tripper Plus』のように複数の機能、つまりハードディスクとCFカードスロットを装備している場合などは注意が必要になります。というのも、ハードディスクを認識させるためのデバイスドライバとCFカードスロットを認識させるためのデバイスドライバ、というように複数のデバイスドライバが必要になるからです。それこそマニュアルに首っ引きになりなりながら、順番を間違えないように慎重に細心の注意を払いながら、CD-ROMをセットしたり、デバイスドライバをインストールしたり、周辺機器を接続したり…、なんてことをしなくちゃぁいけないわけです。

 
■なんとなんと接続するだけで良いのだ
ひとつ前のページに戻るこのページのトップに戻る
 

 しかし、しかし、『Tripper Plus』ではそんな心配をする必要はありません。本来のプラグ・アンド・プレイ機能の通りに進めていけばいいだけなんです。
 まず、『Tripper Plus』をパソコンに接続します。あとは続いて『Tripper Plus』の電源をオンにするだけ。すると、プラグ・アンド・プレイ機能が動作して、Windowsが『Tripper Plus』を認識したことを、ステータスバーからバルーン(吹き出し)で表示してくれます。といっても、人間が何か操作してあげることは何もありません。自動的にデバイスドライバを発見してインストールしてくれるので、それが終了するのをジッと待ってあげるだけです。ボーッと待っていると、やがてバルーンに「新しいハードウェアがインストールされ、試用準備ができました」と表示されます。そうなればデバイスドライバのインストールは終了です。マイコンピュータを見ると『Tripper Plus』のアイコンが表示されていています。そう、これだけでパソコンでデータを整理するための準備は完了なのです。簡単でしょう。

まずは、パソコンに『Tripper Plus』を接続して、電源をオンにする。
WindowsXPが『Tripper Plus』を発見。
続いてCFカードスロット部分も発見。
この表示が出たらデバイスドライバのインストールは終了。『Tripper Plus』のスイッチをオンにしたあとは、ホントに何にもしなくても準備は完了しちゃうのだ。
念のために「マイコンピュータ」を開いてみると…。「TRIPPERHDD」というハードディスクのアイコンが表示されていて、ちゃんと『Tripper Plus』をハードディスクとして認識しているのが分かる。。

   『Tripper Plus』が、プラグ・アンド・プレイ本来の機能だけでパソコンで使えるようになるのは、簡単だというだけのメリットではありません。普段『Tripper Plus』を接続していないパソコンに『Tripper Plus』を接続して中のデータを整理したり活用したいなぁ、と思った場合でも、デバイスドライバが収録されたCD-ROMなどを持ち歩かなくてもよいということにもなるのです。

 

 つまり、友人のパソコンでも会社のパソコンでも『Tripper Plus』を接続するだけ。それだけで、『Tripper Plus』を使えるようになるわけです。休み時間に会社の高速なパソコンで画像のレタッチをしたり、出張先の支店のパソコンを借りてデータ整理をしたり…、なんてことも苦労せずにできるです。とっても便利でしょ。

 あ。ちなみに、これはWindows XPとMe、そしてWindows2000のServicePack3以降の場合の話です。Windows98/98SEなどは、CD-ROMに入っているデバイスドライバが必要になってしまいます。まぁ、Windows98/98SEではUSB自体のことがあまり考慮されていないので仕方がないですけれどもね。それでも、インストール方法は簡単で、デバイスドライバの検索先を指定する画面でCD-ROMにチェックをするだけ。あとは、WindowsXPなどと同様にオートマチックでデバイスドライバがインストールされていきます。


 
■そして接続すればフツーのHDDと同じ
ひとつ前のページに戻るこのページのトップに戻る
 

 Windowsに認識させてしまえば、ごく普通のハードディスクとして扱うことができるようになります。「マイコンピュータ」に表示された「TRIPPERHDD」をダブルクリックすると、その中身が見られるようになります。わたくしの場合は、その中に「TRIPPER」フォルダがあって、さらにその中に「TRIP001」というフォルダが作成されています。これは、『Tripper Plus』が自動的に創ってくれたものですね。その中に、クイックバックアップのときに指定したフォルダが作成されているわけです。わたくしの場合は、『Tripper Plus』が表示してくれたものをそのまま使っちゃっていますので、年月日を6桁で表した数字と、その日のバックアップ回数がフォルダ名となっています。「030615.003」なら、2003年6月15日の3回目にバックアップした画像が入っているフォルダ、といった具合ですね。
 あとは、これを頼りにフォルダを開いて整理していくことになります。パソコンの内蔵ハードディスクに画像データをコピーするのも良いのですが、2003年6月15日に撮影した画像を新しく「030615」というフォルダを創ってそこにコピーしたり、「TRIPPER」と並列な階層に「編集済」なんていうフォルダを創って、そこにレタッチ済みの画像を保存したり…、なんて感じで『Tripper Plus』の中だけで画像を整理するのもひとつの方法です。そうすれば、デジカメで撮影した画像データは、『Tripper Plus』の中にすべて入っている、ということになってとても便利です。つまり、画像ライブラリとして『Tripper Plus』を活用してしまうということですね。


画像が格納されているフォルダは、こんな感じで、自動的に日付ごとの名前が付けられる(クイックバックアップ時)。目的の画像を探すのに面倒なことはあまりない。
著者はデジカメ画像の管理には、高速に画像描画するビューア「ACDSee」を使用している。Tripper Plusに保存した画像の表示や切り換えなどは、内蔵ハードディスクと同じようなスピードなので、操作に全くストレスは感じない。

  そして、この整理のときに威力を発揮するのが、USB2.0インターフェースに対応していること。『Tripper Plus』の中だけで画像データをコピーするのはもちろんのこと、パソコンに画像データを転送するのも高速におこなえるからです。また、画像を確認するために、画像ビューアで表示させるのもストレスを感じさせませんからね。これが、DVD-RやCD-Rなどに記録されている画像のチェックだとジワーっとゆっくり描画されて、結構ストレスを感じるんですよね。この点からも、画像ライブラリとして『Tripper Plus』を活用すると便利だというのが分かっていただけるのではないでしょうか。あ、だからといって画像データをDVD-RやCD-Rなどにバックアップをすることは忘れないでくださいね。備えあれば憂いなし、ですから… 

このように、外出先でデジカメ画像を転送してストックする機能だけでなく、それを外付けのハードディスクとして便利に活用できる『Tripper Plus』。撮りっぱなし、ではなく、その画像を印刷用やホームページ用など、複数の用途にレタッチしてデータがドンドン増えてこまる、という方などには、使い始めると手放せなくなるほど便利です。どうです、使ってみませんか?

ひとつ前のページに戻る このページのトップに戻る

>>Tripperシリーズのホームページへ

 
 
  このページのトップへ
 

     
 
 

     
 
Presented by
飛鳥のWEBサイトへ
Created by
サンタ・クローチェ
トライセック
リンクについて
著作権について
プライバシーポリシー