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 女性の撮りかた講座
番外編2 藍海夏・オフショット写真公開 2007/04/04
 
オフショットって?
とにかく写真を楽しもう!

林 英吉

講師 林英吉 フォトグラファー
 あくまでも「シューティング感覚」を大切にするフォトグラファー、林英吉氏。商品撮影や建築撮影もこなすが、最近は専らタレントや女優などの人物撮影で活躍中。

聞き手 薮田織也
 人物写真(特に女性)にしか興味のないチャランポランなカメラマン。林氏のテクニックを聞いて少しは勉強しる!

薮田 織也

神崎 洋治

アシスタント 神崎洋治
 本来は当サイトのプロデューサー。今回はレフ板持ちとして登場。趣味:○な写真集。

メイク 澤口留美
 本来はサンタ・クローチェ代表取締役。今回はメイクとして登場。趣味:コスメ集め。

澤口 留美

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写真1
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モデル:藍 海夏

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モデル:藍 海夏
 
■オフショットって?
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●本当の最終回

 さあて、番外編も2回目ときて、これで本当の最終回ね! やっと終わるのねぇ。たかだか12回の連載だけど、1年以上かかったわね。まっ、いつもの薮田さんの連載ペースということね。ねぇねぇ、ところで、このページのタイトルの 「オフショット」 ってどういう意味なの。
   
 陸風のことで、この風が吹いてると、沖合いに流されちゃうんだよね。
   
  ねぇ、それってきっとサーフィン用語の 「オフショア」 のことよね。すんごくつまんないんだけど。もしかして、さりげなく自分はサーファーなんだってアピールしてるわけ?
   
 「オフショット」 ってのは、本番の撮影の合間に撮った、遊びの写真のことさ。んで、今回掲載しているのは、僕が撮ったオフショット写真。オフショットだから、レフやストロボを使ってないんで、クオリティが低いのは勘弁してね。
   
 クオリティがどうのこうのって言うより、藍海夏オフショット写真とかいいながら、いきなり林さんの写真が2枚続くなんて、しょっぱなから読者の期待を裏切ってない?
   
 うん、あんまり見たくない写真だね。男はどうでもいいよ。僕らが見たいのは、写真6のような、舞台裏の写真なんだよ。
   
 どうでもいいって…、まったく言いたい放題言ってるね。まぁ、確かにどうでもいい写真だけど…おっと、今回は僕の写真じゃなかったんだ。
   
 まぁ、たまには林さんの撮影風景もいいじゃない。読者も、林プロがどんな機材使ってるのか気になるところだろうから、参考にはなるんじゃない?
   
 あれ? 写真7って、「 Tripper Light 」 のページで使ってる写真じゃん。これってオフショットで撮ったの? ちゃんと撮ってって頼んだのに! レフもストロボも使わないで、いい加減に撮ったんだな! あらためて見ると、髪の毛は飛び出してるし、やっぱりいい加減だぁ。飛鳥の社長に言ってやろ!
   
 あっ、ああ、いや、その、ま、まいったなぁ。
   
 それはともかく、オフショット写真だと、海夏ちゃんの表情が、また違って見えるわね。
   
 そ、そうそう、そうなんだよね。緊張感もなくなるから、本番とはまた違った表情になるんだよね。最近のタレントの写真集とか、DVDとか、必ずオフショットが入ってるもんね。
   
 話を誤魔化されちゃったけど、まぁいいや。オフショット写真の良さは、モデルの違った面を見れることや、撮影の舞台裏を垣間見られるっていうことでしょうね。
   
 うん。個人的には舞台裏を見せるっていうのには抵抗があるんだけど、見る側の「見たい」気持ちは理解できる。
   
 抵抗があるとかいいながら、薮田さんが撮ったんでしょ、このオフショット。でも、なんで抵抗があるの?
   
 その本当の理由を話し出すと長くなるからやめとくけど、誤解を恐れずに一言で言っちゃうと、「楽屋落ち」 は好きじゃないってことかな。
   
 うわああああああ! 本サイトで楽屋落ちのネタばっかり使ってる人が、楽屋落ちが好きじゃないですってぇええええ!
   
 はいはい。その通りです。言い訳はしませんよ。僕はただ単に理想が言いたかっただけなんですよ。はいはい。
   
 僕もオフショット写真にはあまり興味がないなぁ。写真集にオフショットを載せるってのは、メインの写真で勝負ができてないような気がするしね。まぁ、商業的に有利だと思えることがあるなら、何も考えずにやっちゃえっていう風潮があるからねぇ。
   
 そうそう、自分でオフショット載せてるヤツが言っても説得力がないんで躊躇してたんだけど、林さんが言ったことを言いたかったんですよ。本当は。
   
 薮田さんが言うと説得力ない。
   
 うん。ないない。
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写真3
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写真9
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■とにかく写真を楽しもう!
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●また、まとめですか…

 まぁ、そんなこんなと、本講座でもいろいろ講釈を垂れてきたわけですが、そろそろまとめに入っていきませんか。
   
 え゛っ、前回まとめたじゃん。あれじゃダメなの。
   
 今回は今回でしょ。まったく、こんな愚にもつかないことで、ページを埋めようなんて思ってるんじゃないでしょうね。読者の一部から、本講座は終始無駄話ばっかりだって言われてるんですからね。最後くらいきっちり締めてくださいよ。
   
 今回は確信犯でやってきたんだから、批判の声も甘んじて受けるけど…、まとめ…ねぇ。全編通してまとまってなかった講座をまとめる…ねぇ。
   
 この講座で一番伝えたかったのは、百のウンチクじゃなくて、写真を楽しむってことだけだよね。それが少しでも伝わってくれたら僕は嬉しいね。そんなスタンスでやってきたから、もっと写真がうまくなりたいっていう読者にとっては、無駄話ばかりで役に立たない講座だって思われるのも仕方ないかもしれないよね。
   
 林さんって、仕事のときも楽しむことばっかり考えてますもんね。つまんない仕事だと断るし。(笑) 
   
 薮田さんも林さんのこと言えないじゃない。物撮りは嫌だって断るし。人物写真だって、モデルが男性だと断るじゃない。
   
 先日もそう言ってある商品の物撮りを断られました。まったく何様のつもりなんでしょうね。
   
 いいじゃない、そんな写真屋が世の中にひとりやふたりいたって。そうして仕事が減ったって、困るのは自分だけだし。やる気がないのに仕事を請ける方が良くない。食ってくためには嫌な仕事でも請けなけりゃってのは、クライアントに失礼だよ。請ける以上は楽しんでやらなけりゃ。どうしても楽しめないと思ったら請けちゃダメだよ。
   
 うん。撮影側が楽しんで撮ってない写真って、見るほうも楽しめないよね。まぁ、楽しませることが目的の写真の仕事ばかりがあるわけじゃないけど。
   
 そうですよね。楽しませることが目的の写真じゃなくても、その写真を撮ること自体を楽しまなけりゃダメですよね。真面目な物撮りだったとしても、どうやってその商品の良さを引き出すことができるかの試行錯誤自体を楽しめばいいんだから。
   
 言ってることがよくわかんない。試行錯誤を楽しむってなによそれ。
   
 ああでもない、こうでもないって、自分の理想に近い写真を撮るためにいろいろ工夫するでしょ? そうやって試行錯誤してる瞬間を楽しめって言ってるんだよ。
   
 それって楽しめることなの? 試行錯誤って苦労するってことじゃない。苦労を楽しめって、まるでマゾヒストよ。
   
 言い方は悪いかもしれないけど、世の中でそれなりに成功してる人って、みぃ〜んなマゾヒストだと僕は思ってるよ。苦労を苦労だと思った時点で負けてる。
   
 苦労を苦労だと思わないんだったら、嫌な仕事なんて存在しないんでしょ? だとしたら、物撮りも断らないで請けなさいよ。
   
 僕が言ってるのは、楽しませることが目的ではない写真でも、その過程で楽しまないと良い写真にはなりませんよ、ってことで、好きでもない仕事をどうやって楽しむかってことじゃないんだよ。もちろん、どうしてもしなけりゃならない仕事なら、意地でも楽しみを見つけるとは思うけどね。そのことと、僕が物撮りを断ることを一緒にしないでよ。もう。
   
 なぁんだか釈然としないわ。
   
 まぁなんだ、言いたいことはつまり、「写真を楽しめ」ってことだけだよ。それだけ。僕の仕事の話は関係ない。ねぇ林さん。
   
 うん、それ以外にないね。薮ちゃんの仕事のスタンスがどうだかは知らないけどね。
   
 それがまとめってことでいいんですかね。なんだかやっぱりって感じの締めくくりですけど、まぁ、最初っからアバウトな感じでしたしね、本講座らしいっていえばそれらしいんで、良しとしますか。
   
 うわっ、せっかくいい感じでまとまってきたっていうのに、なに、その言い草。
   
 そりゃ、まともな講座ならこんな言い方はしませんよ。それはともかく、もし次回があるなら…、いいですか、次回があるなら申し上げますが、もう二度と僕の似顔絵だかなんだかしらないですけど、こんな似てもいないイラストを使わないでくださいね。お願いしますよ。
   
 僕のもちょっとねぇ…。
   
 あら、神崎さんと林さんはそっくりよ。瓜ふたつよ。私のこのイラストはまったく似てないけど! 本物はもっとスレンダーよ。
   
 どうでもいいです。もう…。それでは読者のみなさん。最後までこんなグダグダにお付き合いいただいて、本当に申し訳ありませんでした。もう二度と、こんな面子で講座を開くことはさせませんから、勘弁してくださいね。
   
 ちょ、ちょっと、最後の挨拶がそれかい。
   
 最初から最後までグダグダなんですから、最後の挨拶は陳謝ですよ。陳謝。スケベなカメラマンが2人でどんな講座になるのかと思いきや、やっぱりスケベな話で脱線しまくってるし、後半は本人の許可も取らずに我々を出演させるし、もっと若くて可愛い女性を出演させればいいものを、大福餅みたいなのを出すし…
   
 ちょっとお! 誰が大福餅よ! 幸薄そうなにわか煎餅みたいな顔してるくせに!
   
 がっ、に、にわか煎餅…!
   
 ……。それでは皆さん。またいつの日か。
   
 …。さようなら。

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モデル 藍 海夏
 
初出:2007/04/04 このページのトップへ
 

     
 
 

     
 
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