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デジカメ用語集
 
■読みかた     ふぃるた 〜 Filter  
 
■意味    
カメラ用語: レンズの前に装着し、レンズを通して入射する光をろ過する道具。
用途によってさまざまな種類がある。
Photoshop: 画像にさまざまな加工を施すためのツール。レンズ用フィルタと同様の効果を得るものもあるが、ほとんどが劇的に画像を加工する。
 
■解説      Photoshop 用のフィルタは、「 Photoshop Tips & Manual 」 をご覧いただくとして、ここではカメラ用語としての 「 フィルタ 」 を説明しましょう。「 意味 」 に書いたように、フィルタは、光をろ過する道具です。ろ過なんて書くとすぐにはピンとこないかもしれませんが、コーヒーや紅茶ををろ過する道具もフィルタと呼ばれていることを思い出せば、理解が早いかもしれませんね。コーヒーのフィルタが、コーヒー豆と液体をろ過して分離するように、カメラのフィルタも必要な光だけを通す役目をします。
 どんな光を通すのか、それによって、さまざまなフィルタが用意されています。以下に、主だったフィルタを列記しましょう。

PL ( 偏光 ) フィルタ: 光の表面反射を除去するフィルタ。建物のガラス窓や水面(海面)などに反射する光だけを除去する効果がある。反射する光が除去されるため、結果的に空が青く、雲は白く、木々の緑などが鮮やかになる効果も得られる。
ND フィルタ: 光の量を減少させる目的で使うフィルタ。たとえば、明るい環境で絞りをできるだけ開放にしたいときや、シャッタースピードをできるだけ遅くしたいときなどに使う。フィルタの色は中性灰色、つまり、ニュートラルなグレー。
特殊効果用フィルタ: 名前の通り、画像に特殊な効果を施すフィルタ。中央だけにピントがあい、周辺がボケるような効果を与えるフィルタや、被写体の光る部分に十字や星状の光条効果を与えるフィルタ、光をにじませてソフトなイメージを与えるフィルタなど、さまざまなフィルタがある。
色温度変換フィルタ: 日陰や朝夕、蛍光灯下、白熱灯下など、色温度の違いによって変化してしまう画像を、本来の被写体の色になるように調整するフィルタ。デジカメではホワイトバランスがあるのであまり使うことはない。フィルムカメラ用。
色強調系フィルタ: 赤、青、緑の各色だけを強調するフィルタや、グラデーションをのバランスを強調するフィルタ、人の肌色だけを強調するフィルタがある。
無色透明系フィルタ: 無色透明なので、一見するとただのガラスに思えるが、こういったタイプのフィルタには、紫外線をカットするUVフィルタや、人の肌の色を強調するフィルタなどがある。無色透明なため、レンズを保護するためのプロテクタとしても使われることが多い。
 
■参考     絞り シャッタースピード 色温度 ホワイトバランス  
 
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