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Tripper Next 活用術
第7回 『Tripper Next』をカードリーダとして使う
 
1. 普段からカードリーダのお世話になってマス
   
2. 『Tripper Next』をカードリーダとして使う
   
3. CFカード以外のメモリカードを使ってみる
   
   
  2005/01/26
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■普段からカードリーダのお世話になってマス
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●ビデオボードと携帯電話を買い換えました
   更新にチョット間が空いてしまいましたね。すみません。
 その間にボーナスシーズンを過ぎてしまいましたが、みなさんはいかがお過ごしでしたでしょうか。え、風邪もひかずに元気だった?あ”、健康とかのことでは無くてデスねぇ、カメラライフ、パソコンライフの方です。みなさんが狙っていらっしゃるデジ一眼も、安価なタイプや待望のメーカから新製品がリリースされたりしていましたから、ボーナスをつぎ込んで「やっちまったぁ」と叫んでいた方も多いのではないでしょうか。わたくしといえば、予算が足りずに新しいカメラの購入は見送りとなりました。とほほ。
   
●メモリカードが大活躍
 
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新しい携帯電話とメモリカード。携帯電話と侮るなかれ、CD-ROM並の512MBなんて大容量のメモリカードが使えるので驚きだ。購入したのは128MBだけれどね。(汗)
 
 代わりにというわけでもないのですが、年末に携帯電話を新しくしました。新しい携帯電話にしたのは、パソコンのメール転送などを気兼ねなくできるようにしたかったためです。目的は無事に達せられて軽快に使っているのですが、それだけでなくさらに福音がありました。それはメモリカードの活用です。メモリカードを買い足すときに思い切って128MBにしておいたんですが、容量に余裕があるので、携帯電話だけのデータだけでなくパソコンのデータもこれに入れて持ち運べるようになったんですよね。わたくしが講師をしている福祉専門学校のパソコンが新しくなって、教材のデータを移動する機会が多くなっていたのでホントに大助かりです。
 ところが、実は少し困ったことも。事務所のパソコンはいくつもあるので、メモリカードのデータを直接取り込めないこともたまに出てきちゃうんですよねぇ。カードリーダは、パソコン内蔵のタイプばかりなので、そのパソコンからLAN経由でデータを転送しなければいけません。面倒だなぁ、と思っていたのですが…、『Tripper Next』を活用すれば解決できるんですよ!すっかり忘れておりました。
 というわけで、今回は『Tripper Next』をカードリーダとして、どのように使えるかをレビューすることにしましょう。
   
■『Tripper Next』をカードリーダとして使う
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●『Tripper Next』はパソコンの周辺機器なのだ
 
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『Tripper Next』のCFカードスロットは「リムーバブル ディスク」として認識される。これは「マイコンピュータ」で確認することが可能だ。
 
 あれ、このタイトルって前回も使いましたね。(汗)
 前回は、パソコンのUSB2.0コネクタに『Tripper Next』を接続することによって、外付けのハードディスクとして使えるようになる、ということでこのタイトルを使いました。実は、このとき、CFカードスロットの部分もちゃんと使えるようになっているのです。使える、って、CFカードスロットのデータを『Tripper Next』に転送して、それをパソコンに読み込めるんでしょ、とお思いになるかもしれないですね。

 いやいや、『Tripper Next』は、そんな甘っちょろい仕様にはなっておりません。このCFカードスロットに、パソコンからダイレクトにアクセスすることが可能なんです。もちろん、スロットにセットされたCFカードのデータをパソコンに取り込んだり、逆にパソコンのデータをCFカードにコピーすることも可能です。まさにカードリーダのように使うことができるというわけです。なんだか、前回よりもより周辺機器としてのイメージが高くなった気がするのは、わたくしだけですかねぇ…。

   
●より便利に使うための「トリッパーツール」
 
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『Tripper Next』に添付されているCD-ROM。この中にマニュアルPDFと「トリッパーツール」が収録されている。
 
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「トリッパーツール」のインストールは、ウィザード画面の表示にしたがって作業を進めていけば良いので簡単だ。
 
  これで『Tripper Next』をカードリーダのように使えるわけですが、実際にカードリーダとして使うには問題があります。なぜなら、パソコンに接続した状態の『Tripper Next』にセットしたCFカードは、取り外すことができないのです。この状態でCFカードを取り外すと『Tripper Next』の故障のもとになったり、CFカードのデータを破損するおそれがあるのです。つまり、CFカードをセットしてデータの取り込みやパソコンからのコピーは可能なのですが、CFカードの交換ができないので、最初にセットした1枚しかこの作業ができないのです。他のCFカードから取り込もうと思ったら、パソコンを1回終了させてCFカードを交換し、再度パソコンを起動するということになります。これでは、カードリーダ「のように」使うことができても、カードリーダ「として」運用することができませんね。

 しかし、安心してください。『Tripper Next』では、カードリーダとして運用できるようなユーティリティが添付されているのです。このユーティリティは「トリッパーツール」といいます。「トリッパーツール」は、『Tripper Next』に同梱されている「セットアップCD-ROM」の中に収録されています。インストール方法や使い方などは、このCD-ROMの中にPDF形式で収録されているマニュアルに入っていますから、これを良く読んでから運用するようにしましょう。
   
●「トリッパーツール」を使ってカードを取り外す
 
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画面右下のインジケータ部分にTripperのアイコンが表示されているときには、CFカードスロットからメモリカードを取り外せる状態だ。
 
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メニューには、WindowsXP標準の「取り出し」とは別に追加された「カードの取り外し」の項目を選択する。

 
WindowsXP標準の取り出しメニューとは違って、安全に取り外せる状態になったことを知らせるメッセージが表示されるという親切設計だ。
 
 「トリッパーツール」をインストールしてパソコンを再起動すると、画面右下のインジケータ部分にTripperのアイコンが表示されます。これが、「トリッパーツール」が使える状態を表すもので、CFカードスロットからメモリカードを取り外せることがひとめで分かるというわけです。

 この状態で、「マイコンピュータ」を開いて、「リムーバブル ディスク」として認識されたCFカードスロットのドライブアイコン上で右クリックをします。すると、ショートカットメニューがポップアップされるので、この中から「カードの取り外し」を選びます。

 WindowsXPでは、リムーバブルディスクとして認識されたドライブのショートカットメニューには「取り出し」というメニューが表示されるようになっていますから、こちらを選択しないように注意しましょう。「カードの取り外し」をクリックすると「メディアを安全に取り外すことができます」というメッセージが表示されますので、「OK」ボタンをクリックして確認したあとCFカードスロットからメモリカードを取り外せばいいというわけです。このメッセージは当たり前のように感じるかもしれませんが、WindowsXP標準の「取り出し」を選んだときには、このメッセージは表示されません。しかも、「トリッパーツール」の「カードの取り外し」の方は、遅延書き込みの保護をしたあとに安全に取り外せる旨のメッセージを表示しますから、データの欠損などの心配がありません。

 これで、『Tripper Next』をカードリーダ「として」使えるようになるというわけですね。

   
■CFカード以外のメモリカードを使ってみる
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●アダプタを使おう
 
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SDカードも、アダプタにセットすれば『Tripper Next』のCFカードスロットにセットできる。
 
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メモリースティックDuoやminiSDカードは、さらにもうひとつアダプタにセットすれば『Tripper Next』に認識されることができる。
 さて、『Tripper Next』をカードリーダとして使い、わたくしの携帯電話で使っているメモリカードをパソコンに取り込んでみようとしたのですが…。

  当然ですが、携帯電話で使えるメモリカードがCFカードってことはないですよね。わたくしの場合はメモリースティックDuoでした。残念ながら『Tripper Next』のCFカードスロットにはセットできません。

  しかし落胆することはありません。こんなときには、変換アダプタをつかってCFカードスロットにセットしちゃえばいいんです。今回は、SDカードやマルチメディアカード、そしてメモリースティックをCFカードスロットにセットできるようになるアダプタを使いました。

  まずは、コンパクトデジカメで使っているSDカードから挑戦。アダプタにセットして『Tripper Next』のCFカードスロットにセットすると…。ちゃんとパソコンに認識させることができました。ほ。

  さて、いよいよ携帯電話で使っているメモリースティックDuoです。メモリースティックDuoをメモリースティックのサイズに変換するアダプタにセットして、それをさらにCFカードのサイズに変換するアダプタにセットして、これを『Tripper Next』のCFカードスロットに挿入します。これもしっかりパソコンに認識させることができました。アダプタを2つも使うのでなんとなく不安だったんですが、よく考えれば認識して当たり前のことなんですよね…。

 これで、事務所のどのパソコンでも携帯電話のメモリカードを活用できるようになるわけですなぁ。今までの苦労はなんだったんでしょう。とほほのほ…。みなさんも、「トリッパーツール」を利用し、ぜひ『Tripper Next』をカードリーダとして使ってみてください。

 次回は、『Tripper Next』のみでメモリカードのデータコピーに挑戦してみる予定です。お楽しみに!

   
 
 
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