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                      |  |  | スペシャル・マクロ・エッセイ 留美の接写させてぇ!
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                              | 三つ目様のお通りだい!(前編) | 2004/9/22 |  |  |  
                  
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                          眼下にたくさんの人が行きかう様子を静かに見下ろしている。街頭ビジョンには、「ゆず」の出たばかりの新曲用PVが映し出されているけど、あの岩沢の伸びのあるハイトーンボイスは、厚いガラスに遮られているせいでまったく聞こえない。その代わり、私の耳には、大人のために作られたストリングスのアンサンブルが心地よく響いている……。窓外から視線を移すと、重厚感のある木目のテーブルにはガラス製のティーポットとローズマリー柄のティーカップ。そして、ハーブティーの飲み頃を白砂の落下で教えてくれる砂時計……。そう、私はめずらしく独り。都会の中にあって、その喧騒からは解かれた場所、ホテルの瀟洒なカフェでもの思いに耽っているの……。 
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                                  |  | 砂時計って、時間の経つのも忘れて見惚れてしまうわ。時計を見ているのに変な話よね。 |  |  
 
 
 
 
                          な〜んて、ホントは「マクロエッセイ」の〆切がせまっているのに、まだネタが浮かばなくて悩んでいるだけなのさっ! それでね、何のテーマで書こうか、ホテルのカフェであーだこーだハーブティーを飲みながら考えていたのよね。某髭だるまは、「毎回土曜日が原稿〆切だからね!遅れたらHTML化も遅れるよ!」なんて脅かされてるし…。あ〜、ハーブティーの飲み頃になるまでの優雅な時間を告げるはずの砂時計が、死刑執行の刻限を告げる時計に見えるわ! 
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                                  |  | 女性しか撮りたがらないあの髭だるまが、珍しくノリノリで撮ってた羽根田倫記くんの写真。なんか怪しいわ。 |  |  
 もうこうなったら、何が何でも………。そうだ、タロット占いが得意な俳優の羽根田朋樹くんを呼び出して、占いでもしてもらいながら、お話して楽しもうっ!
 
 羽根田朋樹くんは私の事務所の俳優なんだけれど、なかなかのイケメンなのよ。独りでクヨクヨポヨポヨ悩んでいてもしょうがないから、タロット占いも出来て聞き上手の彼を呼び出しちゃおうっていうコンタンなの。思い立ったら吉日、早速メールしてみよっ!
 
 
 
                           
                            |  | 今日、何してる? |   
                            |  | 今日は、友達とルミネTHE吉本を観にいきます。それまではヒマ人です! 何かありました?
 |  滅茶苦茶すばやい返信があったと思ったら、道理でヒマだったのか、ハハハ…。 でもさすが役者だけあって勘が鋭いのよね、何か察している様子だわ。
 
 
 
                           
                            |  | 相談があるのよ。カード持ってきてくれる? |   
                            |  | いいですよ〜 |  やった〜! 交渉成立。 んじゃ、会社の将来でも見てもらおうかな。それと、今後の私の色恋沙汰でも…フフフのフ。あっ、一応うちの商品の役者にそんなこと占ってもらうのはマズイか…。でも聞いてみたいっ(ホンネ)なんて独りニマニマしていたら、そこへ朋樹参上! って、忍者ハットリ君みたいな言い方しちゃったわね。あ〜ん、また話がそれちゃった。ニンニン??? そりゃそうと、朋樹くんのタロット占いって、ほんっと当たるのよ。彼はプロの占い師にその能力を見出されて、今じゃ職業占い師としても活躍してるのよ。私も今までタロットカードやマナカードを通していろんなアドバイスをしてもらっているのよね。そう考えてみると、私って結構占い好きなのかもしれないわ。同じことでずっと悩んでいてもすっきりしないし、自分整理のためにも、そんな時は第三者の意見を聞くのもいいんじゃないかってね。
 
 
 
 占いっていえば、今から5〜6年前だったかしら、確か銀座を歩いているときだったと思うんだけれど、人ごみのずっと向こうの方からすごい勢いで私をめがけて歩いてくる女性がいたのよ。え、何? と思っていると「あなた、ちょっとお時間ある?」って声をかけられたの。
 怪しいわっ! 彼女はきっとキャッチセールスか新興宗教の勧誘よ。気をつけなけりゃって、いつもなら、さっさと逃げちゃうんだけど、この日は何だか気になって足を止めてしまったの。すると
 
 
 
                           
                            | 女性 | あなた、目が三つあるわ |   
                            |  | いえ、私の目は二つきりです。今朝も鏡で確認したし… |   
                            | 女性 | そうじゃないのよ、普通の人には見えない第三の目があるのよ |  と言って私のおでこを指差したの。いきなりの妙な発言にびっくりする私。
 
 
 
                           
                            | 女性 | びっくりさせちゃってごめんんさい。これ心眼相というのよ。 遠くからでもはっきり見えたから…
 |  なによなによ、心眼相だなんて、やっぱり新興宗教の勧誘なのね。これから水晶玉でも売りつけられるのかしら、それとも私がとってもキュートだからって、どこか遠い異国の花街にでも売り飛ばすつもりなのかしら…。
 
 
 
                           
                            | 女性 | あなた自分でお仕事なさってる? |   
                            |  | は、はい… |   
                            | 女性 | 人前に出るお仕事でしょ。すごくいいわ。人気運があるからこれからも頑張ってね!必ず成功するわよ。じゃぁね、さよなら |   
                            |  | ……(あっけにとられる私) |  いくら私が占い好きだからって、いきなり現れて勝手に人のこと占って去っていくなんて、彼女はいったい何者? キャッチセールスでも新興宗教の勧誘でもなかったようよ。なんだったのかしらいったい。
 
 あら、ページの余裕がなくなったわ。この続きはまた次回ね。私の三つ目の秘密についてもっと詳しくお届けするわっ! お楽しみに! (ぜんぜんお楽しみじゃないかもね)
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