このコンテンツのトップページへ 実践!デジカメ生活の快適化
Tripper Next 活用術
第6回 パソコンと接続
     〜変更したファイルだけを自動更新〜
 
1. 嵐の中、F1を観に鈴鹿まで強行突破!
   
2. 『Tripper Next』をパソコンに接続してみよう
   
3. パソコンにつなげて、こんな使い方もしてます
   
   
  2004/10/27
Click で拡大
 
■嵐の中、F1を観に鈴鹿まで強行突破!
ひとつ前のページに戻るこのページのトップへ
●「鈴鹿」に行ってきたゾ
   鈴鹿に行って参りました。そう、あのF1日本グランプリを観戦してきたのです。しかし、行くまで大変でしてねぇ…。今年は大型だの強力だのと冠の着いた台風がバンバンきましたが、その中のひとつ台風22号が上陸したもんで…。なんたって、前代未聞の予選順延になってしまって予選と決勝を1日で行うというありさま。それを受けて金曜夜の高速道走行を見合わせて、土曜朝からの鈴鹿行きに切り替えたのですが、これが台風の上陸とバッチリ重なってしまいまして、ものスゴイ雨と風の中の強行突破を敢行することになっちゃいました。結果的には、通行止めになった箇所も寸前で通り抜けることができて、無事に予定通りに鈴鹿にたどり着いたのですが、風にあおられるハンドルを制御するのに力を必要としたために、腕がパンパンになってしましました。とほほ。
   
●撮影した画像はもちろん『Tripper Next』へ
 

 今回で鈴鹿は3回目だったのですが、いやぁ何度行ってもあのF1サウンドは良いですねぇ。しかも、HONDAのコクピットに日本人が座る、さらに表彰台も狙えるかも、なんてなったら、もう盛り上がらないわけがないですよねぇ。パンパンになった腕をだましながら、慣れない流し撮りをバッチバチと繰り返してウキウキしておりました。もちろん、CFカードが満杯になるとサッと『Tripper Next』を取り出してデータを移動して、またバッチバチ…。期待の佐藤琢磨選手は4位と大健闘してくれたこともあって、ニコニコ顔で我が家で帰路についたのでした。

 我が家に戻ったら、早速『Tripper Next』をパソコンに接続して、撮影した写真をチェック、ですよね。珍しくちゃんとフレームの中に入っている写真を観ては、またニコニコ顔…。おっと、そういえばまだ『Tripper Next』をパソコンに接続したレポートをして居ませんでしたね。では、今回は『Tripper Next』をパソコンに接続するレポートをお届けしましょう。

   
■『Tripper Next』をパソコンに接続してみよう
ひとつ前のページに戻るこのページのトップへ
●『Tripper Next』はパソコンの周辺機器なのだ
   『Tripper Next』の特徴は、単体でCFカードのデータをバックアップ可能なことです。このため、外出先での使い勝手とか、いかに短い時間でデータがバックアップできるとか、バッテリ駆動の長さとか、そんなことに目がいきがちです。
 けれども、『Tripper Next』は、ちゃんと立派なパソコンの周辺機器なのです。パソコンの周辺機器なのに、パソコンが無くても単体で使えるから「スゴイ!」と云われているわけです。ですから、パソコンの周辺機器である、という本道を忘れちゃぁいけません。
 ということで、『Tripper Next』をパソコンに接続して使ってみることにしましょう。
   
●USBポートに接続するだけ!
 
Click で拡大
まずは、「新しいハードウェアが見つかりました」というメッセージと共に「USB大容量記憶装置デバイス」と表示

Click で拡大
下のメッセージが「Aska Tripper Next-HDD USB Device」に変わる。

Click で拡大
さらにメッセージは「ディスク ドライブ」に変わった後「Aska Tripper Next-CF USB Device」へ。これは、CFカードスロットだ。

Click で拡大
WindowsXPが『Tripper Next』を周辺機器として認識し、フォルダを表示するかというメッセージを表示したところ。これでパソコンからも『Tripper Next』にアクセス可能だ。

Click で拡大
WindowsXPが『Tripper Next』を周辺機器として認識し、フォルダを表示するかというメッセージを表示したところ。これでパソコンからも『Tripper Next』にアクセス可能だ。
   『Tripper Next』をパソコンで使うためには、『Tripper Next』のUSBコネクタとパソコンのUSBコネクタとを『Tripper Next』に添付されているUSBケーブルで接続してあげるだけです。
  
  特にWindowsXPに於いては、前準備も必要なければ、使えるようになるまでも何もする必要はありません。ただ、ボーっとパソコンの前でたたずんでいるだけでOKです。もちろん、パソコンはあくせく働いてくれていて、インジケータにそのことを自己主張してくれますから、これを眺めているのがいいのかもしれません。インジケータというのは、時計が表示されている辺りのことです。では、『Tripper Next』を接続してから使用可能になるまでのインジケータの模様を実況中継することにしましょう(右画面)。

 まず、『Tripper Next』をパソコンのUSBコネクタに接続すると、インジケータには「新しいハードウェアが見つかりました」と1行目に太字で、そして2行目に普通の字で「USB大容量記憶装置デバイス」と表示されます。そのまま放っておくと、2行目が「Aska Tripper Next-HDD USB Device」という表示に変わります。

 うむむ。メーカーだけでなく機種名まで特定するとはなかなか賢い…。感心しているうちに2行目が「ディスク ドライブ」に変わった後「Aska Tripper Next-CF USB Device」という表示に。これは、CFカードスロットをWindowsXPに覚え込ませているところですね、きっと。

  やがて2行目が「新しいハードウェアがインストールされ、使用準備ができました。」という表示に変わったと思ったら、画面に『Tripper Next』のフォルダを開いてファイルの表示を行うかどうかというメッセージが出てきて使用可能状態になったことが分かるようになります。

  あとは、「フォルダを開いてファイルを表示する」を選べば、『Tripper Next』の中へアクセスできるというわけです。ちなみに、このとき「マイコンピュータ」を観てみると、「ハードディスクドライブ」の項目にしっかりと『Tripper Next』が表示されています。

   
●USB1.1だと少し文句を云われるが…
 

 先ほどのパソコンは、最新のノートパソコンで、USBポートはUSB2.0に対応したモノです。では、少し古いパソコンだとどうでしょうか。これらのパソコンはUSB1.1しか装備されていません。このときも問題なく簡単に使えるようになるのでしょうか。では、この古いパソコンに接続してみましょう。
 USB1.1しか対応していないパソコンに接続してみると…。げげ、画面には、ビックリマークと共に「高速USBデバイスが高速ではないUSBハブに接続されています。この問題を解決するには、このメッセージをクリックしてください。」というメッセージが。がちょーん、と固まったままでいると、やがて先ほどと同じようにインジケータの表示が「Aska Tripper Next-HDD USB Device」や「Aska Tripper Next-CF USB Device」に変わって、やがて画面に『Tripper Next』のフォルダを開いてファイルの表示を行うかどうかというメッセージが出てきて使用可能状態になりました。『Tripper Next』にアクセスしてみると、問題なく使えます。

 ちなみに、このメッセージは、2度目以降も接続したときには表示されます。では、このメッセージをクリックしてみましょう。すると、「高速ではないハブに接続している高速USBデバイス」と題されたウィンドウが表示され、その下部には「USB大容量記憶装置デバイスは速度が落ちた状態で機能します。最高のパフォーマンスを得るには、このコンピュータに高速USBホストコントローラを追加する必要があります。」というメッセージが。そんなの知っとるわーい。ですから、USB1.1しか装備していない場合は、無視してそのまま使ってしまえばOKです。

   
■パソコンにつなげて、こんな使い方もしてます
ひとつ前のページに戻るこのページのトップへ
●「ブリーフケース」ってご存じ?
 
Click で拡大
USB1.1コネクタに接続するとビックリマーク付きの警告メッセージが表示される。
なお、インジケータが画面の上に表示されているのは、著者がいつもはこういう環境に変更して使用しているため。
 
Click で拡大
クリックしてみると「USB大容量記憶装置デバイスは速度が落ちた状態で機能します。最高のパフォーマンスを得るには、このコンピュータに高速USBホストコントローラを追加する必要があります。」とのメッセージ。分かってるっちゅーの。
 
 わたくしは、事務所で、自宅で、教鞭をとっている専門学校で、と、常時いくつかのパソコンを使っております。このとき、それぞれの場所で違ったファイルを編集していることよりも、ひとつのファイルを持ち歩いていることの方が多いです。例えば、今読んでいただいているこの原稿も、各地でさまざまなパソコンで少しずつ編集を重ねて完成している、という具合なのであります。この移動の際にも、『Tripper Next』を活用し、連れ歩いているわけです。つまり、わたくしは、事務所にあるメインのパソコンのさまざまなフォルダから『Tripper Next』にファイルをコピーして、各地で編集し、再び事務所にメインのパソコンに戻しているんであります。

 ところが、どのフォルダからコピーしたかなー、なんていう事態がたまに発生しちゃうんですよね、頭悪いもんで…。というか、編集したファイルがいくつもあると、それぞれのフォルダを探して戻すのが面倒になってしまうときがあるんですよ。ですから、頭悪いもんで、というよりも無精なだけなのですけれどもね。
 そこで活用しているのが「ブリーフケース」です。このブリーフケースは、Windowsの標準機能として用意されているのはご存じでしょうか。デスクトップで右クリックしたときに表示されるポップアップメニューやフォルダを開いているときのファイルメニューの「新規作成」という項目の中に入っているので確認してみてください。このブリーフケースにコピーしたファイルは、他のコンピュータで作業して書き換えたりした場合、同期をとると最初のコンピュータに入っているファイルも自動的に変更してくれるというものなのです。便利でしょ。

   
●ブリーフケースを『Tripper Next』に作ってファイルをコピー
 
Click で拡大
「ファイル」メニューの「新規作成」から「ブリーフケース」を選択。

Click で拡大
「新規ブリーフケース」ができあがる。ちなみに、好きな名前に変更しても良い。
  では、このブリーフケースを使ってみましょう。


 まずは、ブリーフケースを『Tripper Next』の中に作ります。これは、右クリックのポップアップメニューやファイルメニューの新規作成にある「ブリーフケース」を選択すればできます。ブリーフケースができたらこれを開いて、この中にファイルをコピーします。このとき、さまざまなフォルダからバンバンとコピーしちゃいます。メインのコンピュータとフォルダ構造を同じようにして分類が分かるようにしよう、などという面倒なことは考えずに無作為にコピーしちゃいます。


  やらなければいけないことは、このブリーフケースに押し込んでしまうので、ToDoリストとしても活用していますね、考えてみると。で、準備はこれだけ。あとは、外出先で『Tripper Next』を接続し、ファイルに変更を加えて編集しちゃいます。
   
●再度接続して同期を取ってみると…
 
Click で拡大
ブリーフケースを開いてこの中にドコドコとファイルをコピー。ちょっとしたToDoリストといった感じになる。

Click で拡大
ブリーフケースのアイコン上で「すべて更新」を選択する。

Click で拡大
内容をチェックしたら「更新」をクリック。ちなみに、更新しないようにスキップする設定に変更することも可能だ。

Click で拡大
ファイルをチェックしてみると、先ほどの内容に追加編集されているのが分かる。
 帰ってきたら、『Tripper Next』をメインで使用しているパソコンに再び接続します。


  先ほどのブリーフケースのアイコンが表示されている状態にし、そのアイコン上で右クリックをします。


  ポップアップしたメニューの中に「すべて更新」があるので、これを選択します。


  すると、変更したファイルを表示して、変更を行う旨のメッセージが表示。ウィンドウ下に位置している「更新」ボタンをクリックすると、元あったそれぞれのフォルダにファイルのコピーが行われるのです。


  ホントかなー、と思ってコピー元であるはずのファイルを開いてチェックしてみると…なんと他のパソコンで編集した変更がちゃんと反映されているではありませんか。


  今までは、それぞれのフォルダを開いてエッチラオッチラ何度も何度もコピーを行っていたのですが、ブリーフケースを使うようになってからは、そんな面倒なことはしなくても良くなったんです。
   
●もちろん画像ファイルをブリーフケースに入れてもOK
 

 今回は、変更が分かりやすくなるようにテキストファイルで説明しましたが、もちろん画像ファイルだって同じことが行えます。『Tripper Next』の画像ファイルとなると、数字でフォルダ管理をしていることも多く、元のフォルダがどこだったか忘れてしまうこともたびたびあったのですが、今ではそれが一切無くなりました。もし、同じようなことで面倒を感じていた方がいらっしゃいましたら、ぜひお試しになってみてください。ホントに便利ですよ。

次回は、『Tripper Next』をカードリーダとして使用するところをレビューする予定です。お楽しみに!

   
 
 
  このページのトップへ
 

     
 
 

     
 
Presented by
飛鳥のWEBサイトへ
Created by
サンタ・クローチェ
トライセック
リンクについて
著作権について
プライバシーポリシー