【持ち運びも快適なTripper mini】 標高2000m弱の高原でも元気に活躍してくれる『Tripper mini』。小さいので持ち運びがグッと楽になりました。あ、ちなみに防水仕様にはなっていませんので、みなさんはこんなふうに『Tripper mini』を雪の上にほうり出すようなことはしないようにお願いしますね。(汗)。
途中の駐車場といっても、標高2000mに少しだけ足りないといった場所で、冬のシーズンはスキー場になっているようなところです。ここまできたのに、ふもとまで引き返すのももったいないぞ、ということで、急きょ散策と相成りました。ちょうど、目的地におあつらえ向きの滝が歩いて30分のところにあるようです。ということで、レッツゴー。 歩き出したのはいいのですが、結構な山あり谷ありの道程。これにカメラを首からさげて、ですからなかなかたいへんです。あー、ちなみに服装はスキーウエアなんですわ、これが。わはははは。荷物を少なくするために、清里を出るときからスキーウエアなんですよね。これで、以前のTripperを携帯しようものなら、ポケットがパンパンになって、取り出すのも難儀でした。なんたって、ベルトをしていないスキーウエアですから、キャリングケースを固定することができないので、ポケットに入れるしかないためです。でも、『Tripper mini』は小さいので、ポケットにサクッと収まりました。持ち運びはもちろんのこと、出し入れもスムーズに行うことができたのはうれしかったですねぇ。『Tripper Next』のときは、こういってはナンですが一苦労、の感がありましたから。いやぁ、やっぱり小さい方が良い! おっと、いきなり使用記に入ってしまいましたね。いやいや、急がずに順を追ってレビューしていくことにしましょう。前回は外観の感想を述べましたから、今回は、操作に関する項目からです。
そんなわけですから、『Tripper mini』の電源をオフにするときには、オンにするときとおなじように1〜2秒、長めに電源ボタンを押してあげます。メニュー画面が反転表示になりますが、ビックリせずにそのまま押し続けていると、「お疲れ様でした」というメッセージが表示されますから、それまで押していましょう。この画面が表示されたら静かに『Tripper mini』がオフになります。
せっかく標高2000mでも持ち歩いたのですから、実際に使ってみたときの感想も少しだけ。
気がついたのは、バッテリのもち時間ですね。とはいっても、『Tripper Next』のときもバッテリを使い切ってしまうほど、酷使したことはないのですが。しかし、『Tripper Next』のときは、意外に早く電池が少なくなるマークに変わってしまったのです。そのあとも、その状態で結構長く使い続けることができましたし、外づけバッテリも携帯していたので、さほど気にすることは少なかったのですが、『Tripper mini』ではバッテリが少なくなるマークに変わることはありませんでした。ふだん『Tripper Next』を使っているのと同じくらいの頻度でバックアップを行っていたのにもかかわらず、です。小さくても力持ち、という感じがしましたよ。 バックアップ時のスピードについては、特に変化を感じませんでした。でも、よく考えると、実はこれも特筆してもいいことですよね。小型化しても、『Tripper Next』と同じような速度でデータが転送されているわけですから。少なくとも、『Tripper Plus』のときのようなイライラを感じることはなかったです。
ただ、今までのTripperシリーズとはコネクタ形状が異なっているので注意してください。『Tripper mini』では、ミニUSBタイプ5ピンとなどと呼ばれる、通常よりも小さいコネクタが採用されています。もっとも、『Tripper mini』を購入すれば、ミニUSBコネクタタイプのケーブルが添付されているので心配はいりません。ただし、旅行の時や友人の家でパソコンと『Tripper mini』を接続するときには、ふつうに使われているUSBケーブルでは接続できませんからね。
小さくなった『Tripper mini』ですが、機能やスピードは今までのままで、ボディーサイズがギュッと小さくなった、というのが感想です。しかも、バッテリのもちは今までよりも長いですし、少し苦言を呈しましたが使いかっても決して悪いわけではありません。なによりも、気軽に持ち運べるようになりましたし、冒頭でも書きましたが、取り出すのも苦ではなくなったのは、わたくしにとって大きいメリットです。今までは、キャリングケースから取り出して操作するのが難儀だったりして、「まぁもうチョット撮影してからバックアップしよう。」なんて考えることもよくあったのですが、今はポケットに忍ばせて、チョット出してバックアップしちゃう、なんて使い方に変わってきましたから。
今まで使っているTripperの空き容量が無くなってきたり、もっと撮影時の荷物を軽くしたいなぁ、なんて考えている人には、断然オススメの商品です。ぜひ、『Tripper mini』のユーザになってみてくださいませ。