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トリッパーシリーズ 活用術
第1回 Tripperってなに?
 
1. デジカメの画像がカードから溢れちゃう
2. 救世主登場『Tripper Plus』

3.

コンパクトフラッシュでなくてもOK! SDでもスマメでも
4. 外付けハードディスク「画像ライブラリ」としても使える
5. 「音楽ライブラリ」としても使える!?
   
   
   
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■デジカメの画像がカードから溢れちゃう悩み
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 デジカメのメリットのひとつに「撮影に失敗してもお金がかからない」という点がありますね。今までのフィルム式のカメラで失敗した場合には、フィルム1コマ分や現像した写真1枚が使えないことになってしまうため「あーっ、もったいないことをしたぁ!」と嘆き悲しむことになっていたわけです。ところが、ところが。デジカメであれば失敗した画像は知らんぷりしてプリントアウトなどをしなければ出費はありません。そんなわけで、広角に望遠、フラッシュを焚いたり、はたまた三脚で固定してシャッタースピードをゆっくりにして撮影するなど、1つの風景や対象物に対してバッチバチとシャッターを切りまくっています。旅行のときの集合写真も3枚とか4枚とか撮ってしまうことになりますが、でもなんといってもこれこそがデジカメの醍醐味ですからねぇ。
 と、ところが。ところがです。最近のデジカメは画素数が多いためかあっという間にメモリカードがパンパンになってしまいます。団体で遊びに行ったときなど、後々プリンタで印刷することを考えると、圧縮率の低いモードで撮影しておきたくなっちゃいます。しかも、わたくしが使っている『CAMEDIA E-10』は、画像データの大きいこと、大きいこと。もちろん、不要な画像は前略御免くださりませ、とばかりにメモリカードから消去してしまえばいいんでしょうけれど、そういう作業をしているときに限ってナイスなシーンを撮影し逃しちゃったり、はたまた大事な画像を消しちゃったりして真っ青になってしまうんですよねぇ。そうすると、泊まりがけで遊びに行ったときなどは、もう1枚カードを買い足さなきゃだめかなぁ、なんて思うことも…。でも、そう思うときは年に何回かなんですよね…。

 
■救世主登場『Tripper Plus』
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 そんな悩みを抱えているときに巡り逢ったのが、飛鳥の『Tripper Plus』という周辺機器。これは、USB/USB2.0インタフェースで接続する外付けタイプの2.5インチハードディスクです。しかし、普通の外付けハードディスクとは違って特別な機構を備えています。それは、CF(コンパクトフラッシュ)カードスロットを装備しているのです。そのため、デジカメで撮影した画像をCFカードから『Tripper Plus』のハードディスクに高速にコピーすることが可能なのです。しかも、しかも、このCFカードからハードディスクのコピーをおこなう際に、パソコンを使わなくてもOK、という驚きの機能が装備されているのです。そう、この『Tripper Plus』さえあれば、パソコンを持ち歩かなくてもデジカメのCFカードからバンバン画像データのコピーが可能になるのです。
 あ。この説明だけではパソコンを持ち歩くのに比べてどれくらい楽なのかが分かりにくいですね。では、外観などを紹介していきましょう。

ちょうど男性の手のひらにスッポリと収まる程度の大きさ。ハードディスクが入っているが「重い」という感じはしない。
電源スイッチはスライド式で、モバイル時でも誤操作をしないように工夫されている。
液晶モニタは日本語表示で分かりやすい。メニューは、液晶モニタ下の2つのボタンでおこなう。
CFカードスロットはサイド面に装備されている。
CFカードの挿入は、こんな感じでおこなう。

 『Tripper Plus』のサイズは、91(W)x 138(D)x 33(H)mm。文庫本より二回りくらい小さめのサイズですが、液晶モニタとCFカードスロットの装備のためか、若干厚みが大きいように感じられます。ただ、手のひらに収まる大きさなので、持ったときのホールド感は上場です。重量は約300gで、持つと程よい重量感を感じる程度で持ち運んでも苦にはならないような重さです。また、機器全体がメタリック塗装されているので、とても質感が高く感じられます。


 スイッチは、『Tripper Plus』を正面から見たときの上面に装備されています。スライド式のスイッチなので、誤操作が防げるようになっています。








 正面の中央に液晶モニタが装備されていて、ここにさまざまな情報やメニューが表示されます。内容は日本語で表示されるので、初めて『Tripper Plus』のような周辺機器を扱うような場合でも戸惑うことなく扱えるように工夫されています。メニューは、液晶モニタ下の4方向に選択できる十字ボタンとその右の丸いボタンでおこないます。ボタンは、しっかりとクリックできるようになっていて、選択したときの感覚がハッキリとわかるようになっています。


 CFカードスロットはサイド面に装備されています。横にある黒いボタンでイジェクト取り出しをおこなうことができます。CFカードスロットは、TypeIIに対応しているので、マイクロドライブをスロットにセットしてデータをコピーすることも可能です。

 
■コンパクトフラッシュでなくてもOK! SDでもスマメでも
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 「ウチのデジカメはCFカードタイプじゃないからメリットは無いや」と思っている方も居るかもしれません。でも大丈夫。アダプタを使用すれば、他のカードも使えるようになるんです。アダプタはCFカードタイプのサイズでないとダメですが、これがあれば、スマートメディアやSDカード、メモリスティックからでもバンバン『Tripper Plus』にコピーできるようになります。もちろん、パソコン不要で『Tripper Plus』単体での動作が可能です。

 
■外付けハードディスク「画像ライブラリ」としても使える
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 「ウチのデジカメはそんなに高い画素数ではないから、外出先でメモリカードが満杯になって困ったことなんかないよ」という方もいるかもしれません。実は、そんな方にもこの『Tripper Plus』はお薦めなのです。というのも『Tripper Plus』は、パソコンに接続しているときには、普通の外付けハードディスクとして使うことも可能だからです。普通のハードディスクとして使用してどうするのかというと、画像専用ハードディスクとして運用してしまうのです。というのも、画像の保存とその活用って意外に厄介なものだからなんです。例えば、パソコン内蔵のハードディスクに画像を保存しておいた場合は、Windowsがクラッシュしたときに画像を取り出すのに大騒ぎになったりします。CD-RやMOで画像は保存している場合では、画像を記録してあるメディアが何枚も何枚もあったりして、目的のメディアにたどり着くまでが結構手間だったりします。例えば、わたくしのように行きつけのペンションがあったりすると、CD-Rのラベルがみんな「清里」になっていたりしちゃうんですよねぇ。もちろん、撮影日くらいは書いてありますが、探し出したい画像を撮影したのが、4年前だったか5年前だったか、なんて、はっきりとは覚えていないもんです。そうすると、目的の画像が無かった度に、メディアをドライブから取り出したりケースにしまったり、そして他のメディアをセットしたりと、もう大騒ぎになってしまいます。しかし、ハードディスクならメディアを交換する必要がないので、昔の画像だろうが最近の画像だろうが、Windows上でサムネイル(縮小画像)を観ながら簡単に探し出すことができるわけです。しかも、外付けのハードディスクですから、Windowsがクラッシュしようが、パソコンがハード的にトラブルを起こそうが、まったく影響はありません。

持ち運びしなくとも、画像専用ハードディスクとして使用すると、システムクラッシュなどの障害対策や目的の画像を探し出すときにも便利に活用可能だ。

 代替のパソコンとか新しく購入したパソコンのUSB1.1/USB2.0コネクタに接続するだけで、元の環境が取り戻せちゃいます。もちろん、友人の家に遊びに行ったときも、そこにあるパソコンに接続すれば、フォト鑑賞会が簡単におこなえちゃうというわけです。しかも、USB2.0を装備しているパソコンなら、高速にデータ転送が可能ですから、画像を扱うときのストレスも最小限で済むというメリット付きです。

 
■「音楽ライブラリ」としても使える!?
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   また、変わった使い方として音楽データを持ち運ぶ、なんてこともしています。実は、『Tripper Plus』は、CFカードからデータを吸い出すだけではなく、CFカードへ『Tripper Plus』のデータの一部をコピーすることもできるんです。あ、もちろん、パソコン無しの単体の動作で可能ですからね。わたくしは、外出したときにMP3データに変換した音楽をPDAを使って聴いているんですが、出先に行ったときに用意していた楽曲とは違うものを聴きたくなるときって多いですよねぇ。特に、景色が素晴らしかったりすると、すぐに感化されちゃったりしますから。しかし、音楽データってデジカメのデータとは比較にならないほど容量が大きいのです。したがって、カードが何枚あっても足りない、というような状況が起きてしまいます。


『Tripper Plus』は、CFカードへのデータ転送も可能。PDA(左)とCFカード1枚では限られた楽曲しか楽しめなかったのが、Tripper Plusのおかげで数十倍の楽曲から好きな音楽をチョイスできるようになった。

 以前は、諦めて心の中とは場違いな楽曲に耳を傾けるしかなかったのですが、今は『Tripper Plus』が大活躍しています。あらかじめたくさんの楽曲を『Tripper Plus』に転送しておいて、うーんこれだ、というものをCFカードにコピーすれば、心に響く楽曲に耳を傾けて思わずほろりと涙…、なんてことができるようになったからです。
 本来の特長とはチョット変わった使い方ですが、工夫次第によって活用の範囲はどんどん広がっていきます。そんなナイスな周辺機器が『Tripper Plus』なのです。
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