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2005年 10月 3日 月曜日 |
講演してきました。照明フォーラムで。 |
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回の日記で照明フォーラムでの講演の話を書いたが、今日、10月3日がその講演の本番だった。講演で話すテーマはとっくに決まっていたのだが、忙しいのも手伝って、講演の詳細決定は本番前日までお預け状態だった。で、まぁ、いつものようになんとかなるだろうっていうことで、前日の夜に飯を食いながら頭の中で台本を作っていたのだが、やっぱりスライドを使って説明した方がわかりやすいだろうなあ、なぁんてことを、いまさらながら思いついて、22時くらいからスライド作りにとりかかった。やりだすと凝りだす性格はガキの頃から変わらずで、結局、完成したのが本番当日の午前8時。そういえばリハーサルが午前11時からだったのだ。慌てて仕度を始める髭。そういえば予想では女性客が多いとのこと。んなら、久しぶりに髭でも剃るか…と、どこが慌ててるんだ、俺。
場である「文京シビックホール」についたのがジャスト11時。そこで気が付いたのだが、前もってもらっていた駐車票を忘れてきてしまったことに気づく。同乗していた澤口留美に頼んで再発行の駐車票をもらいに行ってもらってる間に、車の中で個人的なリハーサル。これを話して次にあれで、そんでもってそういって、最後はこんな感じでフィニッシュ。うんうん、スタグラの宣伝もしっかりやっといてと…。と、まぁそんな感じで個人リハは完璧。と、そこへ駐車票を持った澤口がやってきて会場入り。
ハもうまくいって、さぁ昼飯だぁと楽屋に向かって歩いていたら、リハでの髭のバカっぷりを見ていらっしゃった照明学会の幹部の方から呼び止められ、「あの調子でお客さんをぜひ笑わせてくださいね」と耳打ち。まぁ任せてください。得意技ですからと軽口を叩く髭。昼飯を食った後は、ティミーさんにメイクしてもらっている渋谷真理子を横目に、誰もいない楽屋へ忍び込んで昼寝としゃれこんだ。
スティーローダーのティミー西村さん講演も終わって、髭の番がやってきた。髭の持ち時間は 50 分。ちと長いなぁと思いながらステージへ。簡単なプロフィールを(長時間)話して、次にスライドを使った光と写真の解説に進み、ある程度のところで、ストロボをカメラに装着してバウンス発光の解説…とこうなる予定だったのだが…………ストロボを手にした途端、突然のように左足がつり出した。
い。果てしなく限りなく痛い。痛くてカメラのアクセサリーシューにストロボを付けるのももどかしい。早く治ってくれ〜と心で懇願しながら平静を装う髭。さっきまで照明の暑さのせいで流れていた額の汗が冷や汗に変わる。なんとかストロボを付け終って…(確かに付けたと思っていた)…痛さに耐えながらも気を取り直して、さぁ、バウンスの解説を始めるぞぉ〜っと、渾身の力を振り絞って、観客席を振り返る髭。その髭の、脊椎を中心にした回転運動による体制変化が生み出した遠心力=ストロボの質量 約 500g × 髭の回転運動の半径約 45cm × 角速度 約 3π rad/s の2乗の力が加わった愛しのストロボは………………。
飛んだ……。
舞台袖まで飛んだ…。
袖まで飛んで……
壊れて消えた………。
の中は、買いたての白レフ状態…。思わず観客席に向かって放心状態をさらけだす髭。観客席は失笑の海…。照明学会の幹部さんも、こういう笑いを取れとは言ってない。左足はまだつってる。仕方ないので「足がつりました」と言う髭。観客席の笑いは嘲笑に近づいていく……。
んなわけで、その後は予定に入っていた撮影の実演すらも忘れて、ただスライドの説明に没頭した髭。はっと我に返ったときは予定時間を十数分もオーバーしていて…。慌てて講演を打ち切る髭…。スタグラの宣伝も忘れてしまった……。
はぁ〜。
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渋谷真理子の写真をサンプルにして、室内照明を使った撮影の解説をする髭。おっと、この日は髭がありませんでしたね…。 |
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ステージ用の照明機材を室内照明に見立てて、逆光での撮影方法を実演する髭。正直言ってかなり無理があった…。(というか、実は本番でこの実演を忘れてしまった髭だったのだが、スタッフの心優しい配慮のおかげで、フォーラム終了直前にあらためてやらせてもらったのであった…) |
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ティミー西村さんとのトークセッション。しかしなんじゃこの髭の顔は、まるで太った田中○衛さんじゃないの。ちょっとしゃべりすぎてしまった髭…。終了後、澤口から「ほんっとに、よくしゃべるねぇ〜」と言われた。あんたほどじゃないよと言いたい。 |
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楽屋でティミー西村さんにメイクしてもらっている渋谷真理子を、澤口留美が撮ったもの。渋谷も澤口もティミーさんのファンになってしまったそうだ。確かにあの紳士的で気さくな性格は男でもファンになるかも。 |
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了後の打ち上げで、来場者のアンケートを見せてもらったのだが、概ね好評だったのが唯一の救い。そういえば、本サイトの読者も来ていただいてたのが…嬉しかったというか、あんな場面をお見せして恥ずかしかったというか、とにかくはちゃめちゃで複雑な心境の一日だった。 |
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