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デジカメ用語集
 
■読みかた     しょうてんきょり 〜 focal distance  
 
■意味     レンズが光を集める点とレンズまでの長さ。レンズの焦点が合う距離。つまり、レンズからフィルムやイメージセンサーまでの距離のこと。焦点距離は画角に影響を与える。  
■解説     読んで字の如く「焦点が合う距離」のことですね。カメラの場合はレンズからフィルムや CCD などのイメージセンサーまでの距離のことなんですが、私は子供の頃に、焦点距離を被写体とレンズの距離のことだと思ってました。だから、「焦点距離12メートル」なんて平気で言ってたものです。超々望遠レンズですよね。歩く天文台ってな感じです。(意味不明)

焦点距離と画角の関係
 突然ですが「真ん中に長方形の穴の開いた画用紙」を用意してください。その画用紙を両手で持って目の前にして長方形の穴から風景を覗いてください。そして徐々に両腕を伸ばしていってください。長方形の穴から覗ける風景の範囲が変わっていくのがわかりますよね? 画用紙が目の前にあるときは広範囲が覗けたのに、両腕を伸ばすと狭い範囲しか覗けなくなりますよね。このとき、あなたの目と長方形の穴までの距離が「焦点距離」長方形の穴から除ける範囲が「画角」にあたります。
 カメラのレンズの場合もこれと同じことが言えます。焦点距離の短いレンズだと画角が広くなってより広範囲を撮影でき、焦点距離の長いレンズでは画角が狭くなりますが、より遠くの被写体を写せるようになります。

標準レンズとは?
 アナログの 35 ミリフィルム一眼レフカメラから慣れ親しんでいる人にとっての標準レンズとは、焦点距離が 50mm のレンズですよね。これは、35 ミリフィルムが持つ24mm × 36mm という画面サイズいっぱいに像を写すときに、レンズを通して 45 度前後の画角、つまり人の目と同じ画角が得られるのが、焦点距離 50mm のレンズだからです。常にサイズの同じフィルムを使う 35 ミリフィルムカメラでは、焦点距離 50mm が標準レンズとして認識されていますが、35 ミリフィルムよりもサイズが小さく、しかもメーカーや機種によってサイズが異なるイメージセンサーを使うデジタルカメラでは、標準レンズの焦点距離はこれだ!と言えません。実際、イメージセンサーの小さい一般的なデジタル一眼レフカメラに焦点距離 50mm のレンズを装着すると、焦点距離は 50mm のままでも得られる画角が狭くなるために望遠レンズになってしまうのです。先ほどの画用紙に開けた長方形の穴が小さいと、目から同じ距離に画用紙を置いても覗ける範囲が狭くなるのと同じことです。そのため、イメージセンサーの小さなデジタルカメラにとっては、50mm よりも焦点距離の短いレンズが標準カメラになるのです。

デジタルカメラのカタログに35ミリ換算表記がある理由
 上記した理由から、イメージセンサーの大きさによって、そのデジタルカメラにおける標準レンズの焦点距離もさまざまとなります。このため、せっかく 35 ミリフィルムカメラで覚えた焦点距離による画角の違いが、デジタルカメラでは使えなくなってしまうわけですね。だからといって、デジタルカメラのレンズ固有の焦点距離だけ見せられてもピンときませんよね。そのために、デジタルカメラのカタログには実際のレンズの焦点距離とは別に、「 35 ミリ換算 」 での焦点距離が書かれているのです。
 
■参考     35ミリ CCD  
 
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