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■意味 |
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幅 35mm サイズのフィルムそのものや、このサイズのフィルムを使うカメラの総称として使われる。デジタルカメラでも縁の深い用語。 |
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■解説 |
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35 ミリフィルムは最も一般的なロール・フィルムで、有効画面サイズは 24×36mm、縦横比率は 1:1.5 のフォーマットになっています。135 フィルムと呼ばれることもあります。また、35 ミリサイズのフィルムを使うカメラの総称を 35 ミリカメラと呼びます。
デジタルカメラはフィルムを使いませんが、35 ミリフィルムを使うカメラの技術がふんだんに流用されているのは言うまでもありません。
デジタルカメラで言えば、CCD や CMOS などのイメージセンサーがフィルムに相当するわけですが、比較的高価なレンズ交換型のデジタル一眼レフカメラのイメージセンサーには、35 ミリフィルムとほぼ同じ面積の CCD や CMOS が使われています。しかし、フィルムとイメージセンサーは根本的に異なる性質を持つため、35 ミリフィルムと同サイズのイメージセンサーで従来のレンズを使うと、イメージセンサーにおいて周辺光量が不足したり色がにじみやすいという問題が出る場合があります。それじゃあイメージセンサーを小さくすればいいのでは? 確かにイメージセンサーを小さくすればこうした問題は少なくなりますが、イメージセンサーが小さくなってしまうということは、同じレンズを使っていてもイメージセンサーに写る画面の範囲、つまり 「 画角 」 も小さくなってしまいます。ということは、35 ミリフィルム一眼レフでは標準レンズとして使える焦点距離 50mm のレンズでも、画角が狭くなるので望遠レンズになってしまうのです。これはズームも含め全てのレンズにいえることで、手に馴染んだレンズが素性の異なるものになってしまうという致命的な問題なのです。そのため、35 ミリフィルムよりも小さなイメージセンサー用に専用設計された交換型レンズを開発しているメーカーもあります。 |
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