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物撮り ( ブツ撮り ) を上手にこなすには、いろいろなテクニックがありますが、なにはさておき、光をイメージどおりにコントロールできることと、美しい構図を描くことに尽きると私は考えています。商業用の物撮りの場合は、これに加えクライアントの意図することを反映すること ( これが自分の意図するイメージとは正反対になることも…… ) と、さらに消費者へ商品の魅力をより強く訴求することも加わってきます。
限られたスペースのこの講座では、物撮りに必要なテクニックをすべて網羅することは難しくとてもできませんので、 「 光をコントロールする方法 」、特に人工光である外付けストロボを使ったテクニックに絞って言及していきましょう。( 自然光を交えたテクニックはいずれまた…… )
本講座では、個人がする物撮りに必須のアイテムである 「 クリップオンストロボ (※1)」 に、1959 年創業のストロボ専業メーカーであるニッシンジャパンの Di866 MARK II と、Di622 MARK II を使います。クリップオンストロボといえば多くの人が純正品を使っていることと思いますが、本講座で敢えてサードパーティ製を選んだのは、機能性能に遜色がないうえに操作性に優れ、低価格であることです。本格的な物撮りになってくると、クリップオンストロボ一灯では間に合わず、二灯、欲を言えば三灯は欲しくなるわけで、そうなると純正ストロボでは予算が厳しくなることでしょう。クリップオンストロボは純正一筋だった私ですが、本講座を始めるにあたってニッシンデジタルを拝借してみて、使い勝手の良さに小さな驚きを感じました。詳細は各ページに譲るとして、フラッグシップ機の Di866 MARK II は個人的に購入候補になっています。で、お借りしたクリップオンストロボはいずれもニコン対応版。よって、オリンパスユーザーの私は、これまたニコンさんからコンシューマー機の D7000 をお借りしました。残念ながら Di866 MARK II はニコン、キヤノン、ソニーの3社にしか対応していないのですが、現在、ストロボ欲しさにカメラ本体をニコンに戻そうかと画策中です。( 貧乏だけど…… )
それではクリップオンストロボを使った物撮り講座、お楽しみください。
※1 |
クリップオンストロボ
カメラのホットシュー(アクセサリシュー)に装着するタイプのストロボを、クリップオンストロボ、またはクリップオンフラッシュと呼ぶ。ちなみにアームを使ってカメラの横側に装着するストロボを 「 グリップストロボ 」 と呼ぶ。 |
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▼使用ストロボ |
ニッシン Di866 MARK II
ニッシン Di622 MARK II |
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ニコン製1620 万画素の DX フォーマット CMOS センサー採用のデジタル一眼レフカメラ D7000 。コンシューマー機ですが、物撮りでも威力を発揮します。 |
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初出:2011/12/14 更新:2012/03/28 |
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