皆さまに悲しいお知らせがあります。
この『ゆきぴゅーのタダでごはん』は、今回で最終回を迎えることとなってしまいました。
思えば 2006年1月のスタート以来、好き勝手なことを書かせてもらえる貴重な場だったこのコラム。壮大なテーマである“タダでごはん”を食べたお話の時もあれば、そうではない時もありました。デジタルカメラ関連の情報サイトの中の読み物として、写真ネタ・カメラネタもなるべく取り上げようとしたつもりでしたが、半分以上は何食った、あれ食ったというお話でしたわね。
全然メジャーではない私のようなイラストライターが、自分のやりたいことを好きなように発表できるコンテンツを持てるということはなかなかありません。そういう意味ではこのタダごはは本当に大切な発信の場でした。そしてそれを7年間も続けられたということは奇跡といってもいいくらいだと思っています。
2 年前の100 回記念の時も書きましたが、始まった当初はこんなに続くとは正直思っていませんでした。だって 7 年っていったら小学 1 年生だった子が中学 1 年生になっちゃう年月ですものね。2 才だった甥っ子カンタが、一人で新幹線に乗って上京するりっぱな鉄道オタクの小学 3 年生に成長するのも納得ですわ。
藤の花が咲いたと聞けば東へ、桜が咲いたと聞けば西へ、おいしいラーメンがあるよと聞けばお友達誘って食べに行き、花火の季節になれば三脚持って出かける。そんな 7 年間の歩みがタダごはで綴られてきたように思います。
だからタダごはの歴史は私の歴史となりました。
“え〜と、、、あそこにはいつ行ったんだっけ?”という時に、タダごはのバックナンバーを見て“あぁ2008年の秋だったんですのね〜”なんてこ とが時々ありますもの。
実は数日前、全167 回分の登場人物や行ったところ、食べたものなどなどを Excel で表にしてみたんですの。そしたらタダでごはんを食べた回数はのべ 61 回。最多出場者は 28 回のセレブY澤嬢でした。そんなわけで、感慨にふけっていたらタダでごはんにありつく時間がなくなってしまったので、最終回の168 回目は『ゆきぴゅーがもう一度行きたい タダごはロケ地ベスト5』を発表したいと思います。
パフパフ〜♪
では第5位!・・・『猿島』。
言わずと知れた東京湾に浮かぶ無人島。真夏の浜辺はバーベキュー客で混むので覚悟が必要ですが、ちょっとしたジャングル散策気分を味わえるお手頃スポットとしてオススメですわよ。帰りは横須賀でハンバーガー食べて帰ると尚よろしいと思います。
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神奈川県横須賀市沖に浮かぶ無人島、猿島。船で10分で着きます |
ジャングルの中にこんなレンガのトンネルがありますの |
第4位は・・・『工場夜景クルーズ』!
横浜・東京のクルーズといえばここ!ゆきぴゅーが体験した工場夜景アドベンチャークルーズは“光の城”と呼ばれる新日本石油の工場プラントが見モノです。
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工場夜景アドベンチャークルーズ。工場プラントの煌めきに萌え〜 |
2010年のお盆に行きました |
第3位は・・・『大谷石地下採掘場』
栃木にこんな巨大な地下空間が!とびっくりした大谷石の採掘場。が、HPを見たところ東日本大震災の影響で当分の間休館しているとのこと。残念ですわね。
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栃木県宇都宮市で採れる大谷石(おおやいし)の資料館。なんとこれは石を切り出して出来上がった地下空間 |
東日本大震災の影響で現在は休館中とのこと |
第2位・・・『首都圏外郭放水路』
巨大地下空間といったらこちらもすごかったですわ。水害から首都圏を守るすごい施設がこんなところに。見学は予約制です。
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首都圏外郭放水路は洪水から首都圏を守る巨大な地下施設 |
大洪水が起こると、ここに雨水が流れこむようになっています。ゲリラ豪雨の時など、年に何回かは稼働するそうです |
第1位は・・・?!
ジャ〜ン!
福島県田村市にある『入水鍾乳洞』ですの〜!
セレブY澤嬢とパンツびしょ濡れにしながら歩いたとんでもない鍾乳洞が栄えあるタダごはロケ地のナンバー1となりました。ゴールのかぼちゃ岩まで辿り着いた時の感動は今でも覚えていますわ。冬でも夏でも中の気温は同じなので、かえって足元を流れる水が温かいと感じる冬がオススメ?!
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ろうそく片手に冷たい水の中を進むというアドレナリン出まくりのアドベンチャー鍾乳洞 |
まさに這いつくばって進んでいくのです。そして見事にパンツが濡れるのです |
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Bコースのゴール、かぼちゃ岩 |
3.11の地震で数ヶ月休業していたようですが今は営業再開しています。 |
さて、本当にこのコラムも最後の最後となってしまいました。
今ふと、この回で登場した写真家の宮嶋康彦さんが以前こんなことを話して下さったのを思い出しました。
「連載が終わるっていうのはすごく悲しいこと。
やっていた期間が長ければ長いほど愛着があるからね。
でも僕はいつも“さて次はどんな新しいことが待っているだろう?”って
むしろ喜ぶようにしているよ」
中には7年間ずっと読んで下さっていた方もいらっしゃるかもしれません。
今までのご愛顧本当にありがとうございました。
そんな皆さまとまたどこかでお目にかかれることを心から願っております。
それでは皆さま、さようなら〜!さようなら〜! |