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オリンパスM-1は40年前くらいに発売されたカメラ |
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記念撮影のためにキレイにお掃除 |
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「この2ショットが撮りたかったんだよねー!」
と荻窪氏 |
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右がM-1で左がOM-D。
「M-1の三角頭の方がカッコいいですわね」
「だねー」 |
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いろいろいじくってます |
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いろいろ見てます |
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懐かしいなぁ〜と荻窪さん |
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「このカメラはね、ホットシューが着脱式なんだよ。ほら」 「へぇ〜!」 |
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ごはんの撮影はOM-Dで |
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大館豚の角煮丼をごちそうになりました。トロトロの角煮が絶品ですの! |
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デザートにりんごのシャーベット |
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そしてチーズケーキも |
先月のことですが、某なところから単発バイトの話がありまして、何かというと『グロスで引き取った大量の古いカメラやレンズを中野のフジヤカメラに買取り査定に出す梱包作業』。しかも査定額の2割をバイト代であげるよ、とのこと。
どのくらい価値のあるものが入っているのか知りませんが、もしかしたらすごくレアでマニア垂涎のカメラがあって、それがもしかしたら100万円くらいの値がついちゃたりなんかしたら、ゆきぴゅーの手元には20万が入るですわー!!!と、何事も夢は大きく引き受けることにしましたの。
今って便利なシステムになっているんですのね。
フジヤカメラさんでは機材売却専用の発送梱包材 『買取り楽々キット』ってのがあって、ウェブからの簡単申込みで“無料で”段ボール箱を送ってもらえるんですの。
で、箱と一緒に届く専用用紙に売りたい機材の品名や数量を書いて送れば(しかも着払いでOK!)、数日後には「いくらになります」って連絡があるんだとか。
「どれも古いのだから要らないとは思うけど、
欲しいのがあったら持ってかえっていいよ」
と言われながらさっそく作業開始。
カメラバッグごと押入れに何年も眠っていたとみえて、どれもこれもカビ臭かったのには閉口しましたが、これも20万円のためですの。
で、まずは振り分け。
レンズ類、それから一眼レフ関係、コンパクトデジカメ類、その他と大雑把に分類します。と、ふと見るとなつかしいデジカメを発見ですの!レンズ部分がクルっと回転するニコンのスイバル機構デジカメ。スタグラ読者の皆さまの中にも「持っていたよー」って方、多いんじゃないでしょうか。しかもCOOLPIX950、990、995と3台もありますの。かつてお師匠サマの事務所の床にもたくさん転がっていて、たしかこのうちのどれかは“名機だ”とか言っていたような言わないような、、、。もしかしたら高値が付くかもしれませんわー!そこで、お友達でデジタル系ライターの荻窪圭さんに電話してみることにしましたの。
「・・・・かくかくしかじかで、今、古いカメラ
機材を目の前にしているんですが、
COOLPIXの995と990と950だったら
どれが価値ありますの?」
「売れるかどうかは別として、
デジタルカメラの歴史を語る上で
持っていても損はないのは950だよ」
了解ですわ!950はキープですわ!
「ところで他にはどういうものがあるの?
メーカー言ってみて」
「えー、いろいろありますけど全部
古いですわよ。ペンタックスでしょー、
ニコンでしょー、ミノルタでしょー、
オリンパスでしょー、、、」
「オリンパスは何がある?!」
「え〜と、E3とかM-1とかいうのとか、
あとはですね、、、」
「それっ!そのM-1持ってきたらこんど
ランチごちそうするよ、ゆきぴゅー!」
「えっ?!ホントですの〜?!」
ってな感じで、期せずしてタダでごはんにありつけることになったのでした。
数日後。
荻窪さん行きつけの美人姉妹がやっている世田谷のごはんやさんにて“ブツ”を取引する怪しいふたりの姿がありました。
「例のモノ、持って来ましたわ。
はいどうぞですわ」
「おっ、これこれ!
こいつと並べたところを
撮りたかったんだよねぇ!」
そう言ってカメラバッグの中からオリンパスのOM-D E-M5(以降OM-D)を取り出す荻窪氏。
「あ、似てる!もしかしてこれって、、、」
「そう。OM-Dのご先祖様。このカメラはね、
発売当時ライカからM-1って名前に
クレームが入って、すぐにオリンパスの
頭文字“O”を付けてOM-1って
名前に変える前のレアなカメラなんだよ」
「へぇ〜!」
と関心しつつも、ゆきぴゅーは荻窪さんのOM-Dのほうに興味津々。しかも付いていたレンズLEICA DG SUMMILX 25mmのボケ味がすごく気に入ってしまって何度もシャッターを切って遊んでしまいましたわ。
「で、ゆきぴゅー。
このM-1はどうするのかなぁ?」
「あげますわよ、荻窪さんに
(だってここに来る前に新宿のカメラ屋さん
で査定してもらったら、カビ生えちゃってる
からお値段つきませんって言われたし)」
「やったー!
あ、よかったらデザートも食べて
いいからね。好きなのどんどん食べて!」
「はーい、では遠慮なく♪」
というわけでこのたびはごちそうさまでした、荻窪さん。
そういえば今回のバイト代、福沢諭吉サマ1枚也。夢の20万円はそんなに楽して稼げるものではありませんわね。 |