パシフィコ横浜で開催される カメラと写真映像の情報発信イベント CP+ が目前に迫って参りました。
今年は2月9日(木)〜12日(日)の4日間。
ゆきぴゅーは例年同様「今年はタダごはのネタ何にしようかな〜」
なんてのほほんと考えていたら、レンズメーカー、タムロンさんのステージで、なんでも「魚住誠一×クロダミサト ポートレート対決」というトークショーが開催されるという情報をゲットしましたの。
そもそもこのトークショーは、タムロンさんでお馴染みの魚住誠一さんが、月刊誌『フォトテクニックデジタル』さんで今年一年間、写真家クロダミサトさんとポートレートを撮り比べるという連載ページを持つこ
とになり、それじゃあ誌面で連載している内容+タムロンレンズを使ったCP+だけの特別企画をタムロンブースでやってしまいましょー!という企画なんだそうですの。
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恵比寿の「たこ公園」。初めて行きました |
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去年はタムロンブースで魚住さんと石井寛子ちゃんのトークセッションもあったそうで二人の息はぴったり |
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「イラストは見た目より30%くらいデブに描いておいてね。そうすると見に来た人が “あ、痩せた!”って思うから」 |
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お酒が飲めない魚住さんの事務所の冷蔵庫にはなぜかビールがたくさん入っているそうですの |
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「冷蔵庫の中にビールがたくさん入っててもう入りきれませんっていうのって、なんか裕福な家庭みたいな感じがするから」 |
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それは昔の彼女に「魚住さん家の冷蔵庫って水とフィルムしか入ってませんね」と言われたのがきっかけだそうです |
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魚住タイムが終わってランチ。寛子ちゃんリクエストのインドカレー |
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午後はカメラマン交代でクロダミサトさん。機材はキヤノンEOS 5D MarkUと TAMRON SP AF28-75mm F/2.8 XR Di |
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「写真始めたきっかけは第一志望の大学に落ちて、滑り止めで受けたのが写真コースだったから。だから写真を始めて6年くらいです」 |
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モデルの石井さんとの息もぴったり |
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「今一番やりたい仕事は芸能人の写真集の撮影。一冊全部自分で撮ってみたいです」 |
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ゆきぴゅーが撮った一番かわいい寛子ちゃん(ちょっとピンぼけ) |
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新宿に移動して日も暮れかかっている歌舞伎町をウロウロ |
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これにて撮影終了、お疲れ様でした!CP+でこの日の写真を見るのが楽しみですわ〜 |
その企画になぜかこの『タダでごはん』も強引に割って入って事前突撃取材させていただくことになりました〜!
・・・とその前に、写真家さんのご紹介。
ご存知、魚住誠一さんは女性ポートレート撮影に定評のある人気のフォトグラファーさん。
『おしゃれなポートレイトの撮り方(1)〜(5)』や『魚住誠一ポートレートスタイル』など多数の著書もあり、数々の写真専門誌や広告媒体、ファッション誌などで活躍されている方ですの。
対するクロダミサトさんは、2009年に新人写真家の登竜門として知られる「写真新世紀」でグランプリを獲得した新進気鋭の若手女性写真家さん。
現在は学生と写真家という“二足のわらじ”なんだそう。年齢も経歴も立場も違う二人が同じ被写体をどう撮るかって、すごく興味が湧くところですわよね。
その二人が撮るモデルさんは、タレントの石井寛子ちゃん。ショートカットが似合う笑顔のステキな女の子ですの。なんとタムロンブースに立つのは今年で4年目!トークもモデルもできるマルチな才能の持ち主です。
■魚住誠一さん @たこ公園
まず午前中は恵比寿にある通称“たこ公園”で魚住さんの撮影現場。
あいにくこの日は最高気温3℃、みぞれ混じりの雨が降る寒〜い日でしたの。そんな中、石井さんは薄手のオールインワンに薄手のジャケットという出で立ち。
ちなみに魚住さんのその日の使用機材は、キヤノンEOS 7Dと TAMRON SP AF17-50mm F/2.8 XR DiU VC のセットと、EOS 1Ds MarkV & TAMRON SP AF28-75mm F/2.8 XR Diの2台体制でした。
寒い上に雨が降っていたこともあって撮影は20分ほどでサクっと終了。帰りがけ魚住さんにお話を伺ってみました。
「今日のモデルの石井さんとは
かなり前からのお知り合いと
お聞きしたんですが」
「そう、4年くらいになるかな。
去年はタムロンブースで二人で
喋ったしね」
「息がぴったりというか、おふたりの
信頼関係がひと目でわかりました。
あの寒い中“地べたに座って”って
ためらいもなく言って、石井さんも
すんなりとそれに従った時は
びっくりしましたわ。
彼女、寒いの一言も言わないし。
魚住ワールドがちゃんとわかって
いるんだなって感心しました」
「現場のモチベーションはカメラマンが
上げていないとダメだよね。
うわー、この人何食べたんだろう?
っていうくらいのハイテンションで
やらないと」
「でも魚住さん、撮ってらっしゃる時は
あんまりおしゃべりしないん
ですのね?」
「だって話しながらやってるとピント
合わなくなるんだもん、
タムロンのレンズ」
「え〜?!(笑)」
「本当だよ、両方おろそかになるんだ
よね、しゃべりもつまらないし、
ピントも合わない(笑)
だから僕は撮影に入ったらあんまり
しゃべらないかもね」
「ただ合間、合間のコミュニケーション
が大切なんですのね」
「でも僕の場合こんな調子だから、
例えばグラビアの子10人撮って
2人くらいにはドン引きされる(笑)。
2人くらいは何やってても喜んでくれる
って子。残りの6人にどれだけ受け
入れてもらえるかってことが
重要かなって思う」
なるほど〜!
ポートレート撮影ではコミュニケーション能力ってかなり重要なファクターなんだなぁって魚住さんの現場を見ていてあらためて感じたのでした。
■クロダミサトさん @東京散歩
さて、午後は場所を移動してカメラマンはクロダミサトさんに交代。石井さんとの会話も弾んでいるのでこちらも長い付き合いなのかと思ったら、会うのは2回目だというのでびっくり。しかもほんの数日前が初対面だそうですの。
「私、東京来てまだ2年目なんで
CP+は一度も行ったことないんです」
「なのにいきなり魚住さんとの
トークショー(笑)
プレッシャーはないですの?」
「プレッシャーというか、魚住さんが
4年間撮り続けていて信頼関係が
出来ているモデルさんを撮るって
いうこの状況は、返って負けん気
っていうか、やってやろう!っていう
気持ちが芽生えましたね」
「おお!すごい。
全然ひるんでないですわね」
「3年前、大学4年生の時に大きな賞
(写真新世紀グランプリ)を頂いた
時も、たくさん反響があったんです
ね。どこがいいのか全然わからない
みたいな批判をされて、、、。
実はその頃って写真の道に進もうか
どうしようか迷っていた時だったん
ですが、そういう反響の中で進んで
いくのが自分にとっては結構快感
だったんです(笑)。
良さがわからないって言った人達を
いつかわからせてやろう、どうやった
らわかってもらえるだろうって考え
始めたら、おもしろくなってきて心地
良いなって」
逆境に強いと言うか打たれ強いというか、とにかくパワーあふれる写真家さんなんですの。
石井さんとおしゃべりしている姿はどこにでもいる普通の20代の女子なんですけどね。
この勢いで魚住さんとのトークセッションではどんなお話が飛び出すかも見モノのはず!というわけで、いかがでしたでしょうか、ゆきぴゅーのCP+事前突撃取材。
わたくしタムロンブースでお二人のこの日の作品を見るのが今からとっても楽しみなんですの。
ポートレート写真の上手な撮影方法が聞けるスペシャルステージ、是非ともお見逃しなく。
ステージスケジュールをチェックして、タムロンブースへGo! ですわ〜!
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