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105. 勝手に弟子入り日記とどぜうでごちそうさまですの 2010/05/12
 

■ 初の著書「勝手に弟子入り日記」を持って
  ゆきぴゅーがお師匠様行脚!

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好天に恵まれた今年のゴールデンウィーク、皆さまどうお過ごしだったでしょうか。

わたくしはというと、初の著書『ゆきぴゅーの勝手に弟子入り日記』がちょうど連休前に発売になっていたので、その販促活動に励む毎日でございました。

アマゾンへのリンク
これが話題の(?)「ゆきぴゅーの
勝手に弟子入り日記

たぶん全国の書店で発売中。

スタグラでもメルマガなどで紹介して頂いたおかげでご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、ここであらためてしつこく宣伝させていただきます。

この本は2007年から2年間、朝日新聞社提供の情報サイト「アスパラクラブ」で連載していたコラムをまとめた文庫本で、手ぬぐいや腰掛け、べっ甲細工、提灯やうちわなど、日本各地いろいろな職人さんに弟子入りした体験記なんですの。

収録されているだけでも19人の“お師匠様”がいらっしゃるのですが、そこでゆきぴゅー、ご協力いただいたお師匠様方には出来上った本を自分の手でお渡してお礼を申し上げなくては!と考えていたんですの。

というわけで今年のゴールデンウィークは、手提げ袋を抱えてお師匠様行脚と相成ったのでありました。

まず訪ねたのは最年長のお師匠様、千葉の房総で房州うちわを作り続けている宇山正男さん(79)です。遠いところわざわざ来てくれてありがとうと、高級うちわのお土産をいただいちゃいました。

それから東京都唯一の手すき和紙「軍道紙」の伝承・普及活動をされているあきる野ふるさと工房のスタッフ北村春香さん。

中野区で貝合わせ作家として活躍されている長澤龍彩先生の工房にも久しぶりにおじゃましました。

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房州うちわ作りの宇山正男さん
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手すき和紙のお師匠様、北村春香さん
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貝合わせのお師匠様、長澤先生
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この日は大忙しだった
根津金太郎飴の店主大崎さん

雑誌の特集などで人気の谷根千には、3人のお師匠様がいらっしゃいます。折しも根津神社ではつつじ祭りの真っ最中。すぐ近くの根津金太郎飴はお客さんであふれていて、金太郎飴作りのお師匠様、大崎さん(74)は大忙しの様子でしたが強引に本を持ってもらってパチリ!

伊藤風呂店の6代目で女職人、宮原梓さん(29)は妙に女っぽくなっちゃっていてびっくりでしたの。私服だと全然雰囲気が違うんですのね〜

赤塚ベッ甲製作所の赤塚顕さんは黙々と作業中だったところを手を止めて下さって記念撮影。

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根津にある伊藤風呂店の5代目、宮原梓さん
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江戸べっ甲のお師匠様、赤塚顕さん

台東区千束には江戸すだれの田中製簾所さんがあります。ランチョンマット作りをご指導下さったお師匠様、松本京子さんにごあいさつ。数軒先の伊藤印房さんでは、タケノコの幹に彫ったという新作“歌舞伎座ハンコ”を見せていただきました。

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江戸すだれを作る
田中製簾所の女性職人、松本さん
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小枝印鑑のお師匠様、
伊藤印房の伊藤睦子さん

残すは浅草にある江戸手描提灯屋、大嶋屋恩田さん。その日はちょうどお昼どきに着いてしまったので、時間つぶしの為に自分もどこかでお昼をとろうかということになりましたの。

すると、どこからともなくいい匂いがしてくるんですの。

この食欲をそそる匂いは一体何の匂いですの〜?と思ったら、道路をはさんで反対側にあるお店からだとわかりました。そのお店とはどじょう料理の老舗『駒形どせう』!ゆきぴゅーは3年前の弟子入りの時にその門構えを見て以来ずっと行ってみたいと思っていたお店だったんですの。

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創業から200年!
北斎が活躍していた頃からあるお店です
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一階の入れ込み座敷は予約不要。
空いていればすぐ案内してくれます
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こちらがどぜう鍋。ネギをこれでもかと
いうくらい乗っけて食べるのが通?
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最後は江戸手描提灯のお師匠様、
恩田舜史さん。
酔っぱらい状態でのごあいさつ、
失礼いたしました

そこで、

(いい機会だからどじょうを食べるですわ!)

と横断歩道を渡ったのでした。

「はい、おひとりさま、すぐご案内できますよ。奥へどうぞ」

番頭さんに案内されて暖簾をくぐると、目の前に“入れ込み座敷”が広がります。お隣の人との仕切りもなく板の間に座布団が置かれただけの大部屋なのですが、これがまた情緒たっぷり!仲居さんも可愛らしいたすき掛けの着物姿で働いているし、まるで江戸時代にタイムスリップしたかのような空間なんですの。

鬼平チックな雰囲気にすっかりやられたゆきぴゅーは奮発して、どぜう鍋、田楽、どぜう汁、お新香、ご飯がセットになったお昼の定食「なべ定食(2550
円)」を注文!

しばらくして鉄鍋&炭火で出てきたどぜう鍋、外まで漂っていた甘じょっぱい香りがたまりませんの。お隣に置かれた四角い木箱の中のネギは食べ放題らしいので、鍋の上にこんもりと盛って、ゆきぴゅー人生初のどじょうを口にしました。

「おおお、おいしいですわ〜!!!」

生きたどじょうにお酒をかけて臭みをとる下ごしらえをしているというだけあって、全然泥臭くなくし骨もやわらかくて思っていた以上のおいしさなんですの。江戸時代の人達もあぐらをかきながらこうやってどじょう料理を楽しんでいたのかと思うとさらにテンションは上昇!思わず出てきた言葉は、

「すみませ〜ん、ビール一本!」

こうして念願の駒形どぜうで、おひとりさまビール付きのどぜう鍋ランチをやってしまったゆきぴゅーは、最高にいい気分でお店を出たのでした。

さてその一分後、横断歩道を渡ってすぐ目の前の大嶋屋恩田さんに行き、提灯作りのお師匠様、恩田舜史さん(62)にごあいさつすると、

「ゆきぴゅーさん、向かいでどじょう食べて来ましたね」

「(ぎくぅ)わ、わかりますか、、、」

「どじょう鍋ってのは着ているものに匂いがつくんです。自分じゃ気づかないんですが他人にはすぐわかるものなんですよ。おやおや顔もほんのり赤いし、さては一杯やってきましたね」

こんなゆきぴゅーの勝手に弟子入り日記、好評発売中ですの。

 

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初出:2010/05/12

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