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98.鬼平と江戸の味わいでごちそうさまですの 2010/01/27
 

■ このイベントに行かずしてどうする、ゆきぴゅー!

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『〜鬼平に想いを馳せて〜江戸の味わい祭り』という、鬼平好きのゆきぴゅーにとっては見逃せないイベントが日曜日、浅草でありました。

これは、墨田・浅草エリアの商店街の活性化を目的に、東京都商店街振興組合連合会が取り組んでいるプロジェクトで、その第一弾として江戸時代の庶民の味を再現してそれをメニュー化し、老舗飲食店で売っちゃいましょうというものなんですの。

実際お店での販売開始は1月25日(月)からなのですが、この日はその再現されたメニュー全11種類のうちの9種類、合計3000食の無料試食会があったんですの。

これはまさにタダでごはんで取り上げるべきイベントではないですの〜!というわけで、今回ゆきぴゅーは正式に取材の申し込みをして張りきって臨んだのでありました。

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建設中のスカイツリーが見えましたの!完成時はこの3倍くらいの高さになるというから驚き
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観光名所となるであろう東京スカイツリー。地元である隅田川リバーサイトエリアは、今新たな下町の活気を作りだそうとしています
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お目当てのメニューを求めていくつもの列が!
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引換券を出せばいただけます
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最後はどこの屋台も配布終了。
大盛況だったようです
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モデルで女優の杏さんのトークショー
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見えにくいですが、帯には浮世絵の東海道五十三次の品川宿が描かれていました
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すらりとした長身にお着物がとっても似合っていました。さすがパリコレモデル!

当日。
快晴の空の下、浅草駅から吾妻橋を渡っていると、会場となるすみだリバーサイドホールのあたりに長〜い行列が見えるんですの。

(えっ?!もしかしてあれって
 試食の列???)

とびっくりしながら近づいていくと、その通り。

どうやらタダで食べるには引換券が必要で、それをもらうためにずら〜っと行列が出来ているらしいんですの。

大賑わいの会場に到着し受付をすると「プレス」と書かれた首から提げるプレートをいただきました。

「杏さんのトークショーも取材されますか?」

「ハイ!します、します」

この日はスペシャルトークショーなんてのもあって、ゲストとしてモデルで女優の杏ちゃん(渡辺謙さんの娘さんですわね)などが招かれていたんですの。

杏ちゃんは去年の流行語大賞に“歴女”代表として表彰されるほど歴史好きで有名なので、どんなお話が聞けるか楽しみ!

ところで、大きな機材を持ったTVクルーもいる中で、いつものバックひとつ、どこから見ても“ふつうに遊びに来ました風”のゆきぴゅーはかなり浮いていたと思いますが(しかも掲載のコラム名が“タダでごはん”だし)、ここで気おくれしていてはスタグラの名がすたるというもの。

しっかりと江戸の味を試食して皆さまにお伝えしなくてはいけませんの!

会場となった広場には今回試食出来るメニューを提供する「江戸の味わい屋台」が軒を連ねていました。

“風呂吹ねぎ”とか“蛤田楽”とか“はまちの酢煮”とか、いかにも鬼平犯科帳で、主人公の長谷川平蔵が好みそうなお料理なんですの。“鬼平に想いを馳せて”というこのプロジェクトのサブタイトル、なっとくですわ。

ちなみに今回再現されたメニューというのは、江戸時代の料理技法やしきたりを継承・伝承している江戸懐石近茶流宗家、柳原一成さんが当時の書物をもとに考案したものなんだそうです。料理本って江戸時代にもあったんですのね〜。

 

午後はスペシャルトークショー。

まずは鬼平犯科帳シリーズ初代編集者の花田紀凱さんが壇上に。もちろん話題は池波正太郎さんのお話で、ゆきぴゅーは興味深く聞いてしまいましたの。

今回初めて知りましたが“鬼平犯科帳”というタイトル、実は池波さんがつけたのではなく、編集担当だった花田さんが名付け親なんだとか。

しかしその“犯科帳”という言葉は、岩波新書から出ていた『犯科帳 長崎奉行の記録』という本のタイトルからとったもので、実はパクりなんですと告白されて、笑いを誘う場面などもありました。

「まだ若造だった私が池波邸に
 おじゃますると、
 原稿はもちろん奥さまの手料理まで
 頂いて帰ってこれたんです。
 池波先生は本当に原稿が早くて
 助かりました」

と、いつも〆切りを守らないゆきぴゅーにとってはちょっぴり耳が痛いエピソードなどを聞いた後は、いよいよ“歴女”こと杏ちゃんの登場ですの。

お美しい着物姿で現れると、立ち見まで出ている満員の会場からため息がもれていましたわ。

さすが歴史好きだけあって、東京下町が色濃く残る浅草・墨田エリアはよく訪れるとのことで、オススメのスポットは?の問いに

「江戸東京博物館がオススメです。
 この間あらためて数えてみたら、
 すでに十数回は行っていました」

とのこと。一人で電車に乗ってふらりと散策することもあるんだそうですわ。

今月創刊の『歴史スペシャル』という雑誌では連載も始まったそうで、ますます歴女に磨きがかかっていきそうですわね。

と、こうして見て食べて大いに楽しんだ江戸味わい祭りでございました。

ゆきぴゅー、次は実際にお店に足を運んでゆっくりと味わいたいと思っておりますの。

では最後にお料理の総評を。

“江戸を味わうにはお酒がいりますわ〜”

 

こんにゃくの石川 蛤田楽
「こんにゃくの石川」
ちぎったこんにゃくをごま油で炒めてお醤油で味付け。白髪ネギと粉山椒をちらしていました。山椒の風味がきいていて、ゆきぴゅーこれが一番のお気に入りでした。
「蛤田楽」
焼きたてではなかったのでちょっと残念でしたが、これは間違いなく酒のあて。串焼きにした蛤にふきミソを塗ってあります。さらにその上に刻んだふきのとうの花をパラパラとかけるという春らしい一品。江戸時代、蛤は品川や芝浦辺りで春先にたくさん獲れたんだそうです。
はまちの酢煮(すいり) 桜蛸
「はまちの酢煮(すいり)」
酢煮と書いて“すいり”と読むそうです。脂がのったハマチを角切りにして酢で煮て七味や薬味をかけていただきます。さっぱりと薄味で美味でした。
「桜蛸」
蛸を花びらに見立てて“桜蛸”と、名前も粋な江戸料理です。小口に切った蛸をさっと湯がいて、酒と梅干しと鰹節を混ぜて煮詰めた“煎酒”という江戸ならではの調味料で味付けされるんだそうです。
このしろの三盃漬 海老の煮出し
「このしろの三盃漬」
お正月に食べる粟漬けのお魚がこれ。塩で〆たこのしろを三枚に下ろし、千切りしたごぼう、大根、梅干し、唐辛子と一緒に三杯酢に漬けたもの。旬が同じ素材を使っているのが特徴なんだとか。たまらなく日本酒が飲みたくなる一品です。
「海老の煮出し」
意外だったのが海老をごま油で揚げているということ。その香ばしい風味に大根おろし、ワサビ、ネギがマッチします。お醤油はお好みでということですが、ちょっとかけたほうがいいと思いました。
風呂吹きねぎ かぼちゃ餅
「風呂吹きねぎ」
関東は白いところ、関西は緑のところを食べるという食文化があるネギですが、この根深ネギは江戸野菜の代表。千住ネギが有名ですわね。さっとゆでて火を通し甘みが増したネギに唐辛子味噌をかけたもの。聞いただけで体がポカポカしてきそう。
「かぼちゃ餅」
江戸のデザートがこちら。かぼちゃは当時も女性や子供の大好物のひとつだったそうです。茹でて裏ごししたかぼちゃを茶巾のようにしぼり、そこにきな粉とあずきをトッピングしたもの。上品な甘みでおいしゅうございました。
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江戸の味わいメニュー

江戸の味わいメニュー、それらを実際に食べることができる店舗のご紹介はこちら
1/25 から各店舗で新メニューとして提供されています。

江戸の味わい食べ歩き」特設サイト

ガイドブックはお料理を出しているお店はもちろん、墨田観光案内所や浅草観光絵巻(観光案内所)でも手に入れることが出来るそうです。鬼平も愛した江戸の庶民料理の食べ歩き、皆さまもやってみてはいかがでしょうか。

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初出:2010/01/27

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