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93.ゆきぴゅージロリアンへの道 〜鍋二郎に挑戦の巻〜 2009/11/04
 

■ 知る人ぞ知る“鍋二郎”を初体験ですの

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数週間前、お友達のあーちゃんからこんなメールが来ましたの。

「ゆきぴゅーさん、鍋二郎って知ってますか?
 うちの近所のラーメン二郎で出来るみたいです。
 よかったらうちで一緒にいかがですか?」

「なべじろう?!」

鍋二郎とはその名の通り鍋で食べる二郎のこと。

鍋を持参すれば持ち帰ることが出来る、いわば二郎のテイクアウトのことなんですの。偉大なる創業者三田本店の親父さんが、慶応義塾大学の(大食漢で貧乏な)学生達のために始めた裏メニューだということは知っていたのですが、他の店舗でも出来るとは知りませんでしたわ。なにしろ買えたとしてもそれをすぐ食べる“場所”がなくてはダメなわけで、二郎から車で2、3分という距離にあーちゃん家があるというのは願ってもない好条件ですの。もちろん、

「行きますわっ〜〜〜〜!!!」

とお返事をしたのでした。するとあーちゃん、

「ひとつお願いがあります。うちにはそんなに大きな鍋がないんです。
 用意してきてもらえますか?」

「りょ、りょーかいですわ」

そうはいったものの、ゆきぴゅーのおうちにもそんなに大きな鍋はありませんの。そこで近所のホームセンターに行ってみることにしました。すると、、、ありましたわ、ありましたわ!実家にあったようななつかしいアルミの大鍋が!
電車で持っていくことを考慮しつつ、いくらなんでもこの大きさが限度だろうというサイズを選んでお買い上げ。1980円也。確定申告ではちゃんと消耗品費で計上ですわ。

というわけで、待ちに待った鍋二郎初体験の日がやってきました。昼過ぎにラーメン二郎上野毛店に到着すると、男性率100パーセントの10名ほどの行列が出来ておりました。その最後尾に並んだゆきぴゅーとあーちゃん。

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あーちゃんのホーム店、上野毛店。
店員さんが親切でとてもいいお店ですの

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鍋を持って並ぶ女

「ジャーン!持ってきましたわ、鍋!」

「いい大きさじゃないですか。
 ところで鍋二郎って一体
 いくらなんでしょう?」

「さ、さぁ。もちろん券売機にも
 そんなメニューはありませんものね」

「単純に人数×ラーメン代でしょうか」

「あーちゃんはこのお店が
 ホーム(※行きつけの店舗のこと)
 なんですのよね?」

「ええ。さすがに子連れでは
 まだ無理なので、
 パパに子供達をみて
 もらって一人で来ますけど」

「えええっー?!ひ、ひとりで?!
 それはすごいですわね」

「そうですかぁ?
 妊婦の時も平気で来てましたよ」

そんなことをかわいい顔してさらっというあたり、うすうす感じてはいましたが、ゆきぴゅーなんかよりこのあーちゃんこそが真のジロリアンなのでは???

「でもここの店員さん、すごく親切で
 いい人達なんです。
 この間も“こんど鍋持って来ますけど大丈夫ですか?”って聞いたら
 “いいよ!”って言ってくれたんですよ」

「へえ〜。そうだったんですの。ネットの情報だと鍋二郎がオーダー出来るのは
 常連のみとかって言われたりしているのでちょっと心配していたのですが、
 あーちゃんと一緒なら安心ですわね」

そんなおしゃべりをしているうちに行列は徐々に前に進み、いよいよ券売機の前まで来ました。すると、鍋を高々と上げたあーちゃんが、天使のような笑顔で厨房にいるお店の人に向かってこう叫びましたの。

「鍋二郎お願いしま〜す♪」

もちろん、店内でズズズズーーっとやっていたお客さん全員の視線が一気に集中!ひゃー!!!

「はいよ〜。何人で食べるの?」

「大人3人と子供2人です」

店員さんはカウンター越しに鍋を受け取ると、

「それじゃね、券売機で黄色を2枚買ってくれる?」

見ると黄色は“大ラーメン”750円。よって今回の鍋二郎は1500円也。

「ヤ、ヤサイ増しでお願いします。それからニンニクも!」

あわててゆきぴゅーがトッピングのオーダーをすると、

「あいよ!お得にしといてあげるからね」

とお店の人は本当にいい人ですの。とりあえず無事注文が出来たことにホッとした二人。しばらく待っていると厨房から声がかかりました。

「はい、鍋のお客さん、お待ちどうさま。熱いからね、気をつけて持って帰ってね」

「はい!ありがとうございまーす」

大鍋を持って喜び勇んで店を出た二人の姿を、長い行列の人々が尊敬の、いえ、奇異のまなざしで見ていたことは言うまでもありませんの。鍋を抱えたまますぐ隣のパーキングに停めてあったあーちゃん家の車に乗り込んで、いざ鍋会場へ。

おうちではダンナ様と二人のチビちゃんが首を長くして待っておりました。お天気がいいので外の広いバルコニーで食べることになったアウトドア鍋二郎。全員がスタンバイしたところでドキドキしながら鍋の蓋を開けます。パカッ。

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蓋を開けた途端、「このラーメン、チーズが入ってるよ♪」と喜ぶゆいまーるちゃん(5)。残念、これはニンニクですの
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“完食せねば”と一種の強迫観念を持ちながら店内で食べるのとは違って、どんぶりに好きなだけよそって食べられる鍋二郎は別の意味で格別

「うわぁ〜、これが鍋二郎ですのね〜!」

「麺、のびてないでしょうか?」

「二郎はのびるとかのびないとかの
 次元の食べ物じゃないですから
 大丈夫ですわよ。ではさっそく♪」

「いっただきまーす!!!」

みんなで一斉に箸をのばしてバクバクと食べ始めましたの。

「うん、うまい」

「おいしいですね!」

「ブタもたっぷり入ってて
 やわらかいですわ〜!」

隣でおいちーおいちーと言って二郎を平らげる5歳児と2歳児に一抹の不安を覚えつつも、大満足の鍋二郎初体験だったのでした。

“ふふふ。わたくしこれでまた一段
 ジロリアンへの階段を
 のぼってしまったですわ”

と、ほくそ笑んでいたゆきぴゅーに、スープだけになった鍋をかき混ぜていたあーちゃんからこんなひとことが。

「どうします?これで雑炊でもやりますか?」

参りましたわー!(ゲップ)

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初出:2009/11/04

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