コンテンツのトップページへ
58. 電車王子とゆけむり号でごちそうさまですの 2008/05/21
 

■電車王子こと甥っ子カンタとゆきぴゅーは、
  第二の人生を歩み始めたロマンスカーに乗るですの〜

ひとつ前のページに戻るこのページのトップへ

前回の餃子パワーで一気にお仕事を片付けたゆきぴゅーは、突然GW最終日に帰省を思い立ち、高速バスに飛び乗って長野へと向かったんですの。

(ふふふ。世の中の人は明日からお仕事。ゆきぴゅーはプチ★ホリデーですわ♪)

実家で2、3日ぐうたら過ごしていると、カンタママからこんな電話がありましたの。

「カンタがね、ゆきぴゅーとロマンスカーに乗りたいんだって」
「ろ、ろまんすかー?!箱根でも行く気ですの〜?」
「あ、ゆきぴゅー知らないの?
  実はね、去年長野電鉄が小田急線からロマンスカーを譲ってもらって、
  今は特急ゆけむりって名前で走ってるんだよ」
「えっ、そうなんですの?!」
「たしか往復乗車券と日帰り温泉がセットになったお得な切符が出てるはずだから、
 明日はカンタ連れて湯田中行って温泉入っておいでよ」

Click で拡大
旅のはじまりはじまり〜
Click で拡大
相方はずっとこの姿勢
Click で拡大
行きの車窓から、乗るはずだった?ゆけむり号がおばちゃん達の手によってモップ掛けされている貴重な姿がっ!

というわけで、思いがけず若い男性としっぽり日帰り温泉旅行に行くことになったゆきぴゅー。
カンタママ曰く、連休明けだし発車30分前に行けば一番前の特等席に座れるとのこと。

ホ、ホントですの〜?

東京じゃロマンスカーなんて高嶺の花で、一番いい展望席はたしか 2ヶ月前の予約開始とともに埋まっちゃうって聞いたことがありますわ。しかしここは郷に入ったら郷に従えですの。翌日、言われた通り30分前に長野駅の切符売り場の前に立ったのでした。リュックサック背負って朝からハイテンションのカンタと手をつないで。

「えっと、次の10時49分発のゆけむり号
 に乗りたいんですが」

すると駅員さん、申し訳なさそうにこう言うんですの。

「お客様、実は今日のこの電車は
 車両点検の為、ゆけむり号での運行
 ではなく旧型車両での運行となって
 おりまして、、、。」
「えっ〜?!」
「どうしてもゆけむり号でということでし
 たら1時間半後の次の列車になって
 しまいます」

そ、そんな〜。

なんでも月に2回ほどの車両検査の日なんだとか。よりによってそんな日のその電車に当たっちゃうとは、、、。
こういう時、4歳児は果たして納得してくれるものでしょうか?
フツーの子なら騙せてもテツのカンタには一大事なはず、、、。ゆきぴゅーはどうしたら一番いいか考え込んでしまいましたの。すると駅員さん、今か今かと改札が開くのを待っているカンタの姿をチラチラ見ながらやさしく丁寧にこう教えて下さったんですの。

「お子さんはきっと旧型特急も喜ばれ
 ると思いますよ。どうでしょう、行きは
 この特急で行かれて、お帰りをゆけ
 むり号で帰ってきては。
 今日の湯田中駅発のゆけむり号は、
 ○時○分、その次は○時○分となっ
 ています。この特急で行かれるので
 したら湯田中に着いて温泉に入ってお昼を食べてとなると、○時○分がちょうどいいか
 と思います」

(なるほど。行きと帰りに違う電車に乗れるっていう話で釣ればいいんですわね)

「わ、わかりましたわ。では大人一枚」

こうして駅員さんを信じて切符を買ったゆきぴゅー。いよいよカンタに重大発表をする時が来ました。ふぅっと深呼吸して、、、

「あ、あのね、カンタ」

そう口を開くのと同時に向こうから直撃の一言、

「なんだって?」

ぎ、ぎくぅ、、、。やはり駅員さんとのやりとりを見ていてただならぬ雰囲気を察していたんですのね。こうなったら素直に言うしかありませんわ。お願いだから泣いたりわめいたりしないでくださいませね。電車の神様、お助けを〜!!!

「あああ、あのね、カンタ。これから乗る電車なんだけど、、、ロ、ロマンスカーじゃないん
 だって。でも特急だよ、特急!ロマンスカーは帰りに乗ろうね」

すると、意外にもあっさりと、

「ふーん」
(へ?)

Click で拡大
Click で拡大
行きで乗った長野電鉄2000系電車。レトロでかわいい色はりんごカラーと呼ばれているそうですの。

よ、よかったですわー。
っていうか彼の場合、電車に乗れれば何でもいいってことですの???
その後、無事先頭車両の一番前のシートを確保した相方は、席に座ったとたんに靴を脱ぎ、くるりと進行方向を向いたまま動かなくなりました。やれやれ、とにかく機嫌が悪くならなくてよかったですわ。
ホッと胸をなで下ろしていたらそのうちに電車はゆっくりと発車したのでした。

車窓は長野市を過ぎ、須坂市を過ぎ、どんどんのどかな風景へと変わっていきます。向こうに見えるのは黒姫山?それとも妙高山?なんて考えながらのんびり景色を楽しんでいると栗の町・小布施に着きました。

さすが観光地、たくさんの人が降ります。カンタはといえば反対車線に停車中の電車を見て
「なんか、とうきゅうでんてつでみたことあるでんしゃだねぇ」
とぽつり。
レベル高過ぎでついていけませんの。

気付くと電車は、右を見ても左を見ても一面に白い花が咲くりんご畑の中を走っていました。

“・・・まもなく終点、湯田中。湯田中に到着でございます”。

湯田中駅前温泉『楓の湯』はその名の通り駅舎のすぐ隣にありますの。カンタと一緒にちょっと熱めの露天風呂につかっていたその時です、ゆきぴゅーはとってもナイスなアイディアを思いついたんですの!帰りは途中の須坂駅で下車して須坂市動物園に行くですわ♪なぜかというと「天才!志村どうぶつ園」で一躍有名になった、サンドバックで遊ぶカンガルーのハッチがいるからですの。

(きっとカンタも大喜びするに違いないですわ!)

足湯にも入って売店にあったおやきとニラせんべいも食べて日帰り温泉を満喫した二人。いよいよ念願のゆけむり号に乗車ですの。

「よかったね、ボク。 今なら一番前に座れるよ」

と駅員さんに言われるまでもなくホームを全力疾走して展望席の最前列を陣取ったカンタ。そこでゆきぴゅーはさっき考えた案を発表することにしたんですの。

Click で拡大
帰りは念願のゆけむり号!運転手さんは上にいたんですのね
Click で拡大
最前席のこのワイドビュー感はテツでなくとも感動モノ!
Click で拡大
動物ではなくデゴイチに夢中
Click で拡大
一方、ゆきぴゅー念願のハッチはグーグーと夢の中でした(泣)

「ねぇカンタ。
 帰りはね、須坂駅で降りるよ」
「なんで?」
「カンガルーのハッチに会いに動物園に
 行くですわ」
「!」

動物園と聞いた途端、カンタの目はキラキラと輝きました。やっぱり子供は動物が大好きなんですのね。しばらくするとゆけむり号が発車しました。

目の前にさえぎるものがない最前列は迫力満点! カンタは大喜びで、

「わぁ〜、うんてんしゅさんみたいだね、
 ゆきぴゅー」

再び白い花が咲き誇るりんご畑の中を爽快に走り出したゆけむり号は、30分ほどで須坂駅に到着し、そこからバスに乗って須坂市動物園のある臥竜公園へ向かいましたの。200円の入場料を払って中に入ると、いきなりカンタが一目散に何かに向かって走っていきますの。ぜーぜー言いながらついていくと、そこにいたものはハッチでもトラでもペンギンでもなく、黒くて大きな、、、、D-51。

そうなんですの。

この動物園、蒸気機関車のデゴイチが展示されているのでした。パパママと以前来たことがあったカンタは、ここにデゴイチがあるのを知っていたんですのね。

喜んだのはデゴイチを見られるから???

アッパレ、電車王子、ですの。

 

こんどは一緒に小田急電鉄の新型ロマンスカー60000形「MSE」に乗りに行こうね♪

 

 

 

 

Click で拡大

 

今回ゆきぴゅーが利用した切符はコチラ↓

通常の長野〜湯田中間が片道1230円なのに、それがなんと往復で1500円!おまけに温泉入浴券も付いているという超お得なチケット。これはオススメですの〜。

>> 長野電鉄「日帰り 楓の湯クーポン」

 

 

初出:2008/05/21

  このページのトップへ
 


     
 
 

     
 
Creating Supported by
トライセック
サンタ・クローチェ
リンクについて
著作権について
プライバシーポリシー