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50. リチャード・ギアと老舗のビヤホールでごちそうさまですの 2008/01/23
 

■ またしてもタダごは登場を狙う人物が現れたですの〜

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ゆきぴゅーはデジカメメーカーの方々とのお付き合いはあまりないのですが、その数少ない中でも、ニコンカメラ販売フォトサポートセンターのK持さんは、ゆきぴゅーがお師匠サマの汚い事務所の床に寝袋で寝ていた辛いお弟子さん時代をよく知っていらっしゃる、つまり古くから知り合いの方なんですの。

現在はニコン塾の講師でもあるK持さんですが、ちょうど一年前に『バレーコートを熱くする影の演出者たち』 という初の写真展を開催された時に、

「ぜひ、こんどタダごはに立候補させてくださいよ」

と言って下さったんですの。

しかしその後まったく音沙汰無しで丸一年放置プレー。それが今年に入って「ぜひとも今月末までにご馳走させて下さい」と急なお誘いを受けたんですの。

「職場が眺めのいいところに移ったので、見学がてらご飯の前に会社の方まで
 遊びに来ませんか」

ということだったので、当日の夕方はまずJR田町駅近くのニコン塾のあるビルへ向かいました。
出迎えて下さったK持さんはさっそく普段セミナーが行われるという34階の教室へと案内してくださいましたの。教室の入り口のドアが開いた途端、

ブレブレで全然ダメダメの夜景(実際はスバラシイ)。

「キャー!ステキですわー!!!」

ゆきぴゅーがすっ飛んで行ったガラスの向こうには一面に広がる東京の夜景!!!
目の前にどどーんと東京タワー、その左奥には六本木ヒルズや東京ミッドタウン、隣のお部屋からは晴海埠頭やお台場の観覧車まで見えますの。

「ここからは夏の東京湾花火大会が
 バッチリ見えるんですよ」

とK持さん。
誰もいない暗がりの教室で二人きり。
な、なんですの?なんですの?
このタダごは始まって以来のロマンチックな展開は!!!
K持さんがまるで『プリティ・ウーマン』のリチャード・ギアに見えてきちゃいましたわ。

「じゃそろそろ食事に行きましょうか」
「は、はいですの」
「私の愛車が下に待機してますので」
「えっ?お車で通勤されているんですの?」
「ええ」

さ、さすがリチャード・ギアですわ。
だけどこんな都心のド真ん中で駐車料金は一体どんだけですの〜?!と貧乏性のゆきぴゅーはそんなことを考えながらビルを出ると、K持さんは上着のポケットからキーを取り出して言いましたの。

「ちょっと待ってて下さいね」

そしてどこかへ車を取りに行くのかと思いきやすぐ隣に並んでいる自転車の列に入っていき、、、って、え''っ?!

(じ、じてんしゃかいっ!)

「後ろ乗りますか?」

(う、うしろって、、、2ケツですの?!)

「お、お巡りさんに見つかったらしかられるのでやめておきますわ」
「そうですか。これ電動スイッチのあるやつで便利なんですよ、ほら」
「は、はぁ、、、」

リチャード・ギアはどこへやら〜。

ゆきぴゅーはその後、自転車通勤のすばらしさを延々聞きながら、ビルの谷間から吹く寒風を受けて約3qを早足で歩かされたのでした。こんなことならK持さんは自転車で、ゆきぴゅーは山の手線で現地集合でもよかったんではないですのー?!と思い始めた頃、やっとこ目的地に着いたんですの。

「ここですよ。ゆきぴゅーさん来たことありますか?」

そこは銀座七丁目、その名もズバリ『ライオン銀座七丁目店』。

「何度も前を通ってますが入るのは初めてですわ」

K持さんは愛車を歩道脇に停めて鍵をかけながら、

「そうですか。それならよかった。とっても雰囲気いいですよ」

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外国人率高し、の店内

中に入ると正面にガラスモザイクで出来た大壁画がででーんとあって、高い天井といい、レトロな装飾のまん丸い照明といい、、、どこかの時代のどこかの国へタイムスリップしたみたいなんですの。

「す、すごいですわ〜!!!」
「ここは日本で最初のビヤホール
 らしいですよ」

席につくと倉持さんがニコニコ顔で言いますの。

「今日は実は8000円までは私も
 タダでごはんなんですよ」

なんでも年末の忘年会で引いたクジで、見事当たった「タダ券」が8000円分(ライオン全店舗共通)あるんだそうですの。

「実はこの有効期限が一月末までなん
 です」
「あぁ、だから是非とも今月中にって
 言ってたんですのね」

美味しそうなビールと塩えんどう豆、そしてソーセージの盛合せが来たのでまずは、

「かんぱ〜い」

タダ券を目の前に強気のK持さんは、“育ち盛りの子供が3人いるから学費が大変なんですよー”とボヤきながらもかなりの食べっぷり飲みっぷり。K持さんの撮ったお写真を拝見しながら、ゆきぴゅーもフィッシュ&チップスやら柔らか牛タンシチューやらをぺろりと平らげてしまいましたの。

「ふー。食べまひたわー。もうお腹いっぱいだしヨイヨイですわー」
「いやいや、やっと約束が果たせてよかったれすよ〜。じゃそろそろ出ましょうか〜」
K持さんはふらつきながらも手にはしっかりとタダ券を握りしめてお会計へ向かったのでした。

「ごちそうさまでした〜。タダ券有効に使えてよかったですわね」

戻ってきたK持さんにそう言うとちょっと悲しい顔をしながら、

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「実は券を使えるのは5000円まででした・・
 ハハハ。あっいいんですよ、
 気にしないで下さい、気にしないで下さい
 ハハハ、、、ハハハ、、、」

最後にまるでねらったかのようなオチを作ってくださったK持さん、ごちそうさまでした〜。

顔では笑いながらも自転車にまたがって手を振りながら銀座の街へと消えていくその背中は心なしか泣いているように思えたのでした。

K持さん、ニコン塾の宣伝しておきますのでまたタダごは誘ってくださいませね〜。

 

 

今回の舞台はココ


昭和初期創建のビヤホールの雰囲気を味わいながら美味しいビールを飲みたい思ったらこちらへ。大人がゆっくりとビールを味わう場所、そんな雰囲気のお店ですの。
ライオン銀座七丁目店
東京都中央区銀座7-9-20
TEL.03-3571-2590

 

 

初出:2008/01/23

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