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47. 日帰りブラジル旅行でごちそうさまですの 2007/12/05
 

■ 札束とーちゃんの頼みとあらばどこへでも〜。

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「ねぇホントに群馬にブラジルがあるの?」
「あるらしいんですのよ、それが」

ただ今ゆきぴゅーは札束とーちゃんの娘T美ちゃんとドライブ中ですの。
目的地は“群馬のブラジル”という異名を持つ「大泉町」。
4万2千人余りの人口の約1割がブラジルやペルー系の日系人で、外国人率が全国一だというというちょっと有名な町らしいんですの。

「で、今日はそこに何しに行くんだっけ?」
「こんどデジタルフォトの連載で取り上げるかもしれないからそのロケハンですの」
「ふーん」

(本当はそれだけじゃないんですの、、、)

  実は数日前、折り入ってお願いがあるということで久々に札束とーちゃんに呼び出されましたの。聞くと、今年の夏のあの事件以来すっかり父親の威厳をなくしてしまったようで愛娘とのコミュニケーションがうまくいっていないそうなんですの。自業自得というものですが娘を溺愛している札束とーちゃんにとって、もどかしい日々が続いているのようなんですの。

「でね、ゆきぴゅーさん。最近うちの娘に気になることがあるんですよ」
「なんですの」
「どうも男の影が見えるんです」
「いいことじゃないですの。お年頃なんだし」
「ま、まあ、それはそうなんですがね、、、父親としたら心配で心配で、、、」

そう言って今にも泣きそうな顔なんですの。
「で、ゆきぴゅーにどうしろと言うんですの?」
「ちょっとさぐってもらえませんかね、本人に。もちろんワタシから聞いたってのは内緒でね。
 これで二人で美味いモノでも食べに行ったついでにでも、ね、ね」

そういって札束とーちゃんはポチ袋をぐいぐいとゆきぴゅーのカバンの中に入れますの。
こうなったら話は別ですの。

「わかりましたわ。T美ちゃんにそれとな〜く聞いてあげますわ。
 ゆきぴゅーに まかせてくださいですわ!」

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こちらがプラジリアンプラザ
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ポルトガル語の雑誌もたくさん
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ブラジル版ゆきぴゅーを発見ですの。ズーザンという名前らしい
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スーザンの会社は運送会社のようです。なぞの巨大パックが置いてありました。日本からブラジルへのお土産詰め合わせ???
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ナイスな標語
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次々と
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どんどん
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来る来る

・・・と、こうしてロケハン兼ねて札束とーちゃんの娘T美ちゃんを連れ出したというわけなんですの。

2時間弱ほどのドライブで着いた群馬のブラジルは、期待していたほど町全体が外国!!!

・・・という雰囲気ではないものの、いたるところにポルトガル語の看板があったり、突然商店街にタトゥーのお店があったりとなかなかおもしろいですの。

そんな中「プラジリアンプラザ」という大型のショッピングモールを見つけたので行ってみましたの。1階は電化製品、旅行会社、日本のお土産品コーナー、2階に上がってみると美容室、軽食、小さなバー、食料品や雑誌などを扱うスーパーと、100%この町に住んでいるブラジル人向けの品揃え。店内を一通りひやかしているとそのうち二人のお腹の虫がぐうぅと鳴き始めましたの。

「お腹すいたね」
「T美ちゃん、お昼はシュラスコですわよ」
「シュラスコって?」
「ブラジルのお肉料理の食べ放題
 みたいなものですの」
「きゃー、楽しみー!!!」

シュラスコ初体験だというT美ちゃんを連れて下調べしてきたブラジル人が集まるというレストランに行きましたの。土曜日の午後の店内は入り口のドアを開けたとたん、ポルトガル語が飛び交う、まさに“ブラジル”でした。

「わぁ〜、なんか熱気がすごいね」

席について何はともあれお肉ですわ。

「シュラスコ 2 人前!」

絶対日本人だろうと思った店員さんに言うと、片言の日本語で

「ハイ。アチラノ バイキングモ ドーゾ」
と言うのでびっくりですの。皆さん日系人の方なんですのね。食べ放題のバイキングには、サラダやラザニア、ピザなどサイドメニューがありますが、シュラスコを食べに来たからには、一にお肉、二にお肉、三、四がなくて五にお肉、の精神でのぞまなくてはいけません。

さっそくウェイターのお兄さんが串焼きにした巨大な肉のかたまりを持ってテーブルにやってきました。

「わぁ、すごーい。ここで切ってくれるんだ」

T美ちゃんは興奮の様子ですの。炭火でじっくり焼いたお肉はとってもジュージー!お肉本来のうまみが口の中に広がりますの。これぞシュラスコ!肉好きにはたまりませんわ〜!ブラボー!!!

「トリノ シンゾ、シンゾ」
「鳥の心臓ね」
「コレハ ウシノ スペアリブ」
「スペアリブ、大好きですわ〜」
「クッピン クッピン ウシ、ウシ」
「なんだかわからないけどおいしそー」

次から次へとお兄さんがやってきます。 

「ゆ、ゆきぴゅー、少しはサラダとか
 食べたら?」
「いいんですの。胃袋にお肉以外を
 入れるスペースを作ってはもったい
 ないですわ」

たしか渋谷か原宿にあるシュラスコのお店は、裏表違う色のカードみたいなものを机の上に置いて「肉をくれ〜!」というときは緑、「今はいらないよ」っていう時は赤というように意志表示出来るようになっていましたの。でも大泉町のブラジルにはそんなものはございませんの。

“あっ!新しい肉ですわ”と物欲しそうに遠目から見ているとすぐさま気づいてニコニコ顔で持ってきてくれるんですの。

こうしてひっきりなしにゆきぴゅーの前にはウェイターのおっちゃんが来て肉を切り分けてくださるのでみるみる間にお腹はぱんぱん。もう一切れも入らないですわというところまで来てしまいました。ひたすらお肉だけを食べまくっていたゆきぴゅーですが、そろそろ限界が来たようですの。

「T美ちゃん、わたくしこんなお腹に
 なってしまいましたわ」

と言ってポンポンたたいてみせると、

「うわぁ、だ、だいじょーぶ?
 それ全部お肉だよー」

串に刺されて丸焼きになったほうがいいのではと思うくらいのゆきぴゅーのお腹にT美ちゃんはびっくりしていました。もう何も食べられないと言いながらもしっかりとデザートは食べてお会計ですの。

「ここはわたくしが払うですわ。
 心配しないでですわ」
「え?いいのぉ?」
「いいんですの、いいんですの。
 T美ちゃんは車も出してくれて
 ロケハンつきあってくれたから
 いいんですの」

そう言ってゆきぴゅーは例のポチ袋から福沢諭吉を取り出してお会計を済ませましたの。
お腹がいっぱいになったとたんに眠くなったゆきぴゅーは帰りの車中でうとうとした頭で何かを思い出そうとしていました。

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(あれれ〜、、、わたくし、なにかを
 忘れている気がしますが
 何でしたっけ???
 まぁ、いいですわ、
 どーせたいしたことじゃない
 ですわ、、、)

お腹いっぱいで気づくとおうちに着いていた
幸せなブラジルデーだったのでした。

 

 

 

 

 

ゆきぴゅーが行った大泉町のシュラスコのお店はこちら

★ブラジルレストラン プリマベーラ★
(CHURRASCARIA Primavera)

男性2880円、女性2330円でシュラスコ食べ放題ですの。
群馬県邑楽郡大泉町西小泉3-2-15
TEL: 0276-62-8607
(ポルトガル語で出ます)
水曜定休

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初出:2007/12/05

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