コンテンツのトップページへ
29.電車男と春の房総でごちそうさまですの 2007/03/14
 

■ 電車男が新幹線で再び上京ですの〜!

ひとつ前のページに戻るこのページのトップへ

 ゆきぴゅーのパパンは各地のお寺をめぐってご朱印をもらうというマニアックな趣味を持っていますの。

 数年前に地元の「信濃三十三番札所めぐり」を終えると、お次は「秩父三十四ヶ所札所めぐり」、そして最近は「坂東三十三ヶ所」という、東京・神奈川・千葉・栃木など関東一円にある33ヶ所の観音さまをめぐる巡礼の旅を始めたらしいんですの。そこで今月は“春の房総半島寺めぐりの旅”にゆきぴゅーが駆り出されて行くことになりました。

 そんなわけで先週、早起きして東京駅までお迎えにいったゆきぴゅー。
実はその日、長野からやってきたのはパパンとママンだけではなかったんですの。

 「いきぷ、かんちゃん“あしゃま”にのったんだよう。じーちゃんとばーちゃんと、
  おりこうさんでのったんだよう」

なんと今回、甥っ子の電車男ことカンタも一緒だったんですの。
ママなしで、ジジ&ババと一緒に上京した3歳児!東京駅では、のぞみやMAXを見てテツ魂に火がついたようで、朝からマシンガントークが炸裂ですの。

 「いけぶくろほうめんはごばんしぇんとろくばんしぇんにおならびくだしゃ〜い」

Click で拡大
うりふたつ
Click で拡大
房総半島の春はすぐそこ
Click で拡大
館山を見下ろせる展望台でサバ子とカンタ
Click で拡大
電車男は寺には無関心
Click で拡大
海は広いな大きいな〜♪
Click で拡大
房総最南端にある野島崎灯台は
日本初の洋式灯台

なぜかそのフレーズを呪文のように繰り返す電車男を乗せて、一行は春の房総半島にむけて出発したのでした。

 パパンの計画によれば、一日目に回るお寺は3ヶ所。まずは千葉市にある「千葉寺」です。天然記念物の大きな銀杏の木があるりっぱなお寺さんでしたが、電車男はまったく興味がないようす。ご朱印帳にご朱印をいただき、さらに車を走らせてお次は木更津の「高蔵寺」というお寺に着きました。その頃、朝からハイテンションだった電車男は車の中で爆睡中。せっかくカンタそっくりのお掃除小僧がいたので見せてあげようと思ったのに残念ですわ。

 その後、さらに南下して館山に到着ですの。館山といえば、ゆきぴゅーの親友サバ子がお嫁に行ったところ。そこで、熱狂的なカンタファンのサバ子を誘って一緒にお昼を食べることになりましたの。

 美味しいお寿司を食べながら、久しぶりの王子との再会でまたもやフォーリンLOVEしたらしいサバ子、、、。
新婚生活だいじょうぶですの?

「かんちゃん、今日は何に乗って来たの?」 と、メロメロ状態のサバ子。
「かんちゃんはねー、あしゃまにのったんだよう。にかいだてまっくしゅにものったんだよう。それからねぇ、のじょみとー、こまちにものったんだよう」
「ふーん、そうなのぉ

傍で聞いているとツッコミどころ満載の会話ですの。お昼の後は、名残惜しそうなサバ子とお別れして、3つ目のお寺「那古寺」に行き、ご朱印をいただいて一日目のお寺めぐりは無事終了となりました。

 パパンの予約してくれたその日のお宿は、房総半島の南端、目の前に野島崎灯台を臨むロケーション。宿に着くとさっそく大浴場へ。そこでもなぜか若いおねいさん達の人気者のカンタ。

「ぼく、なんてお名前?いくつ?」
「まちだかんたでしゅ。さんしゃいでしゅ。おとうさんのなまえは○○○。ママのなまえは○○○でしゅ、、、、」
「そうなの〜(笑)よく言えたわねー。カンタくんはどこから来たのかな〜?」
「えっとぉ〜かんちゃんはぁ〜、にかいだてまっくしゅ!・・・」

おねいさん達にちやほやされてすっかりいい気分らしく、水鉄砲ごっこなんかして愛想を振りまいているですの。お風呂にはお年を召した方もいらっしゃるのですが、その方々には目もくれず、若いおねいさん達だけに近寄っていくあたり、将来が心配ですわ。

お風呂からあがると、カンタは一目散に脱衣所にあるコーヒー牛乳の自動販売機の前に走って行って言いました。

「いきぷー、かんちゃん、これのむ」
「ゆきぴゅーお金持って来てないから買えないですわよ」

と返事をすると、
「おばーちゃんはぁ?」
「ばーちゃんも持ってきてないの。この後ごはんだから我慢しなさいね」

普段やさしいバ〜バにも見放されたカンタは、しばらく自販機の前で素っ裸の座り込みを開始ですの。静かになったのでやれやれと思っていたら、お風呂で一緒に遊んでもらったおねいさんを指差して言いました。

「あのおねーちゃんにこーひーにゅーぎゅーかってもらう!」
「ええぇーっ?!」

いきなりふられたおねいさんもびっくりですの。
「か、かんたくん。おねーちゃんもお金持ってきていないのよ。ごめんね。おりこうさんだからおねーちゃんの言うことわかるわよね?」
となだめられると、
「かんちゃん、まださんしゃいだからわかりましぇんっ!」
「・・・・」

親はどーいうしつけをしているですの〜。そのうち“こーひーにゅうぎゅー、こひーにゅーぎゅー”の連呼とともに脱衣所をグルグル。それを、あられもない姿で捕まえようとするゆきぴゅー。ついにバ〜バからの一喝が飛びました。
「そんなことしてるとお巡りさん呼ぶわよ!」
お巡りさんにはめっぽう弱い電車男、ようやく自販機の傍から離れ、代わりに無料で置いてあった黒豆麦茶をガブ飲みすると、おねいさんにニコニコ顔でバイバイをしておりました。

 お風呂の後は待ちに待ったごはんの時間ですの。お夕食は海の幸盛り沢山のオンパレードで、自分の目の前で好きなだけズワイ蟹やサザエやホタテを焼いて食べられる海鮮料理のバイキングなんですの。

「かんちゃん、何食べたいですの?ほら、おいしそうなお魚いっぱいあるですわよ〜」
抱きかかえながらお料理を見せて回ると、
「かんちゃんこれ」
・・・指差す先にはフライドポテト。
「これ?お寿司は?カニさんも美味しいですわよ」
「これっ!」

やはりフライドポテト、、、、。カニやサザエや伊勢エビではなく、なぜにフライドポテト?それって人生勝ち負けでいったら絶対負けですわよー。なんて哀れな3歳児、、、。席についてイモだけ食べるカンタに、
「おイモ、おいしい?」
と聞くと
「おいしくなーい」
「・・・」

Click で拡大

なるほど一口食べると、塩気のないすっかり冷めたフライドポテトだったのでした。

 しばらくしてカンタは、ポテトを口に入れたままコックリコックリと舟を漕ぎ始めたかと思ったらあっという間に机に突っ伏してご就寝。朝からあれだけしゃべって走り回れば無理もないですわ。

 そんな電車男を乗せて翌日は外房へ向けて出発ですの〜。        つづく

 

番外編
ゆきぴゅーのパパンが回っている“坂東三十三ヶ所”とは、西国三十三ヵ所・秩父三十四ヵ所と合わせて『百観音霊場』っていうらしいんですの。世の中には百観音もめぐっているヒマな人もいるんですのね〜(>失礼)。そして「四国八十八ヶ所霊場」っていうのが、あの有名な「お遍路」なんだそうですの。えっ?!ってことはゆきぴゅー、いつの日かお遍路までつきあわされるですの〜???
 
初出:2007/03/14
  このページのトップへ
 

     
 
 

     
 
Creating Supported by
トライセック
サンタ・クローチェ
リンクについて
著作権について
プライバシーポリシー