コンテンツのトップページへ
16.セレブとビアガーデンでごちそうさまですの。 2006/08/23
 

■ゆきぴゅーが計画した夏のイベントに
  アルコールに目がないセレブY澤がまんまとひっかかり・・・

ひとつ前のページに戻るこのページのトップへ

首都圏で特に有名で人気のある山、高尾山。

その高尾山の中腹にビアガーデンがあるんですの。その名も「高尾山ビアマウント」。ケーブルカー高尾山駅を降りてすぐの標高500mの高台にあって、都心はもとより晴れていれば横浜の夜景までもが展望できるまさに天空のビアガーデンなんですの。ゆきぴゅーはこの夏『高尾山登山とビアマウント』を計画して、さっそく日頃運動不足であろうセレブY澤嬢を誘ってみましたの。

 「こんどの土曜日何してるですの?」
 「土曜日?何もなければいつも通りエステだけど、なにかあるの?」
 「ビアガーデン行くですわ」
 「ビアガーデン!?行くわ!もちろん行くわ!
  早目に行って明るいうちから飲みましょうよ!」


と、案の定のお返事ですの。きっと山登りなんていうと来ないから高尾山登山のことは当日まで黙っていることにしましたの。

土曜日。
お昼過ぎに京王高尾山口駅で待ち合わせですの。身軽な格好で現れたセレブY澤嬢。

 「お待たせー。暑いわねー。実は二日酔いでちょっとムカムカしているのよ」

そう言いつつも駅に隣接された売店で缶ビールを手に取るセレブ。
 「えええー?!い、いつ飲むですの、そのビール!」
 「今よ」
 「いまーっ???二日酔いって言ってたのに今飲むですのー?」
 「そうよ。だってのど乾いたもの」

セレブにとってビールはミネラルウォーター。ゆきぴゅーの買った南アルプスの天然水と同じなんですわ。

ぐびぐびぐび・・・と飲み干したセレブY澤。

 「さぁ行きましょ、ビアガーデン♪」

2人は颯爽と歩き出しましたの。表参道のおみやげ物屋をひやかしながら少し歩くとケーブルカーの乗り場に着きました。

 「じゃチケット買ってくるわね」とセレブ。
 「チケットはいらないんですの。こっちの道を行くんですのよ」
 「え?そうなの?こっちが近道なの?」
 「そうですの」

うまく騙せたですわ。ケーブルカー駅の脇の山道を歩き始めること20分。
 「ねぇゆきぴゅー。ビアガーデンはどこ?まだなの?!」
これはおかしいと思ったセレブY澤がまくし立て始めましたの。実はビアガーデンは高尾山登山をした後だと説明するとその場に座り込んで、
 「登山〜?!登山ですって〜?!私はビアガーデンだっていうから来たのよ!」
と怒り出しましたの。
 「でも頂上まで登ってからだとビールがなおさらおいしいと思いますのよ」
 「ビールはいつだっておいしいのよ!」
 「・・・」
 「大体ね、セレブの辞書に登山という文字はないのよ!」
 「・・・」

ギャーギャー騒いでいるので放って歩き出したら、置いていかれたら困ると思ったのかとうとう堪忍したらしく黙々と歩き始めましたの。

Click で拡大

 「だいじょうぶですの?」
 「・・・(ゼーゼー)」

そのうちさすがの酒豪もさっき飲んだビールがぐるぐると回り出し、昨晩浴びるように飲んだという日本酒の匂いのする汗をダラダラかき出してあわや脱水症状かと思われたのでゆきぴゅーの持っていったお水(本物)を分けてあげました。

 「(ゼーゼー。ゼーゼー)ね、ねぇゆきぴゅー、近くに茶屋はないの?
  きゅ、休憩しない?」
 「このコースは頂上までないですの」
 「・・・」

仕方ないですの。これもおいしいビールのためですわ。頑張って歩いてくださいませ。なんて友達思いのゆきぴゅー。

セレブの足でもなんとか頂上には1時間20分ほどで着きましたの。下で飲んだビールはすっかり汗となって消費したらしいですの。
 「ね?そんなに大変じゃなかったですわよね」
と聞くと、息も絶え絶えに一言。

 「と、とりあえず、、、ビ、ビール・・・」

Click で拡大

そう言ってガクっと倒れこんだセレブY澤を担いで、山頂にあるお茶屋さんに入りましたの。のどを潤すためにイチゴとレモンのかき氷を注文。もちろんセレブはその前に缶ビールを片手にぐびぐびぐび・・・とやっていますの。

さて厨房の方でぐわんぐわんと音がしてしばらくして出てきたそのかき氷ったら、ふわふわしていて口の中に入れたとたんにふわっと溶けるですの!決して登山をして疲れていたからだけの理由ではない最高のかき氷ですの。ゆきぴゅーはあまりのおいしさにお店のおばちゃんに声をかけてしまいましたの。

 「このかき氷すごーくおいしいですわー!何か秘密があるんですの?」
 「そうですか?たぶんそれは氷がいいからじゃないかしら。
  専門の業者さんから毎回仕入れているからね」

人生史上最高のかき氷を食べたあとは、いよいよおいしいビールが待っているですの。頂上から約20分ほど下ればいよいよビアガーデンですの。

しかしながらすでに頂上で缶ビールを飲んでいい気分になっているセレブY澤は、慣れない山登りなんぞをしたこともあって膝にガタがきたらしいですの。

 「あぁー、ゆきぴゅー!あーら、たいへんよぉー!
  膝が笑うってこういうことをいうのねぇー!」

百八段階段を下りながら叫んでいますの。煩悩と同じ108の階段を下ってぜひとも己の煩悩を滅してくださいませ。

さて、真夏のビアガーデンは大盛況。

まだ日差しが強い4時過ぎに入ったのですが700席あるという椅子はあっという間にいっぱいになってきましたの。やっとこ本来の目的地に到着したセレブY澤嬢は、ゆきぴゅーが1杯の中生ジョッキを飲みほす間に4、5回セルフビール機の前に並んでは飲み並んでは飲みを繰り返しすっかり上機嫌になっておりました。

 「いやー、登山なんて小学校以来よ、小学校!!!
  よくやったわ、わたし。えらいわよね。頂上まで登ったのよ。うぃっく・・・」

Click で拡大

ジョッキ両手に持って完全な酔っ払いの出来上がりですの。結局時間制の2時間をオーバーして追加料金を払って退散。帰りは暗いし酔っ払いに林の中に突っ込まれても助けようがないのでケーブルカーを使って降りることにしましたの。

 「ひゃーたのひかったわぁ。
  ゆきぴゅーまたねぇ。
  わらひはちゅうおうせんで
  かえるからぁ。
  きをつけてかえるのひょ〜。
  まったねぇ〜」

ぷぅ〜んと酒臭いセレブをなんとか中央線に押し込んでさようならですの。無事おうちに着いてくれことを祈って・・・。

夏の思い出ですの。

※おいしいかき氷をいただけるのは高尾山山頂御食事処・曙亭さんです。とろろそばでも有名らしいですの。

八王子市高尾山2176
TEL:042-663-1386
営業時間:10:00〜16:00
水曜定休日
 
初出:2006/08/23
  このページのトップへ
 

     
 
 

     
 
Creating Supported by
トライセック
サンタ・クローチェ
リンクについて
著作権について
プライバシーポリシー