● [ 文字 ] パネルが少し便利になった

　Photoshop で文字をデザインしたり、段落を使って文章を書くユーザーにとって、[ 文字 ] パネルやその他のテキスト機能が CS6 では改良されました。（ 画面１ ）

　 [ 文字 ] パネルでは、[ OpenType ] の各種コマンドが [ 文字 ] パネルの下部にボタンとして配置されました。これにより各 [ OpenType ] コマンドへのアクセスが大幅に改善されます。また、これに伴い、[ 文字 ] パネル上の各オプションの位置も少し変更されています。この辺りの変更は、以前のバージョンから [ 文字 ] パネルを頻繁に使っているユーザーにとっては、多少戸惑う変更かもしれません。

 

● 便利なスタイルパネル

　テキスト関連で新しく搭載された機能が、[ 文字スタイル ] パネルと [ 段落スタイル ] パネルです。これらは、文字や段落の細かな設定を各スタイルパネルに登録しておき、いつでも簡単に呼び出して使える機能です。

画面２：[ 文字スタイル ] パネルの使い方
画面３：[ 段落スタイル ] パネルの使い方

　 少し地味な新機能ですが、スタジオグラフィックスの Photoshop Tips & Manual の手順画面ような画像を頻繁に作っている筆者にとっては大変に便利な新機能です。まだ使い込んではいませんが、こうした画像制作のワークフローが飛躍的に捗るのは間違いなさそうです。

● 新しく追加されたメニュー

　CS6 では、[ 書式 ] という新しいメニューが追加されました。従来では [ レイヤー ] や [ ウインドウ ] メニューに散らばっていたテキスト関連のコマンドが、ここにまとめられています。これにより、各種コマンドが探しやすくなりました。

▼ 画面 ４ [ 書式 ] メニュー