このコンテンツのトップページへ できるオヤジになる!
デジカメPopeye II
第37回 デジカメと一緒に持ち歩きたい周辺機器
     ポータブルストレージ&フォトビューア
     ポータブルストレージの歴史と飛鳥 Tripper V
 


Tripper シリーズでお馴染みの飛鳥から、新しいポータブルストレージが発表されました。フォトビューア機能付きの『Tripper V』です。

そもそもポータブルストレージってなんだ?
Tripper シリーズって何? という読者のために、今回は少しポータブルストレージとTripperについて解説しましょう。  

(2007/03/07) >> Tripper V 特集 目次

 

■ポータブルストレージとは

ひとつ前のページに戻るこのページのトップへ
 
飛鳥が発表したフォトビューア機能付きポータブルストレージ『Tripper V』。80GBモデル 49,980円〜と、戦略的な価格設定も印象的です。

飛鳥から新製品 フォトビューアでありポータブルストレージでもある『Tripper V』が発表になりました。そこで、今回の「デジカメPopeye2」はポータブルストレージとフォトビューアについてお話ししたいと思います。

ポータブルストレージは文字通り「持ち運べる記憶装置」のことです。ただし、デジカメ関連機器としてのポータブルストレージとは、単なるハードディスクや記憶ディスクのことではなくて、メモリーカード・スロットを搭載した記憶装置を挿します。代表的な製品は飛鳥のTripperシリーズです。

メモリーカードスロットでもあり、ハードディスクでもある、そして内蔵バッテリーを搭載して外出先でも使えるもの、がポータブルストレージです。
「メモリカードスロットが付いたハードディスクなんてどこが便利なんだろう?」と感じた人もいるかもしれません。実際、スタグラでお馴染みのカメラマン薮田織也氏もインタビューで、はじめはそう思ったと言っています(飛鳥 プロが薦めるTripperシリーズの魅力)。

■ ポータブルストレージの用途
ひとつ前のページに戻るこのページのトップへ
 

ポータブルストレージの便利さを「ひと言」で表現するのは難しいですが、用途を紹介すると解りやすいと思います。

例えば、デジタルカメラの撮影に夢中になって、メモリーカードの残量がほとんどなくなってしまったとき、ポータブルストレージにコピーして確認すれば、メモリーカードをクリアにして、また撮影に集中できます。

メモリーカードをたっくさん、たっぷり持っているという人なら別ですが、普通は1〜2枚のお気に入りのカードでやりくりしているでしょうし、時には予想外に撮影してしまうこともあるでしょう。そんなときにポータブルストレージが役立つのです。

もちろん、バックアップという意味でもポータブルストレージは重要です。カメラマンにしてみれば、撮影した写真画像はビジネスの成果物。どんなトラブルに遭遇しようとも、道中に失うわけにはいきません。一般の方にとっても、自分で撮ったかけがえのない大切な写真です。ポータブルストレージにバックアップしておけば、まさかのトラブルにも安心です。

スタグラのコラムでお馴染みの「ゆきぴゅー」もTripper miniのユーザ。
取材&撮影先でバックアップしたり、取材に協力してくれた方が撮った写真をTripper miniにコピーしてお預かりしてきたり・・といった使い方をしているようです。

ポータブルストレージの特長は簡単にコピーができること。右の写真のように、デジタルカメラで撮影したら、メモリーカードを取り出してポータブルストレージにセット、「COPY」ボタンを押すだけで写真画像がかんたんに転送できます。

更に『Tripper V』はフォトビューア機能付き。
搭載した4.3インチのワイド液晶画面で写真画像を手軽に表示して確認、チェックすることができます。

 

■ Tripper シリーズ の歴史とあゆみ
ひとつ前のページに戻るこのページのトップへ
 
初代TripperのWEB広告画像。発表当初より、デジカメ画像が大容量になっていくことを予見したフォト・ストレージであることをうかがわせる。この外観はTripper Plus、Tripper Nextと継承される(ボディカラーはそれぞれ異なる)。
ボディサイズがコンパクトになり、バッテリー使用時間も満足いくレベルに進化した『Tripper mini』。ちなみに海夏が右手にもっているのがTripper mini。
バックアップ用途と携帯性、ローコストを重視したコンセプトの『Tripper Light』。

飛鳥の『Tripper』はポータブルストレージの先駆けとなった製品です。まだデジカメ用メモリーカードの主流が数十MBだった頃に登場しました。

CFカードスロットを搭載し、日本語対話で解りやすい操作性が特長です。その後、ボディサイズはそのままに、外部バッテリーを標準で添付した『Tripper Plus』、バッテリーや高速性等を強化した『Tripper Next』と進化し、プロカメラマンやハイアマチュアを中心に利用されてきたのです。

大きくモデルチェンジしたのが『Tripper mini』です。操作性はほぼ変わりませんでしたが、内蔵HDDの小型化に合わせてボディサイズも小さくなりました。バッテリー使用時間も延びて、ある意味で完成型に達した製品です。小さくて使いやすく、バッテリーも長持ちする、パソコンに繋げればかなり使える(USBケーブルから電源の一部がとれます)、ということで筆者のイチオシ製品でもありました(ちなみに残念ながらもう生産は終了してます)。

そして、2007年、Tripperシリーズとしてのラインアップは大きく2つに分かれました。バックアップを用途としたポータブルストレージの『Tripper Light』と、フォトビューア機能も持った『Tripper V』です。

この2機種はポータブルストレージという点では同じカテゴリの製品ですが、実に明確に異なるコンセプトを持っています。

Tripper Light』は薄くて軽く胸ポケットに入るほどコンパクトです(ちいさい胸ポケットには入りません(汗;))。その分、Tripperシリーズの最大の特長だった液晶画面がなくなり、バックアップコピーした結果を見ることができません。すなわち、バックアップ用途に特化した携帯性重視の製品なのです。

一方の『Tripper V』はコピーした写真を、4.3インチのワイド画面で表示することができます。これは正常にコピーできているかどうかを確認するだけでなく、デジカメの小さな液晶では解りづらかった被写体のピントやブレ、細かな露出の具合などを確認することができます。もちろん、外出先でスライドショーを見たり、リビングのテレビに繋げてもっと大画面で写真を「楽しむ」という、フォトビューア機能付きならでは使い方もできます。当たり前のことですが、『Tripper Light』と比較すれば大きなボディで、胸ポケットには入りません(オーバーオールの胸ポケットには入るかもしれません(汗;))。

このようにTripperシリーズは、ポータブルストレージといってもいろいろなニーズに合わせた製品ラインアップが用意されてきました。そしてフォトビューア付きの『Tripper V』が新たなラインアップに加わり、選択肢が増えたことはユーザにとってはうれしいことだと思います。

Tripper V の機能や操作方法などについては、追って次の機会で述べていきたいと思いますので、お楽しみに。

 

※ 画像提供: 飛鳥 (画面はハメ込み合成です)

>> 次ページ 「Tripper V の操作画面(1) 起動〜写真の表示」


メールマガジンに登録しませんか
 
 
 
  このページのトップへ
 






     
 
 

     
 
Presented by
飛鳥のWEBサイトへ
Created by
サンタ・クローチェ
トライセック
リンクについて
著作権について
プライバシーポリシー