コンテンツのトップページへ 薮田織也と澤口留美の 女性の撮りかた講座
モテ写 on The Web
第11回 スマホ/携帯で可愛く自分撮りするには! 2012/05/25
 
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▼目次  
ダメ写な自分撮りの例
20°45°120°の法則で撮る!
いざ撮影!…でもその前に
次回予告
▼写真0 スマホで自分撮りに挑戦!
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最近の携帯電話やスマートフォンには、インカメラという自分撮りに使えるカメラが搭載されています。この機能を使って自分自身を可愛く素敵に撮るテクニックをご紹介します。
( 写真を Click で拡大 )
▼撮影データ
Camera ------
Lens ------
F. Dist. --- EV ---
Aperture --- S. Speed ---
ISO --- WB ---
M.Mode --- Strobe ---
Light ---
Filter ---
▼Topix  
CX 「 ホンマでっか!?TV 」 2012 年 5 月 23 日放送の 「 もしもの時に役立つホンマでっか!? 」 で、薮田織也が紹介した 「 可愛く自画撮りしたいなら 」 のスタグラ版をお届けします。

▼執筆する連中 Illust by 薮田織也
●師匠: 澤口 留美
  書籍 「 モテ写−キレイに見せるポージング 」 の著者。今は京都でヨガに夢中! 澤口 留美
●弟子: 薮田 織也
  人物写真家。今まで男性目線で女性を撮ってきたことを反省し、これからは女性が喜ぶ写真を撮ろうと目論むオヤジ。 薮田 織也
 
■ ダメ写な自分撮りの例
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● カメラと顔を同じ高さで撮っちゃダメ!

さぁさぁ、前回の予告通り、今回は薮田さんにテレビネタでモテ写を進行してもらうわよ。わたしは聞いてるだけにするから、ひとりでしゃべってよねっ!
テレビ出演の依頼が来なかったことをま〜だ拗ねてるんですかっ!
………。
あっ、ホントにしゃべらないつもりですよ、この人。
…………。
じゃぁいいですよ。一人でやりますよ。一人で。では、いきますよ。はい、皆さん、写真1をご覧くださいな。これは写真初心者にありがちな典型的ダメ写ですね。何がダメって、人物の顔がど真ん中にあることです。( チラッ )
……………。
…顔がど真ん中で、しかも頭上が空きすぎですよね。こりゃぁバランスの悪い構図の典型ともいえまして……。( チラッ )
………………。
で、どうしてこんな写真になっちゃうのかと申しますと、それは写真2のような構え方を……して…… ( チラッ ) ……いるからでありまして…………………あ゛ー! やりにくいっすよ、もうっ! ウンとかスンとかヘンとか言ってくださいよ。
ヘンよ、思いっきり変よ。なーにが 「 写真うつり評論家 」 よ。もともと胡散臭いオヤジのくせして、さらに胡散臭い肩書付けてさっ。スタグラと 「 モテ写 」 の品位を穢しまくってるわ。
あっ、いや、それは僕が付けた肩書じゃないんですよ。ディレクターの人がテレビ的にウケを狙って………

▼写真1 ありがちなダメ写自分撮り
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携帯やスマートフォンで自分撮りをする写真初心者にありがちなのが、こうした 「 日の丸構図 」 の写真です。頭上が空き ( ルーズ ) すぎて人物写真としてバランスが悪すぎますよね。この写真がダメ写なポイントは、カメラと自分の顔が同じ高さにあるので、目が伏し目がちになってしまうこと。また、顎のラインが気になる人は、はっきりと顎が写ってしまうので要注意です。
(写真をClickで拡大)

▼写真2 写真1の撮影スタイル
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まっすぐに延ばした腕でスマホを持って撮影すると、写真1のような 「 日の丸構図 」 になりがちです。 (写真をClickで拡大)

もっと変なことに気付いたから言っちゃうわよ。写真0のスマホ、これニセモノじゃない? それに、写真2のモデルさんが持ってるスマホと全然違うじゃない。

 
はは……そんなこと……。僕、インカメラの付いてるスマホを持ってないんですよ。だから、写真0は届いたばかりの Illustrator CS6 で描いて嵌め込み合成です。  
なによ 「インカ村 」 って。  
インカじゃなくて、イン・カメラ。いまどきの携帯やスマートフォンって、普通にデジタルカメラが内蔵されてるでしょ? だけど、それって液晶画面の反対側に付いてるから、自分撮りをするときに液晶画面で確認できないんですよ。そこで、自分撮りもできるように、液晶画面側にもカメラが付くようになって、このカメラのことを 「 インカメラ 」 って呼ぶんです。カメラが液晶画面側に付いてるから、自分撮りするとき液晶で映りを確認できるんです。  
ふ〜〜〜〜〜〜〜ん。じゃぁ、そのインカ帝国でバッチリ可愛く自分を撮る方法を紹介してもらいましょうか。  

■ 20°45°120°の法則で撮る!
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● 動かすのはカメラを持った腕だけ

それではですね、まずはいつも自画撮りするように、スマホや携帯電話を持って腕を前に伸ばしていただきましょう。そして、その腕を垂直方向に 20°だけ上げてください。
写真3の 20°ってホントに 20°なの?
そんなことに拘りますか。Photoshop で 20°の傾き指定したからコンピュータが間違ってない限りホントですよ。
このときの注意点はカメラにつられて顔を上げないことね。
そうっすね。さすが師匠。だから手でアゴを押えておくんですが、この手は後で重要になるので必ずやってください
液晶画面で確認すればわかるけど、こうして 20°上げたカメラを目だけ追うと、写真1のように伏し目がちにならずに目がパッチリするのよね。
さすが! 流石! やっぱり師匠はそうでなくちゃ。

当たり前じゃない。 誰の講座だと思ってるんですか。で、次は写真4のように腕を外側に 45°開くと。これは S 字ポーズの 45°タオル絞りと同じ理由ね。

で、このと……
このときも顔は動かさないのよ。あくまでもカメラは目で追ってね。
そうそう、そして……
20°45°と動かしてきた腕は、最後に写真5のように、肘を 120°曲げるの。これはね、写真4のままだとカメラを持っている腕が写真に入っちゃうからなの。だからカメラを自分の顔に近づけるように肘だけ 120°程度曲げるといいわけ。
……。
さぁ、これで前準備は終わりよ。次はいよいよ撮影ね。でもちょっと待って。カメラの構えはこれで完璧だけど、シャッターボタンを押す前に注意することがあるのよ。
…………。


▼写真3 腕を 20°垂直に上げる
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まっすぐ前に水平に延ばした腕を、20°ほど垂直に上げます。このとき、カメラと一緒に顔を動かさないように、手でアゴを押えておきましょう。カメラは目だけで追ってみてください。
(写真をClickで拡大)

▼写真4 腕を外側に 45°開く
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20°に上げた腕をそのまま 45°外側に開きます。このとき、顔は動かしません。カメラを目で追っていきましょう。 (写真をClickで拡大)

▼写真5 肘を 120°曲げる
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20°、45°を維持したまま、カメラを顔に近づけるように肘を 120°曲げます。
(写真をClickで拡大)

■ いざ撮影!…でもその前に
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● 重要なチェックポイント

薮田さんはテレビではあまり触れてなかったけど、ホントに「 可愛く撮る 」 のなら、ここからがもっとも大切なの。
………………。
写真6を見てちょうだい。まずは頭上をこぶし一個分だけ空けてね。これは写真全体のバランスをとるためよ。次はスマホだけじゃなく他のカメラでも同じだけど、レンズは見ちゃダメ。レンズから少しだけ目線をずらすのがいいの。これ、実際にレンズを直視した写真とずらした写真を撮って見比べて欲しいの。ほんのちょっとのことなのに、随分と印象が違うから。
………………………………。
最後のチェックポイントはさっき薮田さんが 「 後で… 」 って言ってた 「 手 」 よ。この講座の第4回第5回でも触れているけど、手ってものすごく重要なアイテムですからね。手についての詳しくは第4回第5回を読んでね。
…………………………………(怒)
なによ、その険悪なオーラは。
ぼ、ぼく、ぼくわ師匠がだあってるとひ、いちおうきにしてたのに、し、ししょうはなんすかっ! ぼくをずーっとむひして!
日本語になってないわよ。わかったわよ。喋りたいんでしょ。だったら喋ればいいじゃない。
そ、そういうことじゃなくて…。
こうして撮った写真が写真7ですよ〜、皆さん。写真1と比べれば一目瞭然! これは可愛く撮るための基本テクニックですから、絶対に押えておいてくださいね。
ひ、ひどひ。

▼写真6 シャッターを押す前に確認
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撮影前の確認と微調整をしましょう。このとき、白目の部分が多すぎるなと感じたら、顔を少しだけカメラ側に振りましょう。でもカメラを真正面から見るのだけは NG です。また、アゴが上がっていないか再確認します。そして、カメラのレンズは見ないようにして、常に液晶画面を見続けましょう。シャッターはスマホでは当たり前になった液晶タッチは避けて、本体に付いているシャッターボタンを使いましょう。
(写真をClickで拡大)

▼写真7 20°45°120°で撮った写真
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どうでしょうか。写真1と比べてみてください。ちなみにこの女性はモデル経験ゼロの素人さん。年齢は………薮田の同級生とだけお伝えしておきましょう。 (写真をClickで拡大)


■ 次回予告
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● 次回は?

さぁ〜て、来週のサ…………、なによ、まだ怒ってんの?
モテ写は毎週更新じゃないっす(怒)。来週はないっす(怒)。
次回予告しながら2年も更新しなかった人に言われたくないわ。
それは言わない約束…………。
さぁ、次回からは新展開するわよ。衝撃の新展開よ〜。
えっ、聞いてないっすよ。
それじゃ皆さん、またお会いしましょう!
▼写真6 次回は新展開?
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本当に新展開はあるのか!? まったくの未計画のまま進行するモテ写の行方は…………期待せずに待て次号!……なんちゃって。


 
初出:2012/05/25 このページのトップへ
 
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サンタ・クローチェ
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