このコンテンツのトップページへ スペシャル・マクロ・エッセイ
留美の接写させてぇ!
フェロモンスター <後編>
2005/1/19
 
Clickで拡大
  お魚になったわたし…、って古いなぁ…。
 さてさて、前編では変わった人に好かれて悩んできた…という話をしたけれど、今回はお約束通り、ストーカーじみたことをされる側にある原因の追究と、タイトルにもなっている「フェロモン」についてお話しようと思うの。読者の中にも、似た経験をして悩んできた人もいるでしょうし、反対にストーカー行為をしてしまったことがある人もいるかもしれないわね。でも、意外と気付いてないこともあるかもしれないし…。原因の追究なんて書いたけど、まぁ、私が書くエッセイだから、気軽に読んでみてね。

All Photo by Oliya T. Yabuta


  エロいですって…  

Clickで拡大
  見てみる〜。なんてね。
 まずは原因の追求ということだけど、私をよく知っている親しい人たちに聞いてみるのが手っ取り早いわと思って、さっそくリサーチをしてみたわ。
(普通、本人はしないかもね)

「私が、何で変な人に好かれるのか、思いつくことがあったら教えて! 私のためだと思って、本音で言ってね、遠慮はいらないから!」

 と、お願いしてみたら、ホントに遠慮なく出てくる出てくる…… (^_^;
 あんた達、本当は私に言いたくて仕方なかったみたいね。

 で、まぁ、どんなことを言われたかといいますとですねぇ……。だいたい以下のようなことになりますです。はい。

  1. 顔がいつも笑っている感じ(要はにやけているってこと?)
  2. 相手のパーソナルスペースに入っちゃう。たとえば、話にノルと相手に近づいて肩とかをバチバチ叩く (強くは叩いてないけど…って、それが問題じゃないって?)
  3. 身振りが大きいのに加え、たまに子供っぽいしぐさや表情をする
  4. 嫌だという態度、NOとハッキリ言わない、怒らない…
  5. 声がエロい…?
  6. フェロモンが出すぎ
 2番の男の人のパーソナルスペースに入っちゃうのと、4番のNOが言えないってのは、これは確かに問題だわ。自分じゃあまり気づかなかったんだけど、これからはきちんと直さなけりゃだわね。それにしても、5番の声がエロいって…。どうエロいのかしら。自分じゃわかんないわ。とにかく、声のこと言われたら、職業柄これは徹底追求しないわけにはいかないわ。ちょっと大袈裟かもしれないけど、私にとっては声は命の次にって言ってもいいくらい大事なんだもの。「エロい声」っていうのはどういう声なのかしら。昔から「目病み女に、風邪引き男」は色っぽい代表っていうけど、そう言えば、知り合いの男性は、鶴田真由さんの強烈な鼻声が色っぽくてたまらないって言ってたっけ。(あら? 男と女が逆かしら?)でも私の声は鶴田真由さんほど鼻声じゃないけどね。それにしてもエロいだなんて…どうすればいいのかしら? 誰か教えて〜。
 最後の「フェロモン」って一体何者なのよ。私、そんなもの出した覚えは一度だってないわ。実は、今までも何人かに言われたことがあるんだけど、冗談半分に聞いてたのよ。でも今後のために調べてみなければだわ。


  フェロモンっていったい何?  

 「大辞林」で調べてみたわ。
「動物の体内で生産され体外へ分泌放出して同種個体間に特有な行動や生理作用を引き起こす有機化合物。多くはにおい刺激として受容される。仲間に危険を知らせる警報フェロモン、異性を呼びよせる性フェロモンなどがある。昆虫や哺乳類でよく知られている」
Clickで拡大
  酔いました。雰囲気にもお酒にも…。
 う〜ん、わかったようなわからないような…。他も調べてみると 「日常生活においては、性フェロモンが出ている、と感じさせる人がかもし出す雰囲気を指すことが多い」 とか。簡単にいうと「異性を惹き付ける目に見えない物質」…う〜ん、見えないのははじめからわかっているけど、要するににおいなわけ? 人間にはフェロモン効果は無いと言われてきたような事も書いてあるけれど、最近の研究で人間にもフェロモン器官の存在が証明されたそうだし「たけしの万物創世記」や「特命リサーチ200X」でも存在することが証明されたなんて言ってるらしいのよね。

 あと面白いことに「イタリア人から取った、ヒトフェロモンを配合」なんていう香水なんかがインターネットでもたくさん売られているのよ。それにしても、なぜイタリア人のフェロモンを抽出している商品が多いのかしら。情熱的なイタリア人にはフェロモンが多いということなのかしらね。そう言えば、知り合いのイタリア人(正確にはイタリア人と日本人のハーフ)男性はかなり魅力的だわね。男性から見ても素敵らしいのよ。セクシーっていうか大人の男の魅力というか。でもね、私たち日本人がその香水をつけて効果があるのかしらね。フェロモンは万国共通なのかしらん。その香水つけて実験してみたいけど、ちょっと怖い。だって効果があるとすれば、つけ方間違ったら大変でしょ。フェロモンで本能的に異性を呼び寄せちゃうわけなんだから、間違っても満員電車での使用は禁止だわね。痴漢してくださいって言ってるようなもんでしょ。


  テーマそっちのけ 痴漢撃退法  

 そうそう、私、痴漢を見分けるの得意なのよ。ホームで電車に乗る前に察知できる技を身につけているのよ。見分け方は簡単なの。痴漢って、女性を物色するためにキョロキョロしているから、やっぱり挙動不審なのよね。そして、必ず、混んでる電車のドア付近に立つの。すぐ逃げられるようにするためだろうし、女性と体が密着する場所だしね。当然、女性の真後ろの位置に乗り込むのよ。
 以前にこんなことがあったわ。ホームで怪しい雰囲気の人がいたので警戒してたんだけど、私を射程圏内に入れたようだと気付いたものだから、電車がホームに入ってきた瞬間、並んでいた列をはずれて急いで別な車両に移動したの。これで逃げれたわ…と思って電車になだれ込んだら、あら? お尻の辺りがさわさわ〜っていう妙な感触が。まさか…と思い体勢を変えて後ろを見ると、やっぱりホームで探知した痴漢男だったわ。痴漢の撃退法は、振り向いて痴漢の目を凝視することなのよ。満員電車で無理やり振り向くわけだから勇気もいるんだけれどね。その行動自体も不自然なんで、身に覚えのない男性は、振り向いた私を見てキョトンとした顔でこっちを見るの。そういう人はシロね。目を閉じたり目線を逸らす人がクロなのよ。そして必ず次の駅でそそくさと降りるの。そのために、ドア付近なのよね。まったく、臆病なくせに痴漢するなんて許せないわ。あっ、堂々として痴漢されるのも許せないけど。

Clickで拡大
  これもセミヌードっていうのかしらね。もちろん、見えない部分は……ひ・み・つ

 そういえば、こんなこともあったわ。電車から降りたらスーツ姿の中年男性が、いきなり私の胸を鷲づかみしたのよ。こんなに堂々とされると、あまりにびっくりして声も出せなかったし、まわりの人たちもびっくりして立ち止まってたわ。その中年男性はというと、何事もなかったように私の乗ってきた電車に乗り込んで行ってしまったの。今でも、あのおじさんは何だったんだろうと…不思議です。

 痴漢に遭うのも、もしかしてフェロモンに関係するのかしらね。機会があったら、痴漢したことのある側の人に直接聞いてみたいわ。なんで触りたいのか、どんな人をターゲットにするのかね。でも、痴漢してます…なんて名乗り出る人はいないか…。まっそんなことより、本当に私にそのフェロモンとやらというものがあるとするならば、それは正直喜んでいいのよね。だって、フェロモン入り香水なんて物が売ってるくらいなんだから。でも、間違っちゃうと予想外の人に言い寄られてしまうこともあるから、周りが忠告してくれたように、むやみに他人のパーソナルスペースには入らず、はっきりとした態度で、それで…やたらニコニコしなければ誤解されないってことよね。こう文章にすると簡単そうだけど、はたして実行できるかなあ。まっ、とにかく自分次第ってことね。今後は、まわりの素敵な女性たちから、その立ち居振る舞いを勉強させてもらいましょ。そういえば、友人にスッチーがいるんだけど、すら〜っとした容姿もさることながら、立ち振る舞いやしゃべり方など、毅然としていて「凛」とした美しさがある女性なのよね。いい女なのに、やたら言い寄られたりしないようだし。きっと高嶺の花なのでしょうな(なんかじじくさい?) とすると、私は庶民的な雑草なのかもしれないけど、女らしく色っぽく、でもコミカルさと知的さも兼ね備えた女を目標にするわ。あれれ、ちょっと欲張りかな?ううん、理想は高く!よ。今後の澤口留美に乞うご期待ヨ〜!!!

  おまけ・留美の声を聞いてね  

 声の話題が出たので、ついでだから私がやってる「声」のお仕事のひとつを紹介をさせてもらうわ。2004年の3月から、NTTコミュニケーションズが運営する、「声」で操作する電話情報サービス「Vポータル」内のコンテンツで、「ルミ&ユキの 甘えさ・せ・てぇ」という番組を担当しているの。これは、私と、現役女子大生のユキちゃんが、番組に電話をかけてくれた「あなた」だけに甘えちゃう、と〜ってもスイートな癒し系バーチャルチャットっていう設定の番組なの。
  Vポータルのプロモーションのために、何か「変な(?)」番組を作ってくれっていう NTT コミュニケーションズさんからの依頼で、あの髭だるまがみょ〜に力を入れて制作した番組なのよ。この番組を聴いた友だちからは、いい歳して何やってるのって怒られちゃうんだけど、タラちゃんの声を出してる声優さんの年齢を考えたら、私だってまだまだ頑張らなけりゃだわ。

 「ルミ&ユキの 甘えさ・せ・てぇ」の楽しみ方は、以下のURLで紹介しているから、気軽な気持ちで、一度、ううん、何度も、聞いてみてね!
http://www.santacroche.co.jp/vportal/randy/index.html
 
 
  このページのトップへ
 

     
 
 

     
Created by
サンタ・クローチェ
トライセック
リンクについて
著作権について
プライバシーポリシー