このコンテンツのトップページへ 実践!デジカメ生活の快適化
Tripper Next 活用術
第2回 『Tripper Next』の変更点
 
1. うぉー、在庫がない!
   
2. 『Tripper Next』の基本スペック
   
3. ここが変わった『Tripper Next』
   
   
   
  2004/07/21
Click で拡大
 
■うぉー、在庫がない!
ひとつ前のページに戻るこのページのトップへ
●もう持っている人が羨ましい
 
Click で拡大
話題沸騰の『Tripper Next』。売れ行きも好調で、レビュー担当にもまわってこない(涙)ほどの大人気だ。
 
さぁ!、今回は新製品『Tripper Next』の使用記の紹介です。…と前回の最後に予告し、わたくしも意気込んで準備を進めていたですが、とんでもないハプニングが発生してしまいました。なんと『Tripper Next』が無いのです。準備不足じゃないかぁ、というお叱りの声が聞こえてきそうですが、実はわたくしの手元に無いというだけでなく、販売元である飛鳥さんの方にも在庫がないんです。製品前のベータ版は触っていたのですが、やはりレビューは製品版をしっかりレポートしなきゃぁ、と飛鳥さんには製品版をお願いしていたのでした。が、初回ロットの出荷が終わった後での打診だったもので…。あ、やっぱり準備不足ですね、すみません。(汗)
それにしても、初回ロットが出荷されているということは、『Tripper Next』を手にされているユーザーさんもいらっしゃるということですよねぇ。完全に先行させてしまったカタチです。うう、チョット口惜しいっ!

さて。哀しんでボヤいてばかりいても仕方がありません。気を取り直して、今回は『Tripper Next』の製品紹介をゆっくりおこなっていくことにしましょう。そういえば、前回は既存機種である『Tripper Plus』のチョット不満に思っていたことを挙げ連ねただけで、『Tripper Next』についてはほとんど触れていませんでしたものね。ちょうど良い機会ですから、『Tripper Next』での変更点や新機能なども整理しておきましょう。

   
■『Tripper Next』の基本スペック
ひとつ前のページに戻るこのページのトップへ
●パソコンなしでデジカメで撮影した画像をバックアップ保存できる
 
Click で拡大
『Tripper Next』単体で、しかもACアダプタを使わずにCFカードのデータをコピーすることが可能だ。
 
まずは、基本スペックをおさえておきましょう。

『Tripper Next』は、今までのTripperシリーズの機能を引き継ぎつつ、さらに使いやすいように改良を施されたポータブルストレージ(外付けハードディスク)です。
Tripperシリーズの最大の特徴は、なんといっても、コンパクトフラッシュ(CF)用メモリカードの挿入口を装備していて、しかもPCに接続しなくても単体でCFカードのデータをTripperのハードディスクにコピーできてしまうという点。もちろん、この特徴は『Tripper Next』にも受け継がれています。CFカードスロットは、CF Type IIスロット仕様なのでマイクロドライブも使用可能です。後述しますが、『Tripper Next』は、マイクロドライブの対応について、さらに強化と言えるFAT32への対応が図られています。

さて、 PCに接続しなくてもコピー可能、と書きましたが、『Tripper Next』は内蔵バッテリーを搭載していますので、ACコンセントから電源を供給した状態でなくても使用が可能なんです。つまり、屋外に持ち歩いている状態でも、CFカードから『Tripper Next』にサクサクっとデータのコピーができるというわけです。さらに、オプションの外付けバッテリーを装着することによって、電池駆動の時間が大幅に延びますから、長い時間の外出や大容量マイクロドライブのコピーもACコンセントなしでこなすこともできるようになります。

   
●操作が気軽で手軽
 
Click で拡大
大型液晶にメニューや動作状況が表示される。表示は、もちろん日本語対応だ。
 
『Tripper Next』のもう一つの特徴は、大型の液晶ディスプレイを装備していること。この大きな液晶にメニューや動作状態が表示されるので、PCに接続せずに単体で使用しても戸惑うことなく分かりやすく使えるようになっています。表示は分かりやすい日本語対話表示をサポート。メニューはもちろんのこと、ファイル名やフォルダ名も文字化けせずに日本語で表示されます。最近は、外国製品をきちんとローカライズせずに製品化することも多いので日本語ファイル名に対応していないことも珍しくありません。家電のDVDプレーヤーなどでもMP3のファイル名が英数字だけということも多いですものね。このような状況を考えると『Tripper Next』が日本語ファイル名、フォルダ名を表示してくれるのは嬉しいですね。
   
●カードリーダーとしても使える
 

『Tripper Next』は、その特徴から単独で使用することばかりに目がいってしまいがちですが、ちゃんとPCとの接続時に関しての機能も忘れてはいません。インタフェースはUSB2.0をサポート。USB2.0コネクタを装備した最近のPCであれば大容量のデータを高速に転送可能ですし、少し古いパソコンでもUSB1.1は装備しているケースは多いのでデータがパソコンに取り込めない、といったことはありませんから、さまざまなシチュエーションで使うことができて便利です。また、『Tripper Next』をPCに接続した状態では、『Tripper Next』のCFカードスロット部分をカードリーダとしても使えるようになっていますから、PDA端末で使用しているCFカードをチョットPCに認識させたいときにも活躍してくれます。(ただしMac OS 9.xでの使用時は除く)そして、USBバスパワーにも対応しているので、USBコネクタへの電源供給が充分におこなわれる仕様のパソコンであれば、ACアダプタを使用しなくてもすぐに使うことができてしまうというわけです。

ハードディスクの容量は20GBと40GBをラインアップ。これだけの容量があれば、『Tripper Next』を画像専用ドライブとして運用しても充分な容量だといえるでしょう。
とにかく、1回撮影旅行に撮れていってしまうと、手放せなくなってしまうほど重宝な周辺機器というわけなんです。

   
■ここが変わった『Tripper Next』
ひとつ前のページに戻るこのページのトップへ
  では、『Tripper Next』は既存の『Tripper』や『Tripper Plus』と、どのあたりが違うのでしょうか。『Tripper Next』新機能を紹介していきましょう。
   
●カラーが精悍なブラックに
  ボディカラーが今までのメタリック系の色から精悍なブラックに変わりました。デジ一眼こと、デジタル一眼レフと一緒に持ち歩くのにマッチングしそうですね。Digital EOS Kissのボディカラーはシルバーでしたが、D70の好評を受けてすぐにブラックモデルが出てくるほど「黒」のイメージが強いデジ一眼ですから、大容量データをいち早くハードディスクにコピーしたい、というユーザーにはピッタリのカラーといえそうですね。もちろん、ブラックだったら、シルバー系が多いコンパクト・デジカメと一緒に持ち歩いても違和感がありませんしね。
   
●バックアップ速度を約153%高速化(飛鳥調べ)
  これは待っていました、という新機能ですね。「確かに便利なんだけれど、コピーにかなり時間がかかってしまって、ついつい頻繁にコピーしないでまとめてドバッとコピーしちゃうんだよなぁ。」なんて声もよく聞きましたし、なんたって、前回の原稿にも書いてしまったくらいですから。当連載では、どれくらいの違いがあるのかも検証してみることにしましょう。
   
●バックアップ全体の進捗状況が分かりやすくなった
 
Click で拡大
『Tripper Next』は、ファイルごとと全体の2つの進捗状況を、視認性の高いインジケータを使って表示する。
 
これも不満点のひとつとして挙げていた点です。『Tripper Next』では、コピー中のファイルに対しての進捗状況とコピー全体の進捗状況の両方が画面で分かるようになりました。しかも、進捗状況は、インジケータによって視覚的に分かりやすくなっています。「うー、あとどれくらいでコピーが終わるんだぁ!」とイライラしていたのが解消されそうです。
   
●パスワード機能を搭載し、情報の機密性を向上
  画像は、他のヒトに見られたくない場合も多いので、誰でも簡単にアクセスできてしまうのは気になっていた、ということを前回書いたのですが、このパスワード機能の搭載によって、こういった杞憂は解決することができますね。
パスワードの設定方法や単体で使用したとき、PCに接続したときにどのようにパスワードを入力してアクセスできるようになるのか、というのも検証してみましょう。
   
●『Tripper Next』内のユーティリティ機能を強化
  新たに「内蔵HDDのフォーマット」「HDDのフォルダ削除」「HDDフォルダ情報を表示(HDD領域情報)」「CFカードの状態表示」などのユーティリティ機能が追加されました。つまり、『Tripper Next』単体で、フォーマットやフォルダ単位の削除などが可能になったというわけですね。
   
●大容量のマイクロドライブにも最適 〜FAT32の追加〜
 

今までもマイクロドライブに対応していたけれど…、と思われるかもしれませんが、マイクロドライブに対してのサポートがさらに強化されたのです。それは、ファイルフォーマットに「FAT32」が追加されたこと。今までのTripperシリーズは、FAT(FAT16)のみだけでしたから、超大容量のマイクロドライブだったりすると、すべての容量(領域)を利用できなくなってしまうということも起こっていたんですよね。しかし、FAT32が利用できるようになれば、この制限をきにしなくても良いというわけです。もちろん、FAT32はマイクロドライブだけでなく、CFカードにも適用できます。

ざっと、新機能をまとめると、こんな感じになります。こうやって新機能をみていくと、ますます早く触りたくなってきますねぇ…。
さて、次回こそは、『Tripper Next』を実際に触ってのファーストインプレッションを紹介していきます。というか、個人的にも是非使用したい! いや、絶対に使用したいんだい!!
…ということで、次回の『Tripper Next』使用記に乞うご期待!

   
 
 
  このページのトップへ
 

     
 
 

     
 
Presented by
飛鳥のWEBサイトへ
Created by
サンタ・クローチェ
トライセック
リンクについて
著作権について
プライバシーポリシー