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写真レタッチ講座
第21回 レトロな写真を作る <3>
〜 オリジナルテクスチャで台紙を作る 〜 2004/03/10
 
複数のレイヤーをレイヤーセットにまとめる
アルファチャンネルとノイズ
ぼかし(ガウス)とエンボス
色を付ける
出演? 澤口留美のプロフィール 薮田織也のプロフィール
  澤口留美 薮田織也

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  ■複数の [ レイヤー ] を [ レイヤーセット ] にまとめる ひとつ前のページに戻るこのページのトップへ  

紹介しているTIPS
[ レイヤーを複製 ]
[ リンク ] [ リンクからのレイヤーセット ]

●額縁じゃなくてまずは台紙

さぁ今回は「額縁」よ!「額縁」。が・く・ぶ・ち……って…。なによ。薮田さんったら、人の顔ジロジロ見てないで、早く「額縁」やりなさいよ。っていうか、そんなに私って可愛い? ねっ、可愛いから見てるんでしょ? はっきり言いなさいよほら。やだ、照れることないのよ、可愛いって言われる分なら怒らないから私。さぁ褒めるのよ! 思う存分褒めてちょうだい。

……。いや、よく喋るなぁ〜ってね。(本当の話)
留美さんって話すの止められたら死んじゃうでしょ。多分。っていうか絶対。

ええ、死ぬわよ。って、どうでもいいでしょそんなこと。早く「額縁〜〜〜〜〜〜」。

はいはい。え〜っと、読者の皆さん、まだ「額縁」にはたどり着きませ〜ん。まずは台紙からですね。はい。でも、今回と次回は Tips 盛りだくさんですよ〜。読んで損しないスタグラのレタッチ講座、今回は 30% 増量でお届けしま〜す。

そんなこといいから、「額縁」!

●レイヤーってなによ

まずはだね、前回までに作った画像を開いてみようか。ほら、 [ レイヤーパレット ] を見てごらんよ。 [ レイヤー ] が増えてきちゃって大変なことになってるよね。

なによ「レイヤー」って。アニメの衣装を着て喜んでいる人たちのこと?

そうそう、コスプ…、って、違うって! しかしマニアックだなぁ留美さん。あのね、フォトショップの [ レイヤー ] ってのは、画像を入れるクリアファイルみたいなものだと思ってよ。 たとえばさ、そこにある留美さんの写真を、このクリアファイルに入れてね、次に「留美」という文字を切り抜いて別のクリアファイルに入れるよ。そして、文字の入ったクリアファイルを、写真が入ったクリアファイルの上に重ねてみると…。ほら、文字と写真が合成されたように見えるでしょ?このクリアファイルの役目をしてるのが [ レイヤー ] なんだよね。

ふ〜ん。でも、クリアファイルなんかに入れないで、最初っから写真の上に文字を重ねればいいじゃない。

…。元も子もないなぁ、たとえ話をしてるのに…。それじゃぁこれならどうだ。
ここに透明で四角いプラスチックの板があります。この板に留美さんの似顔絵を描きます。さて次に、もうひとつの板を用意して、そこに「留美」と文字を書きます。はい。それを重ねます。ほら、文字と写真が合成されたねぇ。この透明で四角いプラスチックの板が [ レイヤー ] なんだねぇ。

ねぇ、なんで最初から似顔絵を描いた板の上に文字を書かないの?

ふふん。似顔絵の板に文字を書いちゃったら、もうそれ以降は、絵と文字のそれぞれの位置を変えられないでしょ?別々の板に描いておけば、ほら、こうやって文字の板を動かせば文字の位置をいつでも変えられるでしょ?
文字や複数の画像を合成してひとつの作品を作るときに、それぞれの画像や文字を別々の [ レイヤー ] に分けておくことで、いつでも何度でも編集し直すことができるんだよね。

……。要はアニメのセル画みたいなもの?

そうそうそう!

なんだ、なら、最初からセル画って言ってよ。

……。アニメ、好きだね。

●リンクしてレイヤーセットにまとめる

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1-1
複数の [ レイヤー ] を一度にレイヤーセットにまとめる
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画面
1-2
まとめたい [ レイヤー ] をリンクしておく  Clickで拡大

でね、プラスチックの板…じゃなく、 [ レイヤー ] が増えてくると、 [ レイヤーパレット ] も見づらくなるでしょ?そんなときに便利なのが、複数の [ レイヤー ] をひとまとめにできる [ レイヤーセット ] なんだよね。でもさ、ふつうにフォトショップを使っていると、 [ レイヤーセット ] が必要になるのって、いっぱい [ レイヤー ] ができてしまった後からなんだよね。

薮田さんって計画性がないもんね。

……。でね、計画性なく、たくさんの [ レイヤー ] を作ってしまっても、画面1の方法を使えば、簡単な作業で一発整理ができるんだよ。

………。

どうしたの?

う〜ん。私の机の周りにも、こんな機能が欲しいなぁって思ってたのよ。

  ■オリジナルの台紙を作る - アルファチャンネルとノイズ ひとつ前のページに戻るこのページのトップへ  

紹介しているTIPS
[ アルファチャンネル ] の新規作成
[ アルファチャンネル ] に [ ノイズフィルタ ]
[ 輪郭検出 ] で [ ノイズ ] を大きく

●台紙作成の準備をしよう

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2-1
[ アルファチャンネル ] の新規作成  Clickで拡大

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画面
2-2
[ アルファチャンネル ] に [ ノイズフィルタ ] をかける
 
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画面
2-3
[ 輪郭検出 ] で [ ノイズ ] を大きくする  Clickで拡大

さて、じゃぁ「額縁」作成に入るよ。でもその前に、まずは台紙を作ってみようか。

あっ、壁紙みたいな感じで?

そうそう、額が飾られてる壁のイメージだね。

私ねぇ、石のような凸凹した感じの壁紙がいいわ〜。

エンボス加工された紙のことだね。じゃぁ、ちょっと手間がかかるけど、覚えておくといいテクニックを紹介するよ。それは [ アルファチャンネル ] と [ フィルタ ] を活用するんだ。

……。またカタカナ用語…。

まぁまぁそういわないで。 [ アルファチャンネル ] ってのは、画像編集の作業場所みたいなものさ。 [ アルファチャンネル ] にはグレースケール、つまり、モノクロの階調だけで絵や文字が書けるんだけど、ここに描いたものはすべて [ 選択範囲 ] になるんだ。わかりにくいかな?

うん、全然わかんない。

まっ、とりあえず画面2の手順で [ アルファチャンネル ] を作って、 [ ノイズ ] [ フィルタ ] をかけてみてよ。

うわ、ザラザラができたわね。不気味だわ。私、こんな壁紙嫌だわ。

このザラザラが後でキレイな凸凹になるんだよ。まっ、次に進みましょう。

 

  ■オリジナルの台紙を作る - ぼかし(ガウス)とエンボス ひとつ前のページに戻るこのページのトップへ  

紹介しているTIPS
[ アルファチャンネル ] に [ ぼかし(ガウス) ] フィルタ
[ アルファチャンネル ] に [ エンボス ] フィルタ

●エンボス加工された台紙を作る

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画面
3-1
[ アルファチャンネル ] に [ ぼかし(ガウス) ] フィルタをかける   Clickで拡大

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画面
3-2
[ アルファチャンネル ] に [ エンボス ] フィルタをかける
 
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画面
3-3
全チャンネルを表示する  Clickで拡大

確かに、ノイズを加えただけじゃザラザラしてるだけでキレイじゃないよね。そこで、次のステップとしては、 [ ぼかし(ガウス) ] [ フィルタ ] をかけるんだ。

ザラザラをぼかして滑らかにするってこと?

そ〜!だんだんわかってきたじゃない。画面3の1の手順だよ。

これじゃ凸凹じゃなくて大理石みたいよ。でも、これもありかなぁ〜。

まだ途中だよ。今度はこれに [ エンボス ] [ フィルタ ] をかけるんだ。

あ〜、本当だ。なんだかそれらしくなってきたわね。でも灰色で、これじゃコンクリートの打ちっぱなしって感じよ。

うん。 [ アルファチャンネル ] はグレースケールでしか表現しないからね。でもこれは画像そのものじゃないんだよ。さっきも言ったけど、これはあくまでも [ 選択範囲 ] なんだ。

フォトショップの [ 選択範囲 ] って、普通は点線で表示されるんじゃないの?この画面だと普通の画像にしか見えないわ。

う〜ん言葉では説明しにくいんだよねぇ…。わかりにくいかもしれないけど、この画像ってグレースケールの階調で表現されてるでしょ?ほら、凸凹の感じが白黒の明暗で表現されてるじゃない。この明暗、つまり階調そのものが、後で [ 選択範囲 ] として使えるってことなんだよね。まぁ、とにかく次に進みましょ。

 

  ■オリジナルの台紙を作る - 色を付ける ひとつ前のページに戻るこのページのトップへ  

紹介しているTIPS
[ 塗りつぶしツール ]
[ アルファチャンネル ] を [ 選択範囲 ] として読み込む
[ 選択範囲 ] だけを塗りつぶす

●エンボスに色を付ける

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画面
4-1
[ 塗りつぶしツール ]
 
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画面
4-2
[ アルファチャンネル ] を [ 選択範囲 ] として読み込む
 
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画面
4-3
[ 選択範囲 ] だけを塗りつぶす  Clickで拡大

さぁ、それでは台紙作成の大詰め。着色してみましょう。

私、ちょっとブラウン系がいいわぁ。

まずはね、ベース色を決めるんだ。ブラウン系なら、ちょっと暗い茶色を選んで、新規 [ レイヤー ] を塗りつぶすと…。

なによ、まったくのっぺらとしてるじゃない。さっきの凸凹はどこいったのよ。

見てなさいって。次に、[選択範囲を読み込む]で、さっき作ったエンボスを呼び出すんだ。

あっ、点線がいっぱい表示された。

そう、これがね、さっきのエンボス、つまり凸凹を表現してた明暗の階調が [ 選択範囲 ] になったものなのさ。次に、この選択範囲を明るめの色で塗りつぶすと…。

きゃ〜、凸凹ができたわ。凸凹が!すご〜い魔法みた〜い!

さっき塗った暗い色がへこんでる方で、今塗った明るい色が出っ張ってる方の色ってわけ。

でも〜。私の顔はどこ行っちゃったのよ。いくら台紙ができても私が写ってなければ意味がな〜い。

だって、留美さんの顔は画面2で [ レイヤーセット ] を非表示にしたから、今は見えないだけだよ。でも次回で再登場するから安心してよ。

な、なによ、まさか、今回は、これがフィニッシュの画面ってこと!台紙作って終わりってことなの〜!

なんで、ダメかい?

「レトロな写真を作る」ってタイトルで4回も、しかも2ヶ月も引っ張るなんて…。こんなこと神崎さんが知ったら凹むわよ〜。本当にネタに困ってるのねぇ〜。

そ、そんなことないよ。これが終わったら、次々回は久々の佑紀ちゃんとフェラーリだよ、フェラーリ。

そんなことより、早く私の顔を出せ〜!

 

<< 引っ張って引っ張って次回へつづく…… >>
 
初出:2004/03/10
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