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写真レタッチ講座
第16回 古い写真を修復 <1>
〜 キズと汚れの補修 〜 2004/01/14
 
新年のご挨拶
[修復ブラシツール]で地道に補修
大きな範囲は[パッチツール]で修復
変化させたくないときは[スタンプツール]

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  ■あけましておめでとうございます! ひとつ前のページに戻るこのページのトップへ  
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画面1 修復後
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●謹賀新年

 2004年も2週間過ぎましたねぇ。皆さんは新しい年をいかがお過ごしでしょうか。私は今年も大晦日から元日にかけて仕事してましたけど、久しぶりにその他の松の内は休ませてもらい、グダグダやってました。そんな新年の初っ端、トートツに思ったのが、今年はホントいい年になる!ってことです。そんな勘が働いたんですよ。ほんと。

 実際、私の勘は昔からよく当たるんですよ。たとえば、「あっ、この原稿落としそうだ!」とか、「このままだと終電に乗り遅れる!」てなことをイメージすると、ほぼ確実に当たるんです。そんな私が保証します。本当に2004年はいい年になります。だって、私の厄年が終わったんですもの〜。

●さて、お仕事お仕事…

 新年早々、昔のアルバムを引っ張り出して眺めていたらですね、私の祖母達のふっる〜い写真が出てきたんですよ。この写真、昭和十九年(1944年・申年)に撮ったものですね。昭和十九年といえば終戦の前年ですよ。そんな時節に写真館で撮影なんて、さすが私の家族です。すっとぼけているというか、えらくず太い神経してますねぇ。あっ、そんなことはどうでもいいですね、仕事しましょう。仕事。

 さてこの写真、キズはあるわ、汚れは付着しているわ、色は褪せてるわで、いかにも古臭い写真です。「せっかく見つけたんだからこの写真をデジタル化して修復してみようかなぁ」なんて思ったわけですが、「おっ、これってスタグラのネタになるじゃん」ってなわけで、今回の写真レタッチ講座のテーマは、「古い写真を修復〜キズと色褪せの修復〜」です。

  ■[修復ブラシツール]で地道に補修 ひとつ前のページに戻るこのページのトップへ  
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画面2 [16bit/チャンネル]と[Labカラー]モードに変換
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画面3 [修復ブラシツール]でキズの補修
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画面4 キズの補修
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●16bit・Labカラーモードに変換

 キズや汚れの修復をする前に、まずは読み込んだ写真を[16bit/チャンネル]と[Labカラー]モードに変換しましょう。[16bit/チャンネル]と[Labカラー]モードにする理由は、画像編集時の画質劣化を極力防ぐためで、その効果は写真レタッチ講座の第1回でお届けした「8bit、RGBカラーにレベル補正をかけたものと比較」の画面10画面11をご覧くださいな。

 ただ、Photoshop 7では[16bit/チャンネル]にするとほとんどのツールが使えなくなるんですけど、これから使うツール群は、[16bit/チャンネル]と[Labカラー]モードでも使えるツールなので大丈夫です。

●[修復ブラシツール]でキズの補修

 写真中央の女の子のスカートを見てください。大きなキズが縦に入っていますね。これをまず、[修復ブラシツール]で消してしまいましょう。手順は画面3を参照します。

 [修復ブラシツール]は、簡単にいうと連続コピーツールです。コピー元を Alt キー を押しながらクリックして指定した後、他の部分をマウスなぞるとコピー元の画像をコピー先に貼り付けていきます。ブラシの太さとぼかしを使って、コピーする範囲を指定しますが、ここまではスタンプツールと同じ機能です。ところが、修復ブラシツールの場合はコピー先の色調にコピー元の画像を同化させる機能も含まれています。

●[修復ブラシツール]のコツ

  1. 消したいキズよりも大きなブラシを選ぶ
  2. キズがある箇所の画像と同じ色調の場所をコピー元に選ぶ
  3. 大きな面積を一度に修復するときは[パッチツール]を使う
  4. 極端に色が変化する場所は要注意
  5. 修復後の色調同化がおかしいときは[元に戻す]。その後[スタンプツール]を使って修復

 [修復ブラシツール]は大変便利なツールで、古い写真の修復には必須のツールといえます。でも、上手に使えるようになるには少しだけ慣れが必要です。画面4は[修復ブラシツール]だけで補修したスカートの画面です。

 修復箇所によっては、[スタンプツール]、[パッチツール]と使い分けることが上手に補修するコツだといえます。

  ■大きな範囲は[パッチーツール]で補修 ひとつ前のページに戻るこのページのトップへ  
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画面5 [パッチツール]で大きな面積を補修
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●[ パッチツール ]

 ある程度[修復ブラシツール]でキズや汚れの補修ができたら、画面4のように靄がかったような比較的広範囲な箇所を一度に補修してみましょう。大きな箇所を補修するには、[パッチツール]を使います。画面5の手順で操作してみてください。

 [パッチツール]は、極端な色の変化のない比較的広範囲な画像を補修するのに適したツールです。

  ■色調変化させたくないときは[スタンプツール] ひとつ前のページに戻るこのページのトップへ  
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画面6 [修復ブラシツール]の欠点
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画面7 [スタンプツール]で補修
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画面8 キズと汚れを補修した写真
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●[修復ブラシツール]の欠点

 [修復ブラシツール]は、極端に色が変化する場所で使うと、画面6のように余計な色調変化を起こしてしまうことがあります。こうした色調変化をさせたくない場所での補修には、[スタンプツール]を使いましょう。

 

●[スタンプツール]で補修

 [スタンプツール]は[修復ブラシツール]と同じ操作方法で使います。異なるのは、コピーした後の色調の同化機能がないだけです。

 

 さて、[修復ブラシツール]、[パッチツール]、[スタンプツール]の三つのツールを駆使して補修したのが画面8です。元の写真と比べてみてください。

次回は、さらに細かな補修方法と、写真全体の色調を変えて、もっとメリハリのある写真に補修するテクニックをご紹介します。

 

 

 
初出:2004/01/14
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