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写真レタッチ講座
第14回 新しいフォトショップ徹底解析!<2>
Adobe® Photoshop CS® 〜 はっきりいって便利になりました 〜 2003/12/10
 
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Photoshop Tips & Manual
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●新機能と機能強化

 
レイヤー関連 フィルタ関連
  レイヤーカンプ   ぼかし(レンズ)効果
入れ子のレイヤーセット フィルタギャラリー
[ レイヤー ] をファイルへ書き出し  
レンズフィルタ調整レイヤー ファイル関連
    ファイルブラウザの機能強化
補正・編集関連 編集可能なメタデータとキーワード
  シャドウ・ハイライト補正 Camera Rawとの連携
包括的な16ビットカラー編集 大容量ドキュメントのサポート
色の置き換えツール  
カラーの適用 文字関連
角度補正と切抜きの自動処理   パス上のテキスト
  シェイプ内のテキスト
UI関連  
  ヒストグラムパレット その他
カスタマイズ可能なショートカット   ヒストリーログ
  Photomerge
DVD・ビデオ関連  
  非正方形ピクセルの画像処理  
アクション、タイトルセーフな自動ガイド
  ※Adobe ImageReady CSについては除外
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画面1 ヒストグラムパレット
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●ヒストグラムパレット

 リアルタイムで編集結果を常に確認できるヒストグラムパレットです。ヒストグラムとは画像の階調をグラフで確認できる情報パレットで、以前はヒストグラムを表示しているときは、画像の編集は一切できませんでした。Photoshop CSでは画像とそのヒストグラムを同時に表示できるので、編集中の画像の変化をヒストグラムパレットでリアルタイムに確認できます。

 ヒストグラムを常時確認できるということは、結論からいうと、意図した編集がやりやすくなるということです。たとえば暗い写真を明るくしたいときは、ハイライト側の山(ヒストグラムの右側)と同時に現在ある大きな山に注意を払います。一番右側はまったくの白(RGBなら255:255:255)ということになり、ここが極端に高い山になると、白が多い写真ということになります。つまり、白く飛んでしまう部分が多くなるということで、良い補正とはいえません。また、現在ある山が低くなってしまうような補正を加えると、せっかくある色の情報が欠落してしまうということになり、これも良い補正とはいえません。良い補正とは、今ある色情報をできる限り残した状態で目的の画像にすることだといえます。Photoshop CSではヒストグラムが常に確認できるために、いつでも良い補正を心がけられるわけです。

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画面2 ヒストグラムパレット
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●カスタマイズ可能なショートカット

 ショートカットとは、キーボード上で押すショートカットキーのことです。たとえばファイルを[開く]コマンドのショートカットキーは Ctrl + O ですが、これはキーボードの [Ctrl]キーを押しながら[O]キーを押すことで、[ファイル]メニュー→[開く]コマンドを順にクリックしていくことと同じ結果になります。Photoshopの操作に慣れてきたら、ショートカットキーを使うことで、さらにPhotoshopを便利に使うことができるわけです。

 しかし、アプリケーションソフトによっては同じ機能でもショートカットキーが異なる場合があり、それらのソフトウェアと一緒にPhotoshopを使うときには不便を感じることがあるはずです。

 このカスタマイズできるキーボードショートカット機能があると、他のソフトウェアとショートカットキーを同じに変更できます。自分だけのPhotoshop環境を作るときに便利な機能です。

 でも、キーボードショートカットキーでの操作に慣れすぎていると、他の人の環境で使うときに不便を感じることがあるので注意しましょう。たとえば、 Ctrl + S は本来[保存]コマンドのショートカットキーとして割り当てられていますが、これを他の機能に割り当てて使っていると、他の人の環境で保存したくない編集結果を保存してしまうといった事故を起こすことにもなります。

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画面3 非正方形ピクセルの 画像に対応   Clickで拡大

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画面4 非正方形ピクセルの 画像に対応   Clickで拡大
●非正方形ピクセルの画像処理

 Photoshopは印刷の業界だけではなく、ビデオやフィルムのプロの業界でも使われています。たとえばDVDのタイトル画面はもちろん、合成を必要とする動画の制作にも使われています。

 しかし、ビデオやフィルム用の画像をPhotoshopで作成するには、最終出力の前に画像の縦横比を変形させる必要がありました。その理由は、テレビなどの画面は非正方形ピクセルの画像を表示するようにできているため、従来のPhotoshopで作成した正方形ピクセル画像をテレビなどでそのまま表示すると画像が歪んでしまうからです。

 Photoshop CSでは、ビデオやフィルム画像制作用に、自動ガイドを備えた新しいドキュメントプリセットが用意されました。たとえばD1やDVの解像度用プリセットが用意されており、Adobe Premiere ProやAdobe AfterEffectsですぐに利用ができます。また、非正方形ピクセル画像を、テレビなどのビデオモニタ上と同じようにパソコンのディスプレイで表示できるので、最終的なイメージを損なうことなく編集できます。

●アクション、タイトルセーフな自動ガイド

 画面3の新規画像プリセット一覧からビデオ用のプリセットを選ぶと、[タイトルセーフガイド]と[アクションセーフガイド]があらかじめセットされているのがわかります。[タイトルセーフガイド]は「タイトル」が納まらなければならないの限界の境界線で、[アクションセーフガイド]は画像の基本要素が納まらなければならない限界の境界線です。これらのセーフガイドを目安に画像を制作することで、テレビ画面で表示したときにタイトルや重要な画像がはみ出さないようにできるわけです。

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画面5 ぼかし(レンズ)効果
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●ぼかし(レンズ)効果

 いやぁ、待ちに待ったフィルタが追加されました。こんなフィルタが欲しかったんです。「第10回 被写界深度の浅い写真を作る」で、 [ ぼかし(ガウス) ] [ フィルタ ] を使った被写界深度のシミュレーションをやりましたけど、今度の[ぼかし(レンズ)] [ フィルタ ] を使うと、あんなもんじゃないリアルな効果が得られるんです。[ぼかし(レンズ)]フィルタは、カメラのレンズによってできる光学的なボケを表現できるんです。

 まぁ、まずは、画面5を見てください。どうでしょうか。リアルでしょ?この[ぼかし(レンズ)]フィルタは写真上の光を追跡して、そこにレンズの絞り形状を表現できるので、リアルに感じるわけです。それから、[ぼかし(レンズ)]フィルタは、画像の選択した部分、つまり、保存されたアルファチャンネルを深度情報として使えるので、保存されたアルファチャンネルのグレースケール値によって、各領域にどの程度の[ぼかし(レンズ)フィルタ]効果を施すのかを決められるんです。

 従来からPhotoshopのサードパーティ製フィルタとして、Sakurai Optical Lab.のIrisFitler (アイリス・フィルタ)という優秀な製品がありますが、[ぼかし(レンズ)]フィルタは、このIrisFitlerと同じ様な効果が得られます。Sakurai Optical Lab.はアドビの正式なデベロッパーなので、ここの技術が採用されているのかもしれませんね。

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画面6 フィルタギャラリー
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●フィルタギャラリー

 従来のPhotoshopでは、フィルタはひとつひとつかけていく必要がありました。ところが、この[フィルタギャラリー]を使うと、複数の [ フィルタ ] を重ねて適用した場合の効果をプレビューしながら、適用する [ フィルタ ] を選ぶことができます

 はっきり言って便利です。フィルタ処理はただでさえ時間がかかる作業だったわけですが、従来の複数の [ フィルタ ] をかけるときにする試行錯誤の時間と手間は、なんだったんだろうとさえ思えます。もう、こんな機能はもっと昔に追加しておいて欲しかったです。

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 さて、今回はここまで。次回(来週)でAdobe Photoshop CSの新機能紹介は最終回です。

 
初出:2003/12/10
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