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 女性の撮りかた講座
第6回 撮影は楽しまなけりゃ! 2006/10/04
 
後半はこんな感じで…
撮影は計画的に…
メイクの小技
生写真(?)プレゼント
   

林 英吉

講師 林英吉 フォトグラファー
 あくまでも「シューティング感覚」を大切にするフォトグラファー、林英吉氏。商品撮影や建築撮影もこなすが、最近は専らタレントや女優などの人物撮影で活躍中。

聞き手 薮田織也
 人物写真(特に女性)にしか興味のないチャランポランなカメラマン。林氏のテクニックを聞いて少しは勉強しる!

薮田 織也

神崎 洋治

アシスタント 神崎洋治
 本来は当サイトのプロデューサー。今回はレフ板持ちとして登場。趣味:○な写真集。

メイク 澤口留美
 本来はサンタ・クローチェ代表取締役。今回はメイクとして登場。趣味:コスメ集め。

澤口 留美

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写真0
フォトグラファー林英吉氏と、モデル藍 海夏の撮影風景。実質4時間の撮影時間で、5回の衣装チェンジという、オススメできない強行スケジュールでしたが、始終、ワイワイと楽しく過ごしました。手前に見えるプリントは、林さんの携帯プリンタで印刷したものです。(拡大写真
モデル:藍 海夏
 
■後半はこんな感じで…
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●スタグラオールスターズ?

 神崎ですけど、林さんの撮りかた講座、や〜っと後半のスタートですな。

   
 薮田です。3ヶ月もお待たせしてしまった分、内容は濃〜くお送りしたいもんですな。
   
 澤口留美で〜す。読者の皆さんお久しぶり〜。元気してました〜? 私は今回はメイクとして登場で〜す。
   
 なにこれ、いちいち自己紹介しなくちゃなんないの? 早く進めようよ。…って、一応、林英吉です。ども。
   
 4人揃って、スタグラオールスターズで〜〜〜す。
   
 おいおい、ゆきぴゅーを無視するんかい! …それにしても留美さん、一人だけ顔がでかいね。
   
 うるさいわね。薮田さんが描いたんでしょうが。ひどいわ。神崎サンなんか、幸薄そうな顔してるし……ププッ。
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写真1
衣装に合った少し強めのメイクにして、酸素水を入れたスプレーで髪を濡らしてみました。今までの藍海夏にはないイメージです。一旦は撮影終了と宣言した後でしたが、どうしても(薮田が)このイメージを撮って欲しくなって、海夏と林さんに無理を言ってお願いしたカットです。
拡大写真
モデル:藍 海夏

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写真2
明かり窓から射し込む秋の陽射しを、レフ板に反射させて撮影。時間は午前11時40分。背景はオールホワイトなので、露出はすべてマニュアル。肌を綺麗に表現するために、絞りを開いて少しハイキー気味に。また、ホワイトバランスはやや高めに設定して、肌の色に赤みを添える。(拡大写真
モデル:藍 海夏
 はいはい、どうせ私は不幸ですよ。ほっといてください。で、楽屋ネタはその辺にしてもらって、本題に行きましょう。「林英吉の女性の撮りかた講座」、後半の5回(予定)のテーマはなんですか。前回は「セクシー」だとか、「H」だとか書いてましたけど。
   
 う〜ん、テーマねぇ……。テーマは「行き当たりばったり」ってことで…。
   
 だからね。そういうことばっかり言ってると読者に愛想つかれちゃいますよ。ほんとに。本講座はスタグラのメインコンテンツなんですから、きちんと決めてからスタートしてくださいよ。もう…。

●テーマは「プロのデジタル技術を盗め!」

 林さんにハウススタジオで撮り下ろしをしてもらってさ、僕たちがそれを見てて、「おっ、これは良いネタですねっ」ってのがあったら、それを読者に伝えるってのはどう? 名づけて「プロのデジタル技術を盗め!」なんてね。
   
 やっぱり「行き当たりばったり」か…。林さんはどうですか?

●いろんな小技を紹介します。

 盗めるものならいくらでも盗んでよ。僕ってほら、ちょ〜感覚人間でしょ。撮ってるときって理屈で考えてないから、何聞かれても答えないよ。まぁ、その辺は薮ちゃんに任せるからよろしく。
   
 まっ、なんとかなるっしょ。多分、いっぱい小技が紹介できると思うよ。林さんの機材(デジタル系)なんかも紹介できるだろうし。
   
 私もメイクとしていろいろ小ネタや大ネタを紹介しちゃうわ〜。もろアナログだけど。
   
 小ネタって……澤口さんが言うとお笑い系になりそうだなぁ。まぁいいでしょう。とりあえずはそんな感じで進めてください。僕も何かあったらコメントしますから。
 
それから2週間経過…
 そんなこんなで、撮影当日になっちゃったんですけど、撮るポイントは決まってるんでしょうね。 なに〜〜〜〜決まってない!(本当の話)撮影も行き当たりばったりか〜い!
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写真3
写真2と同じで、明かり窓から射し込む秋の陽射しを、レフ板に反射させて撮影。背景はすべて白ばかりなので、露出はマニュアル。肌を綺麗に表現するために、絞りを開いて少しハイキー気味に。また、ホワイトバランスはやや高めに設定して、肌の色に赤みを添える。
拡大写真
モデル:藍 海夏
■撮影は計画的に…
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写真4
ジャグジーに入って、水面に反射する光を使っての一枚。レフ板とは違った優しい光になります。これも薮田が林さんに撮ってもらいたかったカット。
拡大写真
モデル:藍 海夏

●ロケハンはしましたか?

 薮ちゃんさぁ、自分の講座でロケハンはしっかりしておくとか言ってるけど、今回の撮影場所の確認はしてあるの?
   
 大丈夫っすよ。今回のハウススタジオは僕が何回も撮ってる場所だし。それに林さんなら、初見でもばっちり撮れるでしょ? 
   
 読者の皆さんは髭達磨(薮田)の言ってることを真に受けないでくださいね。今回撮るのは髭じゃなく、林さんですから、髭がスタジオをよく知っていてもあまり意味がありません。前もってカメラマン自身が下見(ロケハン)するようにしましょう。どうしてもカメラマンがロケハンできないときは、その場所を知っている人間ときちんと打合せしておきましょう。
   
 そうだよね。撮影できるポイントがどれだけあるかとか、そのポイントでどれだけ引きが取れるのかとか、光はどの角度から入ってくるのかとか…、いっぱい確認しておかなければならないんだよね。確認さえしておけば、機材の準備も万全にできるし、現場で慌てることもない。

 わかってるんなら林さんとちゃんと打合せしておいてよっ! もう。
   
 林さん、林さん! ここのスタジオね、ジャグジーがあるんすよ! ジャグジー! 海夏(モデル)にジャグジーに入ってもらって、アワアワで撮っちゃいましょ〜! アワアワ!
   
 ……変態と一緒に仕事はしたくないねぇ。まっ、ジャグジーは押さえておくとして、この白い螺旋階段がいいね。明り取りの窓もあるし、ここを一番のポイントにしようか。
   
 外の階段の壁はコンクリートの打ちっぱなしで雰囲気がいいわ〜。
   
 そ、それとね、林さん。ここね、ベ、ベ、ベ、ベッドが、あ、あ、あ、あるんですよ〜! それから、キッチンでエプロンのみってのもどうっすかぁ〜!
   
 ……それじゃぁ、最初は螺旋階段から撮るから、ナチュラルメイクにしてもらって、ちょっとシック目な衣装を準備してもらっていいかな。
   
 はぁ〜い。それじゃ海夏ちゃんとメイク室に行ってきま〜す。
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写真5
写真4と同じシチュエーションで、少し引きのカット。普段はしないポーズで撮ってみると、モデルの意外な表情が見られることがあります。いろいろ工夫してみましょう。
拡大写真
モデル:藍 海夏




 アワアワ…キッチン…エプロン………。
■メイクの小技
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写真6
肌の露出が多い撮影では、大きく目立つアザなどを、ファンデーションであらかじめ隠しておくと良いでしょう。ただし、素肌の色と大きく異なる色のファンデーションは禁物です。
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モデル:藍 海夏

●アザはファンデーションで隠す

 さぁて、メイクしちゃうぞ〜。あれっ? 海夏ちゃん、右の二の腕にアザがあるわね。
   
 留美さん、そのアザ、消せる? レタッチじゃなくて、ファンデーションとかで。
   
 そうね、このくらい目立つのは、普通のファンデーションよりもコンシーラで隠した方がいいわ。
   
 こん?しーら? なにそれ。
   
 忙しいんだから詳しくは次回以降ね。さぁ、基礎メイクをしちゃうわよ。
   
 今日は白い背景が多いし、陽射しもそれなりに入ってるから、ちょっと濃い目のメイクがいいかもね。
   
 う〜ん、でも、まずはナチュラルメイク(自然な感じのメイク)でいきましょうよ。

●ナチュラルメイクから濃いメイクへ

 ナチュラルメイクの写真も撮りたいけど、多分メインになる濃いメイクでテスト撮影したいから、まずは濃い目のメイクからやってよ。
   
 撮影時間が短いんだから、効率を考えたらまずはナチュラルメイクよ。薄いメイクから濃いメイクにするのは簡単だけど、その逆は結構大変なのよ。時間がかかることはパス!
   
 !!!!!!! 留美さんがとってもまともなこと言ってる! すっげ〜! うん、勉強になった。
   
 その調子で「澤口留美のオークション物撮り講座」も再開して欲しいもんですねぇ…。
   
 さ、さて、海夏ちゃん。基礎メイクは終わったから、まつげは自分でやってね。

●海夏の小技

 ?? 海夏、ライターなんか持ち出して、何を…。まさかタバコ…。
   
 じゃ〜ん。私が答えましょう。名づけて「即席ホットビューラー!」(大山信代さん、または水田わさびさんの声で)
   
 似てないって…。つまり、まつげをカールさせるビューラーを暖めて、より強力にカールさせようってことかい。
   
 その通り〜。なんだか、女子大生たちは、ホットビューラー買うより安上がりだからって、この方法をとってるらしいわ。でも、適度にやらないと、ビューラーのゴムが溶けちゃうから要注意よ。
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写真7
メイク中に藍海夏がやった小技。ビューラー(まつげをカールさせるメイク道具)をライターの火でで暖めると、より強力で簡単にまつげをカールできます。忙しい撮影時のメイクでは必須の小技と言えるでしょう。
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モデル:藍 海夏
■生写真(?)プレゼント
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写真8
今回掲載した写真1〜5の、5枚の写真を読者の皆様にプレゼント。5枚とも、藍海夏の直筆サイン入りです。 (拡大写真
モデル:藍 海夏

●ポラの代わりに…

 なんですかねぇ。林さんの撮影が始まる前に、もうページの終わりまで来てるようですねぇ。もしかして今回はこれで終わりってことですかねぇ。
   
 まっ、後半の初回(笑)だからね。これで許してよ。次回から林さんのテクニック中心にいくからさ。その代わりと言っちゃなんだけど、林さんが撮ってくれた海夏のサイン入り生写真(?)をプレゼントしちゃいます! プレゼント用の写真は、ここで掲載している写真1〜5の5枚です。ドシドシご応募くださいね。
→ 応募ページ
   
 本当はこういうプレゼントって、テスト撮影で使ったポラ(ポラロイドのこと)をあげるんだけどね。
   
 林さんが撮影現場でダイレクトに印刷したんだから、ポラみたいなもんですよ。

 今回、初っ端から水着の写真オンパレードだったのは、こういう裏があったわけですな。なんだかあざといなぁ…。
   
 いいじゃないの。夏の間更新できなかったんだからさ。秋に水着ってのもいいもんだよ。しかし、一部の読者には、この講座がコスプレ撮影講座だと思ってる人がいるみたいだけど、これからは水着撮影講座になりそうだな。
   
 そこら辺は大丈夫。メイドはないけど、水着以外のコスチュームも用意しましたからね。ヒヒヒッ。

 あんた、コスプレ好きだねぇ。 それでは皆さん、次回までさよ〜なら〜。
   
 
モデル 藍 海夏
 
初出:2006/10/04 このページのトップへ
 

     
 
 

     
 
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