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女性の撮りかた講座
第7回 女の子と撮影旅行に出かけよう <2>
〜 水着の撮影 〜 2003/8/20
 
水着は恥ずかしい?
カメラマンも一緒に海へ
女性と水は艶かしい
モデル:寺崎佑紀   ロケ地:キャンプ黄金崎
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  キレイに見える構図とは? このページのトップへ  

 さて、今回は水着の撮影です!夏ですからねぇ〜。本当は話の流れからもう少し後に回そうかと思ったんですが、コレが掲載されるのが8月20日。これ以上後になるともう秋ですから、慌てて今回のテーマにしました。いいんです。アバウトで。(笑) やっぱり話の流れより季節感が大切ですよね。(言い訳)

●あくまでも紳士でね

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写真1 写真をClickで拡大

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写真3 写真をClickで拡大
  モデル : 寺崎佑紀
寺崎 「どんな水着がいいですか?」
「えっ!そりゃぁもうトロピカル!」
寺崎 「トロピカル?」
「そう、トロトロでピカルな奴!」
寺崎 「わけわかんないんですけど…。それじゃぁ最近買ったお気に入りを持っていきますね」
「お気に!そうそう、お気にを持ってきてっ!」

 とまぁ、最近、スタジオでの水着撮影が多くて、久しぶりの海での水着撮影に舞い上がってしまった私ですが、一般的にはカメラマンがこんなテンション(笑)じゃいけません。佑紀ちゃんはプロですから水着の撮影にもそれなりに慣れているでしょうが、普通の女の子は水着の撮影となれば抵抗もあります。はやる気持ちをグッと抑えて…。

寺崎 「どんな水着がいいですか?」
「う〜ん、佑紀ちゃんは実年齢よりも大人っぽく見えるから、なるべく明るい色の水着がいいな」
寺崎 「それじゃ白をベースにした明るい感じの水着を最近買ったから、それを持っていきますね」
「いいね。それでいこう」

 と、こんな感じで打ち合わせしましょう。 まぁ、ロケ地が海ですから、現場に行ってしまえば最初感じていた抵抗も薄れます。それでも、ちゃんと手順は踏みましょう。まずはいきなり海に入らずに、砂浜で何カットか撮りましょう。女の子の抵抗が薄れていくように、まずは普通に立ちポーズから、そして砂浜に寝そべってもらったりして、徐々に近寄るカットに移っていくようにしましょうね。

●肌がキレイに写るフィルター

 当然ですが、水着だと女の子の肌の露出が多くなりますね。せっかく露出してくれている肌をキレイにしてくれるフィルターを紹介しましょう。今回使ったのはKenkoのPortrait Enhancer(ポートレートエンハンサー)というフィルターです。前回の写真1のf)がそうです。このフィルターは、通常の撮影でくすみがちな肌の黄味を抑えて、赤系の色を強調することで、ほんのりとピンクに色づいた明るい肌を演出してくれます。別に水着じゃなくても人物撮影にはもってこいのフィルターなので、かなりオススメです。

 

  ■カメラマンも一緒に海へ このページのトップへ  

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写真4 写真をClickで拡大

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写真5 写真をClickで拡大

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写真6 写真をClickで拡大

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写真7 写真をClickで拡大
  モデル : 寺崎佑紀

 いよいよ海に入って撮影してみましょう。これから海に入ろうとするこの瞬間、まさしくシャッターチャンスなので見逃さないようにしましょう。どんな女の子でも、水に入る瞬間はいろんな表情をします。予測不可能な表情を撮る場合はカメラは全てオートにして撮りまくりましょう。

●トランクス派?ブリーフ派?

 海には当然カメラマンも入ります。水着?忘れたらパンツいっちょでも入りましょう。この場合、トランクスなら水着だと誤魔化せますがブリーフはいけません、ブリーフは。(笑) やっぱり水着は持っていかなければだめですねぇ。

 実は私、今回のロケで水着を忘れてしまいました。んでどうしたかというと、はじめはトランクスで海に入って撮りました。佑紀ちゃんは「全然気にしませ〜ん」と言ってましたが、やっぱりどうみてもセクハラですねぇ。まぁあんまり格好のいいものではありませんから、キャンプ黄金崎の管理人さん(私の友人)に水着を借りて、仕切りなおすことにしました。

●話ながらはしゃごう

 それでもまぁ、楽しく撮影は進みます。まずは水際で佑紀ちゃんに水をパシャパシャやってもらいながら、私もシャッターをパシャパシャ押しまくります。このとき大切なのは話しかけながらシャッターを切ること。もう片時もファインダーから目を離さず、もう片方の目を開けながら二人してどんどん海に入っていきます。写真4写真5写真6写真7は佑紀ちゃんを中心にして私が周囲をぐるぐる回って撮り続けたものです。もう何も考えずにシャッターを押し続けたのですが、いい表情だけ選んだらなぜか斜光(モデルの斜め前方から当たる光)の写真ばっかり。

●水面に効くフィルター

 写真4写真7はあまりいい例ではありませんが、ある特殊なフィルターを使って撮影しています。前回の写真1のg)のKenko サーキュラーPLというフィルターです。PLフィルターとは偏光フィルターのことで、これは光の表面反射を除去するフィルターです。このフィルターを使うと、水面やガラスなどに反射する光を除去することができるので、今回の写真のように水の中にある佑紀ちゃんの脚もある程度写すことができるのです。このフィルターを使わないで撮影すると、写真8写真9のように、水につかった下半身は一切写りません。こうした反射除去以外にも、青空や樹葉、山肌、建物などの色彩を非常に鮮やかにする『色彩コントラスト効果』も得られます。どちらかというと、人物よりも風景撮影に欠かすことのできないフィルターだといえます。

 このサーキュラーPLフィルターの効果がきちんと効いている写真例はまた今度紹介しますね。今回は動きながら撮っているので、このフィルターの効果が今ひとつ効いていませんから。

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写真8 写真をClickで拡大
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写真9 写真をClickで拡大
  ■女性と水は艶かしい このページのトップへ  

●泳いでもらいます

 今回はちょっと戦略的に(ナニが戦略なんだ?)健康的な写真が多かったですね。(本当は……フフフ) でもね、トップの写真のように狙ったものはともかく、写真10写真13のようにただ泳いでいる写真でも、水と戯れる女性は綺麗で艶かしいものです。

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写真10 写真をClickで拡大
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写真11 写真をClickで拡大
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写真12 写真をClickで拡大
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写真13 写真をClickで拡大

●このカットは是非

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写真14 写真をClickで拡大
  モデル : 寺崎佑紀

 海にロケに行ったら、トップの写真と、写真14のカットは是非押えておいてくださいね。十中八九、女性は喜びますよ。それではまた次回。

 
初出:2003/8/20 このページのトップへ
 

     
 
 

     
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