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第2回 < 夜間編 > 三脚で楽しむ夜景撮影と自分撮り

Posted On 19 4月 2013
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TOPIX

日中編では三脚を使ってお花を撮りましたが、第2回の今回は 「 夜間編 」。三脚が必須となる夜景撮影のテクニックです。さらに、夜景と一緒に自分自身も撮る 「 自分撮り 」 にもチャレンジしてみましょう。三脚、ウルトレック UT-63Q と、ちょっとしたコツをつかめば、誰もが夜景撮影と自分撮りが楽しめます。

 

写真0 夜景と自撮りを楽しみましょう

写真0 夜景と自撮りを楽しみましょう

 

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■ 夜景撮影に必要なものといえば

● 超高感度カメラ?

写真1 三脚を使えばキレイで確実な夜景撮影 Nikon D7000 をベルボンのウルトレックシリーズ UT-63Q で固定して、横浜の夜景を撮ってみました。

写真1 三脚を使えばキレイで確実な夜景撮影 Nikon D7000 をベルボンのウルトレックシリーズ UT-63Q で固定して、横浜の夜景を撮ってみました。

写真2 三脚を使わないと…… 三脚を使わないで、カメラを手持ちで撮影すると…。息を止めてもこの通り。ブレブレです。

写真2 三脚を使わないと…… 三脚を使わないで、カメラを手持ちで撮影すると…。息を止めてもこの通り。ブレブレです。

夜景をキレイに、しかも確実に撮りたいと思ったら、あなたはどうしますか? 中にはカメラの感度を上げてシャッタースピードを手ブレしない程度にして、手持ちで撮るという人もいることでしょう。確かに最近のデジタルカメラはとても高性能で、光に対する感度を設定できる ISO 感度を 6400 ( 基本の設定は 100 ) といった超高感度に設定できるようになっています。しかも、ISO オートなどと呼ばれる、カメラが自動で感度調整してくれる機能も搭載されているため、こうした超高感度な設定を使えば、カメラ本体を手持ちで撮影しても、手ブレさせないで夜景撮影できるようになってきました。また、一部のレンズに搭載されている 「 手ブレ補正 」 機能と併用すれば、もしかしたら片手持ちでも夜景が撮れちゃうかもしれません。

● やっぱり三脚

それでも、超高感度設定による撮影は、どうしても写真にノイズがのってしまうし、また、手ブレ補正での撮影は画質の甘さが気になります。「 手軽さが一番!」 というのであれば、こうした問題に目をつむることができるかもしれませんが、女子カメラを極めたいと思っているあなたなら、そこはひとつ、キレイで確実な夜景撮影のために 「 三脚 」?を使ってみましょう。

 

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■ コンパクトなウルトレック

● 30cm もない三脚が全高 1510mm に!

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写真3 ウルトレックをしっかり固定 三脚の脚をフェンスなどに寄せてしっかりと固定します。

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写真4 夜景はライブビュー ライブビュー機能を使って撮影しましょう。

前回も紹介しましたが、ウルトレック UT-63Q は、折りたたんだ状態で、なんと 278mmという 30cm にも満たないコンパクトな三脚ですが、脚と雲台下部を伸ばすと、全高 1510mm にもなります。雲台にカメラを載せた状態で、モデルの渋谷真理子さんの身長とほぼ同じ。(?写真3?) また、三脚本体に使われている材質は、軽さと強度を併せ持つマグネシウムなので、三脚自体の重さは 1590g。フルサイズの一眼レフカメラに使える一般的な三脚の重さが2~3kg ですから、かなりの軽量級三脚です。

ウルトレック UT-63Q

● ベルボンの Web サイトで調べる
ウルトレックのページ


● Amazon で実売価格を調べる
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?● ライブビューで撮影しょう

夜景撮影では、基本的にスローシャッターになるので、三脚の強度が重要です。三脚の強度は積載重量に関係していて、三脚の積載重量を超えたカメラを載せると、シャッターを押した瞬間に三脚がたわんで、画像がブレてしまいます。ウルトレックUT-63Q は積載重量 3kg まで対応しているので、一般的な一眼レフカメラに望遠レンズを付けていても十分に対応できるはずです。フルサイズ一眼レフには?UT-63Q?が最適ですが、ミラーレス一眼レフやコンパクトデジタルカメラの場合は、さらにコンパクトで軽い?UT-53Q?と?UT-43Q?がお勧めです。

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写真1 三脚を使えばキレイで確実な夜景撮影 Nikon D7000 をベルボンのウルトレックシリーズ UT-63Q で固定して、横浜の夜景を撮ってみました。

 

さて、三脚にカメラを装着したら、三本の脚をしっかりと地面に設置します。?写真3?のように撮影場所にフェンスなどがあるときは、そこにしっかり寄せて固定しましょう。そしていざ夜景を撮影するわけですが、カメラの液晶画面を使ったライブビューで撮影してみましょう。夜景撮影の場合は周囲が暗いこともあって、ライブビューの視認性が高くなるのでお勧めです。また、ライブビューの場合、液晶表示を拡大してピントを合せられるので、三脚を使った撮影に大変便利です。また、スローシャッター撮影のときは、セルフタイマーを2秒に設定して撮影すると、シャッターを押したときに発生しやすい手ブレを抑止できます。

UT-43Q?ウルトレック
UT-43Q?ウルトレック

 

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■ 三脚を使って夜景をバックに自分撮り

● 一眼レフでも自分撮りができる

 

写真5 桜と夜景と自分撮り 三脚を使うと自分撮りもできます。夜景だけじゃなく、桜まで欲張って入れてみました。

写真5 桜と夜景と自分撮り 三脚を使うと自分撮りもできます。夜景だけじゃなく、桜まで欲張って入れてみました。

 

最近は携帯電話やスマートフォンのカメラで、自分を撮影する自分撮り、略して自撮りが流行っていますが、一眼レフカメラでも三脚を使えば当然、自分撮りができます。でも、スマホでできることを一眼レフでやっても面白味がないので、ここはスマホではできない自分撮りをしてみましょう。それは、夜の屋外での夜景をバックにした自分撮りです。

まずは写真5を見てください。自分撮りですから当然、自分自身がキレイにはっきりと写っていなくては意味がありません。それでいて背景の夜景と、さらに満開の桜の花も写っています。一見普通に見える写真ですが、これは実はストロボのスローシンクロというテクニックを使って撮影しています。このテクニックを使わないで撮影すると、写真6写真7のように、いずれも失敗してしまいます。ストロボを使わない (?写真6?) と、背景はキレイに写りますが、超スローシャッターになるために被写体である人間は動いてしまい、被写体ブレを起こしています。また、普通にストロボを使う (?写真7?) と、カメラの近くにいる人は少しハイキーに映り、逆に背景は暗くアンダーになってしまいます。

写真6 ストロボ無しの失敗

写真6 ストロボ無しの失敗

写真7 ストロボ有りの失敗

写真7 ストロボ有りの失敗

● 三脚を使ってスローシンクロ撮影

ストロボのスローシンクロというと難しそうな感じがするかもしれませんが、その実はとても簡単な操作で撮影できるテクニックです。カメラによっては、スローシンクロモードが搭載されているので、それを使うとより簡単に撮れます。ここでは完全なマニュアル設定で撮影した方法を紹介しましょう。

写真8 カメラと三脚の設置

写真8 カメラと三脚の設置 三脚の脚を折りたたんで低く設置し、カメラはマニュアルでスローシャッターにして、セルフタイマー撮影。ストロボを強制発光させれば、スローシンクロでの撮影ができます。

 

まず、カメラと三脚の設置です。ビルの夜景を背景に、さらに桜を入れながら撮影なので、三脚を小さく折りたたみ、地面に低く設置します。(?写真8?) カメラは ISO 感度を 800 や 1600 に、さらにマニュアルモードにして、シャッタースピードを 1/8 秒程度にします。これ以上遅くすると被写体ブレしていまいます。絞りは開放から一段絞った程度 ( ここでは F3.5 ) にしましょう。そしてカメラの内蔵ストロボをポップアップします。また、自分撮りですから、セルフタイマー撮影に設定します。フォーカスモードは、自分撮りなので、当然オートフォーカスです。これでテスト撮影してみます。写真の明るさを調節するには、絞りを調節するか、ストロボの調光補正をします。

 

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■ 三脚を使った自分撮り作品例

● 地灯りで自分撮りしてみよう

三脚を使った自分撮りでは自分さえ動かなければスローシャッターが存分に使えるので、ストロボを使わずに地灯り ( その場の灯り ) で撮影することもできます。本講座の最後は、そうした自分撮りの作品例を掲載してお別れすることにします。皆さんも、三脚を使った撮影を楽しんでくださいね。それではまた。

写真9

写真9

写真10

写真10

写真11

写真11

写真12

写真12

写真13

写真13

 

■ 協力企業 ■
ベルボン株式会社

■ モデル ■
渋谷真理子

■ 著作 ■
スタジオグラフィックス

薮田織也

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