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春の天気は変わりやすいとよく言いますが本当にそうですわね。
東京は週末のポカポカ陽気がウソのように、どんよりとした空から冷たい雨が降る週明けになりました。
さてみなさま。
今シーズンお花見は行きましたか?
ゆきぴゅーは今年、例年にもまして桜を愛でる機会に恵まれましたの。
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| パパンと行った“坂東三十三番札所巡り”の十二番札所、さいたま市岩槻区にある慈恩寺。開創824年という古刹だそーです。 |
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| 神代植物公園ではヤエベニシダレザクラが満開でした。 |
まずは、パパンの趣味である“坂東三十三番札所めぐり”に付き合って、埼玉の岩槻にある慈恩寺で咲き始めたばかりの染井吉野をパチリ。
パパンはこの春2度の花見が出来ると喜んで長野に帰っていきましたわ。信州の桜はもう少し先ですものね。
その3日後にはお花見の定番名所、上野公園に行ったんですの。
セレブY澤、さやかちゃん、しのぶちゃんという女4人のお花見ですの。
とはいえ見頃になった週末の上野公園にブルーシートを広げるスペースは猫の額ほどもなく、両脇で盛り上がっている大宴会を見物しながらの素通りお花見となったのでした。
「あ〜、やっぱり昼間からお酒飲んで
ゆっくりお花見したいわ〜」
セレブY澤が宴会で盛り上がっている群衆を恨めしそうに見ながら言いましたの。
「それじゃセレブ。
来週末ゆきぴゅーのおうちの近所の
公園でお花見やるですわ!
さやかちゃんもしのぶちゃんも
来るですわ!
ゆきぴゅー場所取りしておくですわ!」
「わーい、行く行く〜!」
「お花見楽しそう〜♪」
「いいわね〜!でも来週まで桜もつかしら?」
「大丈夫ですわよ。それに今ゆきぴゅーのおうちの冷蔵庫にはとっておきのお酒が
あるんですのよ」
「あ、もしかしてそれ、酒蔵に弟子入りして造ったっていうお酒〜?!」
「そうですの!!!」
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| 近所の公園だって負けてませんの。 |
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| 純米吟醸酒“ゆきぴゅーの春”を持っていざお花見へ! |
実はゆきぴゅー、先月のアスパラクラブの弟子入りでは日本酒造りに挑戦していて“ゆきぴゅーの春”と名付けられた花見酒が冷蔵庫に眠っているんですの。
「じゃ来週の日曜日、待ってますわ〜」
こうしてお花見幹事になったゆきぴゅーは、強力なスポンサーを誘ってみようと思いついたんですの。もちろん、あの札束とーちゃんですの。さっそく電話してみると、
「花見?いいですな、いいですな。
ぜひ参加させていただきますよ。
え?!食べるもの?
もちろんどっさりと持っていきますよ。
あぁ、それから新しいデジカメも
買ったんでそれも持って行きますわ。
ガハハ」
と相変わらず景気がいいご様子ですの。
一週間後。
東京ではまさに今年最後の花見日和という絶好のお天気に恵まれました。ゆきぴゅーはビニールシートを持って早いうちから場所取りに出ましたの。とはいっても、上野公園とは違ってそこにはいくらでもスペースはあります。公園に着くと携帯にメールがありました。
「ごめ〜ん、ゆきぴゅー。
なんだか風邪ひいちゃったみたいで
きのうからお腹の調子が悪いの。
大事とって今日はやめておくわ。本当にごめんね。さやかより」
残念ですわ〜。でもお腹が痛くちゃお酒は飲めませんわ。すると、しばらくしてまたメール。こんどはしのぶちゃんからですの。
「しのぶで〜す。みなさんごめんなさい。急に仕事が入っちゃって
今日は行かれなくなっちゃいました。また今度誘ってね」
がーん・・・。
しのぶちゃんまで来られないですの〜!?後はセレブY澤と札束とーちゃんですわ。すばらくすると、こんどはそのセレブから電話がありましたの。すると、、、。
「ゲホッ、ゲホッ、ゆ、ゆきぴゅー?わ、わたしよ、、、」
「ま、まさかセレブも風邪ひいたですの〜?!」
「ゲホッ、ゲホッ。そ、そうみたいなの。ふだん熱なんか出たこと無いのに
37度5分あるのよ。こんな時にお酒飲んだらマズイわよね」
「だ、だめですわよ、熱がある時にお酒なんか」
「そ、そうよね、、、でも飲みたいんだけど、、、、、ゲホッゲホ、、、」
「お酒はまだあるから無理しなくていいですわよ。お大事に、セレブ」
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| スーパーで買ってきた酒の肴は焼き鳥・イカ焼き・ワカサギ唐揚げとなぜかオムライス。 |
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| 平らげました。 |
こうしてついに頼みの綱は札束とーちゃんだけとなってしまいました。すると不幸は重なるものでこんどはその札束とーちゃんから着信、、、。
嫌な予感ですの。
「いやいやゆきぴゅーさん、
大変申し訳ない。
実は人間ドックで再検査になって
しまいましてね。
今日これから医者に行くことに
なっちまったんですよ。
いやなに、たいしたことはないんですよ。
ガハハ」
「そ、そうですの、それではお大事に」
こうして見事全員にフラれたゆきぴゅーは仕方ないので近所のスーパーにお総菜を買いに行き、それからささやかな一人花見を始めたんですの。
「満開の桜とこんなに美味しいお酒が
あるっていうのに
みんな残念ですわね〜」
そよそよと風が吹くたびに舞う桜吹雪にうっとりと見とれながら、自分で造ったお酒の味に酔う日曜日の昼下がりになったのでした。
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