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今年の夏、足繁く通った熱海からこんな素敵なお誘いメールがあったんですの。
「ゆきぴゅーさん、熱海は今週の日曜日に花火大会がありますよ。
今回は花火船を出す予定ですからよかったら来ませんか」
送り主はアスパラクラブのところてん作り修業でお世話になった山口丸の船長、山口さんですの。
(花火?!行きたいですわ〜!)
秋の花火といえば、故郷・長野市でも毎年11月にえびす講の花火大会があってよく家族で出かけたものですわ。この時期の花火って空気が澄んでいるからキレイなんですのよね。
「ただし、船の上は寒いのでしっかり防寒してきて下さいね」
了解ですわ〜!
ゆきぴゅーはダウンジャケットにニット帽、マフラーや手袋も用意して完全防備で熱海に向かったのでした。
ところでこの熱海の花火大会というのは、昭和27年から開催されている歴史の古〜いもので、今年で56年目だというからびっくりですの。しかもそんな花火を船の上から見るなんて生まれて初めてですわ〜!と、うきうきしながら山口さんの船がある横磯港に着いたゆきぴゅーは、しかしそこで悲しいお知らせを聞くことになったんですの。
「ゆきぴゅーさん、せっかく来てくれたのに残念なんですが、今日は風が強くて花火船出せそうにないんですよ」
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| 夏には海水浴客で賑わう熱海サンビーチ前も今はこんなにのんびり。 |
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| 男女は必ずこのポーズをしなくてはいけません。 |
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| ここが花火の会場 |
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| フィナーレのナイアガラ |
「えっ〜?!そうなんですの、、、」
内心がっくりしてしまったゆきぴゅー。
まだ時間があるからその辺を散歩してきたらどうですか?と言われたので、サンビーチのあたりをぶらぶらと歩き、貫一お宮の像の前で、お宮と同じポーズでセルフポートレートを撮ったりして時間つぶしをしていましたの。
日がどっぷりと暮れると、海辺で花火を観ようとたくさんの観光客がぞろぞろと街中にあふれ出してきました。ゆきぴゅーが横磯港に戻ると、山口さんがニコニコ手招きをしますの。
「ゆきぴゅーさんはこっちで
観てくださいよ。
特等席を用意しましたからね」
「えっ?!ど、どこへ行くですの?」
びゅーびゅーと風が吹く桟橋を歩いて連れて行かれたのは停泊している山口丸。見ると船の上にベンチが置かれて観覧席が作られているではありませんか。なんて粋な演出ですの〜!(寒いけど)
「気分だけでも船上ですよ。
じゃ、ぼくらはあっちで観てますから」
「あっ、、、(行っちゃうんですのね)」
「楽しんでくださいよ!」
「は、はい、、、あ、ありがとうございます」
こうしてゆらゆら揺れる闇の船上に一人残されたゆきぴゅー。いよいよ午後8時20分、花火が始まりました。目の前に色とりどりの花火がドカンドカンと上がります。
(キレイですわ〜。あっ写真!写真!)
持ってきたコンパクトデジカメにはたしか“花火モード”がありましたわ。
(あれれ?酔っぱらってないのに
なんでこんなにブレちゃうですの、、、)
ってよく考えたら、自分が乗ってる船が揺れているんでしたわ。まぁいいですわ、、、。
それにしても迫力満点の花火です。たしか熱海は地形がすり鉢状だから海で上げる花火の音が反響してまるでスタジアムにいるような音響効果なんだというのを聞きました。フィナーレの大空中ナイアガラはお手洗いに行きたいのも忘れるほど感動モノでしたの。
こうして寒風吹き荒ぶ中でのなんちゃって船上花火大会を堪能したのでした。しかし完全防寒で望んだはずなのに夜の海風で体はすっかり冷え切ってしまいましたの。
「どうでしたか、ゆきぴゅーさん」
「キレイでしたわ、とっても!山口さんありがとうございました」
「そうですか、それはよかった。体、冷えたでしょうから美味いものでも食べに行きましょう」
「ハッ、ハッ、はっくしょ〜ん!」
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| ほろほろの鶏肉がたまりませんの。ごちそうさまでした。 |
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山口さんが連れて行ってくれたのは地元で人気の韓国家庭料理のお店。オススメはサムゲタンだそうですの。
実はゆきぴゅーはその昔、お師匠サマのもとで過酷な労働を強いられていた頃に、サムゲタンを食べさせてもらうと、まるでほうれん草を食べたポパイみたいにみるみる元気を取りもどすという逸話があって、事務所では『ゆきぴゅーが弱ったらサムゲタン』というルールがあったくらいなんですの。
「サ、サムゲタン チュセヨっ!!!」
鼻水を垂らしながらこう叫んだゆきぴゅーは、2人前のサムゲタンをふうふう言いながら平らげたんですの。
土鍋でじっくりと煮込まれたやわらかい鶏肉とナツメや朝鮮人参の漢方効果で体はあっという間にぽかぽかになって、来たときよりも数倍元気になって熱海を後にしたゆきぴゅーだったのでした。
今年の熱海の花火は12/2、12/9、12/23のラスト3回。
忘年熱海花火大会へぜひお出かけになってみてくださいませね♪
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