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07.札束持ってお買い物でごちそうさまですの 2006/04/05
 
■友人のおとーちゃんのお買い物に
 付き合うことになったゆきぴゅー、、、
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 「うちのお父さんがデジタルフォトのゆきぴゅーコーナーに出たいんだって。
  お願い、ゆきぴゅー、どうにかしてあげて」

 お友達からそんな相談メールがありました。

 ここでちょっと説明させていただきますの。ゆきぴゅーの(好評)連載『突撃ゆきぴゅー!デジカメの中身拝見ですの。』は、毎月ゆきぴゅーがアマチュアカメラマンさんが集まるスポットに出かけては写真の上手そうなおじさまを捕まえていろいろお話を聞きますの。仲良しになったところでデジカメからメディアを引っこ抜いて画像をトリッパーにコピーしてそれを誌面でご紹介しちゃうという突撃企画なんですの。

 友達のおとーちゃんはそれにぜひ出たいということなのですが、話を聞くと困ったことに肝心のデジカメを持っていないんだそうですの。

 「まずはデジタル一眼買ってからですわね〜。」

 軽〜い気持ちで友達のおとーちゃんにはそう伝えてもらったですの。あとは、1月号の「デジタルフォト」で『プロカメラマンが選ぶ、ボーナスで買いたいカメラとレンズ3本』という特集があったのを思い出して「ご購入の際はこれをご参考になさいませね」とふせんを貼って送っておきましたの。

すると、数日後・・・。

 「ゆきぴゅー、うちのお父さんがビックカメラに一緒に行って欲しいって言ってるから
  悪いんだけど今度の日曜日付き合ってあげてくれる?よろしくね!!!」

 というわけで日曜日ゆきぴゅーは友達のおとーちゃんと池袋駅で待ち合わせしてお買い物に付き合うことに相成りましたの。

 「いやいやゆきぴーさん。こんにちは。今日は呼び出してしまって悪いねぇ」
 「いえいえ、いいんですのよ。っていうか“ゆきぴー”じゃなくて“ゆきぴゅー”ですの」
 「ああ、それは失礼失礼」」

 がははと笑いながらおとーちゃんはとってもごきげんですの。
 ビックカメラのカメラ売り場に着きました。ずらりと並ぶ一眼レフデジカメ。

 「デジタル一眼レフを初めて買うならこのあたりがいいと思うですの」

と、ゆきぴゅーがおとーちゃんのほうを見ると、なにやらかばんからごそごそと茶封筒を取り出しましたの。

 「今日は、ほらこの通り。しっかり用意してきたんですよ、ゆきぴーさん!!!」

 そう言いながら見せてくれたその中身は厚さ数センチはある札束!!!

 お、おとーちゃん、なんだってそんな大金持ってくるですのー、っていうか一体おいくらまんえん入っているですのーー???!!!
 ゆきぴゅーはめったにお目にかからないお札の束を見たとたんにアドレナリンが!すると、おとーちゃんはずらりと並ぶデジカメを、見るわけでもなくさわるわけでもなくつかつかと歩いていっておもむろに店員さんに言いました。

 「すみませんがね、これをください。イオスのね、、、」

 雑誌を広げて指差しているようですの。(なんだ、もう決めてきちゃっているですのね)
 ゆきぴゅーは店内のカメラをいろいろさわりながら周っていました。

 「了解いたしました」

 店員さんは大きなデジカメの箱を持ってきてドンと置いていますの・・・ってそれはCanon EOS-1Ds MarkUぅぅぅ〜??!!

 「ちょ、ちょっと、おとーさま!それ買うんですの?!
  初めてにしちゃぁ選ぶカメラがちょっとお高過ぎでは、、、EOSはEOSでも、、」

 「いやいやこれですよ、これ。ゆきぴーさん」

 これですよって、これはたしかにいいカメラなんですが良すぎるのではないですのー。
 店員さんはおとーちゃんに向かって続けて言いました。

 「お客さま、交換レンズは何かお決まりですか?」
 「あっ、レンズはこれね、この3本ね」

またまた誌面を指差していますの。

 「はい。どれも在庫のほうはございます。少々お待ちください。他にはよろしいですか?」
 「これで以上ですよ、ね?!ゆきぴーさん」
 「えええ、えっと、でもでもでもおとーさま、これってカメラだけでもたしか
  80万円以上するんですのよ。そんでもってこんな長くて白いレンズは
  確か確か高〜いレンズで、、、全部で、ひ、ひ、ひゃくまんえんとかいっちゃうん
  じゃないですのー?」
 「ええ、だから今日はじゅうぶん持ってきたんですよ」

そういってさっきの茶封筒を取り出しました。

 「じゅうぶん、じゅうぶんありまちた、っで、でも、それにしたってですね、、、」

 「お客さま、メディアはいかがいたしますか?」(←あくまで冷静な店員さん)
 「あぁ、メディアね、そうだったね、、、」
 「ちょっと!ちょっと待ってくださいませぇぇぇーー!!!」

ゆきぴゅーが口をぱくぱくさせながら必死に説得していると、突然おとーちゃんが封筒を握って叫びました。

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 「金ならっ!金ならあるんだようーー!!!」

15分後。
大きくて重い紙袋を下げてお店を出たご機嫌なおとーちゃんと、放心状態のゆきぴゅー。何かが、何かがおかしいんですの・・・。

 「ゆきぴーさんがこうやって
  あらかじめ雑誌を見せてくださった
  おかげで今日ははやい買い物ができましたよ。ありがとうございました。」

 おとーちゃんはそう言って、この間送ってあげた「デジタルフォト」を返してくださいましたの。

 「さ、ゆきぴーさん。ごはんでもご馳走させてくださいよ。何でもいいですよ、
  遠慮なく言ってくださいよ」

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 向かった先はデパート最上階のレストラン街。有名なお肉屋さんが出しているお店でランチバイキング&極上しゃぶしゃぶをおなかいっぱいいただきました。

 「さっそく家に帰ったら庭の花でも
  撮ってみますよ」

 うれしそうなおとーちゃんの笑顔を見ていたらゆきぴゅーはやっと落ち着いてきて、なんだかとってもいいことをした気分になってきましたの。

 「がんばってくださいませね。こんど
  必ず突撃取材させていただきます
  わね」
 「ぜひお願いしますよ。はっはっは。」

ごきげんなおとーちゃんと別れて、おうちに帰ったゆきぴゅーは、おとーちゃんから返してもらった「デジタルフォト1月号」を棚にしまうとき、ふと気になることがあったのでそうっと開いてみましたの。・・・予感は的中ですの。入門編に貼ったつもりが上級者編に貼られているふせんがそこにはありました。

総額130万円也。ちーん。

 
初出:2006/04/05
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