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06.リラック○とアキバでごちそうさまですの 2006/03/15
 
■久しぶりに再会した元お師匠さまになにやら異変が! ひとつ前のページに戻るこのページのトップへ

3月。東京に春一番が吹いた翌日、ゆきぴゅーのケータイが鳴りました。
1回目は通知不可能。
2回目は非通知。
なにかおかしいと思って、2回目の電話に出たら、それはむかしゆきぴゅーがお世話になっていたお師匠さまでしたの。

 「お、お師匠さま、この電話はどこからかけているですの〜!」
 「そりは言えない。とにかくちょっと秋葉原に来い!」

 ゆきぴゅーはただごとではないと思って待ち合わせの喫茶店に急いだですの。するとそこは、妙な骨董品が並ぶ、怪しい地下の喫茶店でしたの。阿片窟みたいな怪しい喫茶店だけあって、なかには怪しい人がいっぱい。アキバだけに見るからヲ○クな人や、さらにホー○レスじゃないかと思うほどみすぼらしい人がいたですの。その中でもとびっきり怪しいのは、ボロボロの格好なのに、目の前にノーパソを分解している人ですの・・・って良く見たらそれがお師匠さまでした。
ゆきぴゅーはおそるおそる声をかけたですの。

 「な、なにをしているですの?」
 「おう、いま買ったこのミニPCIを装着すると、このノーパソが3倍パワーうpするのだ。
  ゆきぴゅーもいるか?」

 「ゆ、ゆきぴゅーはノーパソ持っていませんわ・・」
 「うむ、そうか。実はな、ゆきぴゅー、お師匠さまはデジカメライターを廃業して、
 
これから地下に潜ることにした。」
 「地下に潜るって?どういうことですの?」
 「革命を夢見て東京に出て、デジカメライターをして10年。
  しかし、未だ革命ならず、2月末で最後の連載だったアサヒパソコンも
  終わってしまい、仕事が無くなって借金だけが残ったのだ。」

 「・・・・」

 「これから身を隠して、日陰の世界を生きていくことになった。
  だからお別れに、銭があるうちにメシでもおごってやろうと思ってな」
 「そ、そうですの・・・」

 なにやら悲しいお話でしたが、ゆきぴゅーはタダでごはんをいただくためには、心を鬼にせねばなりません。遠慮無くおごっていただくことにしましたの。

 「メシ、メシか・・・・。そういえばなゆきぴゅー」
 「なんですの?」
 「俺の家は、昔とっても貧乏でな、土用の丑の日にうなぎを食いたくても食えなかった。
  でもどうしても食べたいとだだをこねたら、おかあちゃんが
  『おまえだけ食べておいで』って、そっと1000円札を渡してくれたんだ。」
 「・・・・そうですの。」
 「でな、喜び勇んで自転車に乗って、うなぎ屋についたら・・・・」
 「・・・・どうしたですの?」
 「手のひらに握っていたはずの1000円札を落としてしまっていたんだ。
  その後、家とうなぎ屋を百往復ぐらいしたが、結局食えなかったんだ。ははは・・・」

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 「・・・ゆきぴゅー、それを聞いて
  いたらうなぎが食べたくなった
  ですわ!」
 「う、うなぎぃいいい?」

 お師匠さまは自分がネタを振ってしまったので、仕方なく同意してくれて、道路に停めている車まで移動したですの。で、車に乗ろうと思ったら、そこにはうなぎ屋さんがあるではないですか。

 「ゆきぴゅー、あのうなぎ屋さんで
 
いいですの」
 「え、神田川本店んんん?」
 「ええ!」

お師匠さまはちょっと悩んだ後に、こう言いました。

 「ゆきぴゅー、お師匠さまはもうお金が全然無いから、
  神田川で二人分は出せないんだ」
 「でも、でも、ゆきぴゅーはここがいいですの。
  だって建物も昭和レトロですし」
 「・・・・わかった。一人で食べておいで。お師匠さまの代わりに、
  かたみと思って持ってきた、この大きなお人形さんと行ってくるがいい。」

と言うと、車の中から、ゆきぴゅーと同じサイズはあろうかと思う、リラック○のぬいぐるみを取り出して渡してくださいました。これは昔会社で福利厚生のために買ったもので、しかもむかしゆきぴゅーが眉毛を描いた、リラック○ゆきぴゅーすぺしゃるバージョンですの。
ゆきぴゅーはなつかしくもそれを受け取ると、お師匠さまと一緒にお店の前まで行ったですの。

 「さあ、お店の玄関まで5mだから、お金を落とさないようにな。
  お師匠さまはここで待っているからな。」

そう言ってお師匠さまはゆきぴゅーにそっとお金を握らせてくれたですの。

 「うう。お師匠さま・・こんなにこんなにしていただいて。ゆきぴゅーはゆきぴゅーは・・・
  おなかいっっぱい食べてくるですの〜!!!」

そういって、涙流しながら満面の笑みでお玄関に飛び込んでいったんですの。

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そして、ゆきぴゅーは昭和レトロなたてものでうなぎを満喫し、ご飯を食べ終わってお店から出てくると、そこにはお師匠さまの姿がありませんでした。右を見ても左を見ても、ザ・コン館の中を探してもお師匠さまの姿はありませんの。

うう、お師匠さま、あれが今生のお別れですの・・・・。
って、ゆきぴゅーのおうちはこっからはるか遠いのに、このリラック○を背負って、ラッシュの山手線に乗るですの?
こ、これは罰ゲームですの〜!!!???


ゆきぴゅーは“リラックマ”がだいすきですの
今回登場した、ちまたで大人気のリラックマですが、もちろん本物には眉毛はありませんの。ゆきぴゅーは他にもUFOキャッチャーでとった小銭入れやストラップなどいろいろ持っていますのよ。

 

 
初出:2006/03/15
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