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スタグラ・特集記事
アドビシステムズが、『Adobe Photoshop CS4』を正式発表
Photoshop CS4 の変更点、改善点、機能の追加 [速報] 2008/11/11
 

アドビシステムズが、2008年12月中旬から『Adobe Photoshop(R) CS4』と『Adobe Photoshop CS4 Extended』の日本語版を発売することを発表しました。

アドビストアでは本日より予約受付を開始。
さて、新しいPhotoshop CS4はどんな点が機能強化されているのでしょうか。

報道関係者向けに開催されたセミナーをレポートする感じで速報でお伝えします。

※アドビシステムズでは、発表記念セミナーを
  予定しています。11/25(大坂)、11/27(東京)
  で受講料は無料。Photoshop CS4やAdobe
  Creative Suit 4 が気になる人はコチラから
  事前申込みを。 

Text by 神崎洋治
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Photoshop CS4 Windows 版の操作画面
基本的な操作画面はCS3とほぼ同じ。ただ、印象が異なるのは、Windowsのタイトルバーがなくなりアプリケーションバーになったから。また、タブ・ブラウザのように画像はタブ形式で切り替えができる。

  Photoshop CS4 が12月中旬にデビュー このページのトップへ  

Photoshop CS4 のパッケージ

アドビ システムズ社が、Photoshopを含む、デザイン、画像や映像、ウェブやDTP制作現場、等クリエイティブな業務を効率的に実現するソフトウェアの最高峰『ADOBE CREATIVE SUITE 4』(最新版)を発表しました。

もちろん、スタジオグラフィックスでもユーザが多い『Adobe Photoshop(R) CS4』と『Adobe Photoshop CS4 Extended』も発表されています。

「待ちに待った」という人もいれば、「CS3出たばっかりジャン!!もう出るの?」なんて人もいるでしょうね。

さて、そんなPhotoshop CS4、どんなところが変わったのでしょうか。
興味津々ですね。

実は、私たち報道関係者に対しては、英語版が明らかになった9月後半から、二度に渡って内覧会やセミナーが実施されており、その全容が告知されていました。

また、海外では英語版のリリースが始まっていますので、既に機能の全容をご存じの方も多いかもしれません。


  Photoshop CS4で変わる点 このページのトップへ  


スタジオグラフィックスの読者は、デジタルカメラユーザーが多く、デザイン関連の仕事に携わる方が多いので、そんな読者の皆さんが知りたいであろう、Photoshop CS4の追加機能や変更点を箇条書きに列記しました(Photoshop CS4 Extended はあえて除く)。

箇条書きの内容は、報道者向けセミナーで告知された内容で、私のメモ書きと言った方がいいかもしれませんが、参考になれば幸いです。また、私の手元にある日本語版Photoshop CS4からキャプチャーした画像も掲載しますので、一部それらが混ざってわかりにくい点があるかもしれませんがご容赦くださいね。

Photoshop CS4の報道関係者向けセミナーの要旨

  1. ADOBE CREATIVE SUITE 4 のコピーは「最高傑作へのショートカット」である(最高傑作を作る近道はCS4、の意)。
  2. Photoshop は18周年を迎え、バージョンは11を数える。
  3. Photoshop CS4のGUI(操作画面)は、CS3のものとほぼ同じだが、他のCS4アプリケーションと合わせたり、使いやすさのためにいくつかを改善した。
  4. アプリケーションバーを追加した。Adobe Bridgeをはじめ、他のCS4アプリケーションとの切り替えが容易にできる。
  5. 複数の画像を開くと、今までは画像ごとのウィンドウで管理していたが、タブブラウザのようにタブ形式になった。
  6. Open GLに対応し、GPUで処理を行うことで高速性が向上した。例えば、大容量画像でも拡大/縮小や回転等がよりスムースに行える。
  7. 画像を回転しても画質が劣化しない(非破壊)。
  8. ルーペでの拡大/縮小時、左クリックでズームできる。
  9. レイヤー合成で、被写界深度の異なる写真を合成して、幅広くピントが合った画像を自動生成できる。
  10. コンテンツを意識した拡大縮小ができる。アルファチャンネルやスキントーンを使い、縦横比を変更したくない人物などの被写体を保護して全体をリサイズできる。
  11. パノラマスティッチングの強化。レンズのゆがみやビネット(周辺光量の落ち込み)を考慮してパノラマ合成できる。
  12. Camera RAWは5.0を搭載。RAW現像時での編集機能が増えた。Adobe Lightroom 2.0と同等の現像エンジン。「段階フィルタ」と「補正ブラシ」等を追加。
  13. カラーユニバーサルデザインに対応(色弱などのユーザに配慮した作品作り)。CUDO(Color Universal Design Organization)に準拠。
  14. Adobe BridgeはGUI、操作性、デザイン、機能ともに大きく変更になった。
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4.アプリケーションバーの追加 (赤枠)
5.複数画像は「タブ」で切り替え
(緑枠)
操作画面はCS3とほぼ同じ。タイトルバーはなく、画像はタブ形式で切り替える。
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6.7.回転ツール
画像の回転も高速化がはかられた機能のひとつ。回転による画質の劣化を抑える非破壊機能も加えられた。

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10.コンテンツを意識した縮小 例1
縦横比を固定せずに画像の横幅を縮小したところ。画像全体の幅は縮尺され、海や空の幅は縮小されているにもかかわらず(例ではわかりづらい)、客船と人間の縦横比は変わっていないところ。
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10.コンテンツを意識した縮小 例2
縦横比を固定せずに画像の横幅を縮小したところ。ナニが凄いのかというと、画像全体の幅は縮尺され、背景り木々は縮小されているにもかかわらず、少女の縦横比は変わっていないところ。

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9.レイヤー合成
上の2つの写真、左は懐中時計にピントが、右は手前の本にピントが合っている。この2つの画像をレイアーに置いてレイヤー合成をインテリジェントに行うことで、懐中時計にも本にもピントが合った被写界深度の深い写真が生成できる。
 

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11.パノラマ・スティッチングの強化
レンズのゆがみやビネット(周辺光量の落ち込み)、明るさやコントラストの微妙な違いを考慮して自然にパノラマ合成する。
 

Photoshop本体よりも、手が加えられたAdobe Bridge。
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CS4全体に言えることだか、メタデータやEXIFデータとの連携を強化している。画面はAdobe Bridgeのフィルムストリップ モード。
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Windows Vista を思わせる画像の閲覧。素早くめくって探せる感覚だ。Adobe Bridgeのプレビュー機能。

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Photoshop CS3の「コンタクトシート II」や「ピクチャパッケージ」がAdobe Bridgeの機能(コンタクトシート)になって強化された。
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Photoshop CS3の「Webフォトギャラリー」もAdobe Bridgeの機能になった。

他にも細かくは変更になった点がありますが、主立ったポイントはこんな感じだと思います。もちろん、私はPhotoshop CS4の書籍執筆のために、このところ毎日奔走していますので、次はもっと詳しい内容が書けるでしょう。頑張ります。


  ADOBE CREATIVE SUITE 4 のリリースを急ぐ理由 このページのトップへ  


話を『ADOBE CREATIVE SUITE 4』に拡げると、全般的に機能の改善や追加がされています。

ただ、「おっ、変わったなぁ」とインパクトを感じたのは、以前のマクロメディア買収によってADOBE CREATIVE SUITEに統合されたソフトウェア群とその連携です。例えば、ホームページデザイン/制作の『Adobe Dreamweaver(R) CS4』『Adobe Fireworks(TM) CS4』、更に言えば最終出力として『Adobe Flash(R)』やPDFと連携を深めている印象です。スウィートでありながら、今までバラバラ感があるとされていた操作方法やGUIをより統一しようという傾向も加速しています。

全部コミコミの『Adobe Creative Suite 4 Master Collection』を最高峰として、従来通り、Design Premium/Standard、Web Premium/Standard、そして映像分野のProduction Premiumといったスウィートパッケージが用意されている。

また、ADOBE CREATIVE SUITE 4 と言えば、写真、デザイン、DTP(カタログや書籍/雑誌などの印刷物)、ウェブ、ビデオ映像、CGなど、クリエイティブ制作業務の専門家が使う重量級ソフトウェアのスウィート製品であることはご存じだと思いますが、ここ数年、それらの制作業務は非常にクロスしています。例えば、カタログを作る人がウェブデザインも行い、広告バナーやフラッシュコンテンツとも連動する、といった具合です。

そのため、アドビにはクリエイティブ業務の業界標準といえる専門ソフトウェア群があるものの、それらの操作性を統合したり、スタジオ制作(グループ制作)で連携する機能と環境をスウィートとしていち早く整える必要があるのです。また、ウェブの進化に伴う、フラッシュ、PDFなどのコンテンツ、さらにはアドビが推進しているAIRやFLEXなどのシステム環境とCREATIVE SUITE 4をより密接に関連づけたい、という狙いがあるのでしょう。

印象としては、これらADOBE CREATIVE SUITE 4 全般のアップバージョンに合わせて、Photoshop CS4 も更新された感はあります。そのため、既にPhotoshop CS3を使っているユーザにとっては、それほど価値の高い変更点やパフォーマンスの大幅な向上は見あたらないかもしれません。

しかし、CS3と同様、CS2より以前のバージョンを使っているユーザにはアップグレードをお勧めしようと思っています。

ちなみに私は業務で、Photoshop以外にもIllustrator、Dreamweaver、InDesign、Flash、PDFなどを頻繁に使用していますので、CREATIVE SUITE 4の登場には大きな意義を感じています。

 

価格について(参考)

【ADOBE CREATIVE SUITE 4 MASTER COLLECTION(Windows 版/Macintosh版)】
 アドビストア提供価格(送料別)
 通常版 397,950円(本体価格379,000円)
 アップグレード版「A」 Suite 1本からのアップグレード 271,950円(本体価格259,000円)
 アップグレード版「B」 Suite 2本からのアップグレード 208,950円(本体価格199,000円)
 Adobe Creative Suite 3.3 からのアップグレード版 137,865円(本体価格 131,300円)
   (アドビカスタマーサービス、ライセンスでの取り扱いのみ)

【ADOBE PHOTOSHOP CS4日本語版(Windows版/Macintosh版) 】
 アドビストア提供価格(送料別)
 通常版 99,750円(本体価格 95,000円)
 アップグレード版※1    26,250円(本体価格 25,000円)
 特別提供版※2       86,310円(本体価格 82,200円)

※1 アップグレード版の対象ユーザーは、Adobe Photoshop CS/CS2/CS3日本語版、
   Video Collectionに含まれるAdobe Photoshop CS/CS2日本語版の正規登録ユーザー
※2 特別提供版の対象ユーザーは、Adobe Photoshop Elements(Windows版は4.0/5.0/6/7、
   Macintosh版は3.0/4.0/6)日本語版の正規登録ユーザー(アドビストアのみの取り扱い)

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※このページ内の画像は、Photoshop CS4 日本語版のベータ版、アドビシステムズ社の内覧会で
 使用されたデモンストレーション画面(英語版)を使用しています。製品版とは異なる場合があります。

※Abobe Brideの画像はアドビシステムズ株式会社から提供を受け、許諾されている画面画像を
 使用しています。


 

 
初出:2008/11/11
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