Internet Explorer 6.0 と 7.0、どっちを使う?
こんにちわ。神崎です。
先日、アメリカで年に一度のスーパーイベントとなるスーパーボウルが開催され、ニューヨーク・ジャイアンツがニューイングランド・ペイトリオッツに17対14で逆転勝ちで制しました。ペイトリオッツはシーズン全勝の快挙がかかったこの大一番に破れ、二重のショックを受けることになりました。シーズン全勝という記録は過去にマイアミ・ドルフィンズしか成し遂げていません。
■日経パソコンで連載を継続中
次に私の最近の仕事の話をします。
日経パソコン誌に全6回のレタッチ講座「見違える写真レタッチ」を連載しましたが、引き続き「会心の写真でアルバム作り」を連載しています(全6回)。
前回はPhotoshop Elementsで行うレタッチの基本といった内容でしたが、今度はPicasaとPhotoshop Elementsを使い、大量の写真を整理し、編集(レタッチ)して見栄えを整え、WEBアルバムで公開し、アルバム印刷に挑戦、という流れで、基本操作を紹介します。
既に前半の第1〜3回まで掲載されました。
お手元に日経パソコン誌があれば是非、読んでください。
■Internet Explorer 7 が2/13より自動更新の対象となります
さて、たまにはパソコンとインターネットの話題を。
インターネットのホームページを見るのに必要なのはWWWブラウザ。
みなさんは何を使っていますか?
WindowsユーザならまずはInternet Explorerを使うことになります。
そのInternet Explorerの最新版は「7」。Windows Vistaに装備されているタブブラウザという仕様のものです。
で、Windows XPに標準装備されていたのは「6」ですが、マイクロソフトは先日「Windows Update」など、「Windows XPの“自動更新”でInternet Explorer7にアップデートする」と発表しました。
つまり、実施日の2/13以降はブラウザを新しいタイプの「7」に更新するかどうかが、画面上で聞かれたり、選択できるようになります。
では「7」に更新すべきかどうか?
某WEBサイト(国内)にアクセスしているユーザが使っているブラウザの割合を調べたところ、最も多くのユーザに使われているブラウザはInternet Explorer(IE)で、バージョン6と7を合わせて 78% でした。圧倒的なシェアですね。
内訳では、IE6が 55%、IE7が 23% なので、まだIE6を使っている人の方が、7を使っている人の2倍以上、多い傾向にあります。
Internet Explorer 7を自動更新に組み込むマイクロソフトの日本法人の今回の措置・・・タイミングとしては、世界的に見ると遅いのです。
これは日本のウェブサイトの中にはInternet Explorer7への対応を正式に表明していないところが多かったためです。なので、ユーザとしてはまずはいつも利用しているウェブサイト…特に銀行やオンラインショップなどが「7」に対応しているか確認したいところです。
(万が一、対応していなかった場合「6」に戻せるらしいです)
性能について言うと、わたし個人としては「タブブラウザ」である「7」はお勧めです。特に、いくつものホームページを開いているクセのある人は、メモリの使用量が少なくて済むので、良さを実感できるでしょう。
「タブ」というのは帳簿などでよく貼り付けるつまみのことです。
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上が Internet Explorer 6.0、下が Internet Explorer 7.0。7.0にはタブが見える。 |
複数のページを開くとき、「6」ではいくつものInternet Explorer 画面が起動することになります。これはパソコンのメモリを大変に消費します。しかし「7」では、ひとつのInternet Explorer画面の中に複数のページをファイリングし、タブで表示を切り替える、といった使い方になります。
例えば、まず、スタジオグラフィックスのページを開いたとします。
ある記事に掲載されていたキヤノンのページと飛鳥のページを開くと、それぞれのページは同じInternet Explorer 7のウインドウで開き、「スタグラ」「キヤノン」「飛鳥」といったタブが表示されます。キヤノンと飛鳥のページを読んだら、スタグラのタブをクリックしたまた、読みかけのスタグラのページに戻る、といった使い方が手軽にできるようになるわけです。
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Internet Explorer 7.0では、タブをクリックして画面を切り替えて閲覧できる。起動するアプリケーションはひとつで、複数のページを保持できるので、たくさんページを開きまくる人でも比較的メモリ消費量は少なくて済む。 |
複数のページを別のウィンドウに表示して見比べたいという場合はむいていませんが、今の例のように、インターネットの特性であるリンクを十二分に活用できる仕様、そんな使い方でもメモリの消費を抑えることができるブラウザ、といえるかもしれませんね。
(神崎洋治)
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