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ストロボの TTL 調光と照射角を手元で制御
オフカメラライティングの決定版
Nissin Air System Di700A + Air1

Posted On 04 2月 2015
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Photo & Text:薮田織也 モデル:大草いつか

TOPIX

撮影時のライティングにおける最近の潮流は、ワイヤレスでストロボをコントロールする方向へと確実に進んでいます。カメラメーカーからはもちろん、各サードパーティからもさまざまなストロボ用無線装置が発売されている中で、ストロボ専業メーカーのニッシンジャパンからもついに電波式ワイヤレス通信システム Nissin Air System( NAS )が発表されました。そこで発売前のワーキングモデル Air1 と Di700A をお借りして、本サイトの薮田織也が実際に使って撮影。その使用感をレビューします。  by 編集部

■ メーカー発信のニュースリリースはこちら ■

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■ ストロボの無線式オフカメラライティングが流行

ここ数年、一般の写真愛好家たちの間でもストロボを使った撮影が人気を集め始めている。スタジオグラフィックスが開催する写真セミナーでも、ストロボの使いかた指南を求める声が増え、特にポートレートライティングセミナーはとても熱心な受講者に囲まれることになる。

写真1 Di700A と コマンダーの Air1

離した複数のストロボを制御できる電波式コマンダー「 Air1 」と、Air1 に対応したストロボ「 Di700A 」。Air1 の最大の特徴は、手元での調光はもちろんのこと、照射角度も自在に制御できることだ。これにより、ストロボのある場所に移動せずに光の演出を細かく設定できるようになる。対応カメラはキヤノンとニコン。後日ソニー用が発売予定だ。

図1 NAS を使った遠隔ライティング

Nissin Air System( NAS )では、カメラに装着したコマンダー Air1 から、3つのグループに分けた 21 台までのストロボをグループ別に制御できる。その際、電波のチャンネルを8まで選択できるので、使用環境によって Air1 の電波が他の機器から影響を受ける場合に、安定して使えるチャンネルに変えることができる。Air1 の電波到達距離はメーカー公称値で 30m だが、これは安定して使える最短距離。

そうした中で、ここ最近質問が多いのが、ストロボのオフカメラでの撮影方法。オフカメラとはストロボをカメラから離して使うことを指し、その方法には長いシンクロケーブルを使う有線式と、昔ながらのメインストロボの光に反応させてサブストロボを発光させるスレーブ式や赤外線、さらに電波を使ってストロボを離す無線式がある。ライティングセミナーでの人気は、もちろん無線でのオフカメラライティングだ。無線でのストロボのオフカメラライティングは、有線式に比べて取り回しが簡単で、スタジオではもちろんのこと、屋外での撮影となると大変に便利なのである。

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■ オフカメラライティングの必要性と実際

写真2 NAS を使った日中シンクロ撮影

Nissin Air System( NAS )に対応したストロボを人物の近くに配置( 赤丸 )し、超望遠レンズで人物から離れて撮影しているところ。撮影者がストロボから遠く離れていても、手元の Air1 コマンダーを使ってストロボを制御できる。ちなみに、これを撮影したのは伊豆スカイラインの比較的に長い直線道路上。平日の観光地なので往来のクルマはほとんどなく、安全には万全を期したが、よい子(笑)はマネをしないように。

屋外でのストロボのオフカメラライティングが無線式だと大変便利と言われても、実際にオフカメラライティングをしたことが無い方にはわかりにくいだろう。そこで実際の撮影風景をご覧いただくことにする。写真2は、平日の伊豆スカイラインでのポートレート撮影風景だ。背後にある富士山を大きく映し込みたいと思い、焦点距離の長いレンズ( 420mm )を使って撮影しているため、モデルとの撮影距離はこのようになる。撮影時は曇天の夕方近くなので、ストロボを使わずに撮影すると写真3のようになってしまう。では人物をもっと明るくしようと絞りを1段程度開ければ、写真4のように背後の富士山と空は白くはっきりしなくなる。いずれにしても寒々しい雰囲気は表現できているが、背景もしっかりと映し込み、なおかつ人物を明るく撮りたいとなると、やはりストロボなどの人工光が必要となるわけだ。

写真3 ストロボ未使用

こうした時刻と天候で背景の富士山と人物の両方をはっきりと写す露出設定は無いと言っていいだろう。人物だけを浮き上がらせるには、レフ板などの機材が必須となる。

写真4 人物を適正露出にすると……

写真3の環境で露出設定を1段分明るく調整すると、背景の富士山と空が明るくなりすぎてしまう。

そこで写真2のようにストロボ2灯を配置してみた。曇天とはいえ日中のストロボライティングなので、人物からストロボまでの距離が長いと効果がないので、ストロボは人物の近くに配置することに。そうなると、長いレンズでの撮影では必然的に撮影者とストロボの距離は遠くなるわけだ。もしストロボとカメラを有線でつないでいれば、撮影者の手元でストロボの調光ができるが、写真2のような状況では 20m 近くのシンクロケーブルが必要になる。たとえ 20m のケーブルを用意したとしても、ケーブル自体の抵抗が大きくなって発光できなくなるなどの弊害もおきるので現実的ではない。

ではカメラに装着したストロボの発光を元に、遠くに置いたストロボを同調する昔ながらのスレーブ発光や、赤外線式トランスミッターを使った方法だとどうだろうか。スレーブ発光は夜間での撮影であれば使えるが日中では太陽光に邪魔され、同調発光させるのはなかなか難しいし、赤外線方式もやはり光を使うために晴天環境だと厳しいのが現実だ。また、光を使った同調発光方式は、ストロボとトランスミッターの間に遮蔽物があると同調できないというデメリットもある。

写真5 NAS のストロボ2灯で撮影

写真3の露出設定のまま、Nissin Air System に対応したストロボを2灯使って撮影してみた。左からの1灯は近い場所から弱めに照射角を広くし、右からの1灯は遠くから強めに照射角を狭くして発光。手元で調光と照射角の制御ができるため、機材設定で人物を待たせることなくコミュニケーションと撮影に専念できる。

こういうときには、今回ニッシンジャパンから発表された Nissin Air System の Air1 などの電波式ストロボトランスミッター( Nissin Air System ではコマンダーと呼ぶ )が威力を発揮する。電波式であれば太陽光に邪魔されることもなく、ストロボまでの距離が 30m 未満ならほぼ問題なく同調発光させられる。また、ストロボとコマンダーの間に遮蔽物があっても、電波式ゆえに同調発光できる。もちろん、遮蔽物の大きさや材質などによっては同調できないときもあるので注意が必要だ。

2灯のストロボ使い、オフカメラライティングで撮ったのが写真5だ。背景の空と富士山も写り、人物は明るく浮き上がっている。ただ少し強めにストロボを焚いているので、写真3写真4と比べると自然さは失われているが、ポスターによく使われている写真のイメージに仕上がっているのではないだろうか。ちなみに写真が全体的に青みがかっているのは、撮影時にわざとホワイトバランスを白色蛍光灯用に設定し、寒いイメージを強く押し出したためだ。

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■ TTL 調光はもちろん照射角も制御できる Nissin Air System

前述した理由から、最近のストロボのオフカメラライティングでは電波式ストロボトランスミッターが人気だ。ただ一言で電波式とは言っても、その機能や性能の違いは大きく、それに合わせるように価格も大きな差がある。

一番安価なのはストロボを発光させる信号だけを送るタイプだ。このタイプのトランスミッターは TTL 調光( *1 )はもちろん、マニュアルでの調光もできない。光の強弱や照射角の調整が必要なときは遠くに置いたストロボまで行って調節しなければならないわけだ。また電波のチャンネルも選択肢が無いか、あっても少なく、同様の機材を使っている人が側にいれば、混信してしまうこともある。

*1 TTL 調光
カメラの TTL 機能を利用し、適切なストロボの発光量を自動で調節する機能。ストロボをカメラに直接装着( オンカメラ )していると使えるが、無線式のオフカメラ状態では、一部のカメラメーカー純正トランスミッターでしか使えなかった。

ここ最近、もっとも人気を集めているトランスミッターは、手元で調光ができて電波のチャンネルとストロボのグループ設定を複数選択できるタイプだ。カメラメーカーで発売しているものやサードパーティ製がある。カメラメーカー製のトランスミッターは TTL 発光も制御できるが純正ストロボにしか対応していないし、比較的高価になりがちだ。サードパーティ製となれば、多くのカメラとサードパーティ製のストロボでマニュアルによる調光ができて比較的安価だが、トランスミッターとレシーバーの2つを用意する必要がある。トランスミッターが安価だからとひとつだけ購入して後でレシーバーの必要性に気づく人が多いので要注意だ。( Nissin Air System の場合、レシーバーはストロボに内蔵されている )

写真6 TTL 調光と照射角のマニュアル調整ができる Air1

Nissin Air System( NAS )のコマンダー( トランスミッター )である Air1。レシーバー部は NAS に対応したニッシン製ストロボ( 型番の末尾にAが付くもの )に内蔵されている。2015 年2月現在で予定されている NAS 製品は、Di700A と Air1 のみで、販売も Di700A+Air1 のセットと、Di700A 単体のみに絞られる。Air1 単体での販売予定ははないという。

今回ここで紹介する Nissin Air System は、これまでの電波式ストロボトランスミッターと性格が大きく異なる。まず特筆すべきは、TTL 調光とストロボの照射角のマニュアル制御が手元でできるということだ。TTL 調光は前述した通り、一部の純正メーカー製品を除いて存在しなかったし、ストロボの照射角をトランスミッター上で調整できるものは、純正品を含めて従来になかったものだ。

照射角がマニュアルで手元操作できることには大きな意味がある。光の広がる範囲をコントロールできるということは、すなわちライティングの自由度が広がり、写真表現が豊かになるということなのだ。しかも遠隔操作ができるために撮影のワークフローは大幅に短縮されるはずだ。こうなると、ストロボ発光部のバウンス角度も Air1 で制御できればと贅沢な考えが浮かぶが、残念ながらそういう予定は現在ないそうだ。

Nissin Air System の中核となるコマンダー Air1 で制御できるストロボは、現時点ではニッシン製ストロボだけで、型番の末尾にAが付く製品に限られる。2015 年2月の時点では、Di700 のマイナーチェンジ版である Di700A( 基本機能と性能は Di700 と同等 )だけだが、今後発売されるニッシン製ストロボは、ほとんどがA型番になることは間違いないだろう。Di700A も高性能高機能なストロボだが、マシンガンストロボの MG8000 にレシーバーが内蔵されて MG8000A になれば喜ぶプロカメラマンは、筆者を含めてたくさんいるはずだ。

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■ Di700A+Air1 の操作感

実際に Di700A と Air1 を使ってみた感想を書いていこう。Di700A の基本機能と性能は、従来機種の Di700 とレシーバー部分を除いて同等なので、以前に筆者がレビューした Di700 のページ( リンク先を参照 )をご覧いただくとして、ここでは Air1 のみに特化して書くことにする。

写真7 Air1 を Nikon D7000 に装着

カメラ内蔵のストロボをポップアップさせた程度の大きさしかない Air1。下部中央にある丸い LED は、暗い場所で発光してフォーカスの合焦を補助する「 AF 補助光 」だ。

Air1 のサイズは、写真7でもわかるとおり、電波式トランスミッターの中では相当小さい部類に入るだろう。ミラーレスカメラに装着しても、存在を気にせずにいられるサイズだ。そしてなにより筆者が好感を持ったことは、操作系が単純で判りやすく、ストロボに詳しい人ならマニュアルレスでも操作できることだ。

ここ数年、ニッシンジャパン製品に触れることが多い筆者は、同社のほとんどの製品を試させてもらったが、いずれもマニュアルを読まずに操作できた。もちろんストロボの知識があるからこそではあるが、知識があっても操作が難しく、マニュアルがなければ使いこなせない製品が多い中で、これは特筆ものだと思う。Air1 もニッシン製品の DNA を受け継ぎ、操作性は抜群に良い。写真8でわかるとおり、操作性を損なわない程度に縮小された3つのボタンとダイヤル1つですべての操作ができ、どの機能が選択され、なにを操作しているのかは、視認性の高い LED パネル上にすべて表示されるのだ。

写真8 Air1 操作パネル●

すべての操作はこの操作パネルでする。電源オンした後は、モードボタン、セレクトボタン、セレクトダイヤルの3つだけで操作する。パイロットランプを押すことで、テスト発光させられる。写真の LED パネルは、すべての LED を表示させたところ。

写真9 Air1 背面

Air1 を裏返すと、カメラのアクセサリシューへ取り付ける接点と、定格シールがある。技適マークが表記されているとおり、Air1 は日本の電波法に適合した製品だ。( 注意:写真の製品はワーキングモデルなので、認証番号はまだ記載されていない )

写真10 Air1 電池カバー

Air1 は単四アルカリ乾電池で約 3,000 回動作する。

写真11 Air1 ロック解除ボタン

Nissin 製小型ストロボ i40 から採用されたロック解除ボタン。カメラのアクセサリーシューから Air1 を取り外すときに押しながら本体を取り外す。装着時はアクセサリシューに最後まで差し込むと自動でロックがかかる。

Air1 での操作( 写真8参照 )は次の通り。まず「 Mode 」ボタンを繰り返し押すことで「 TTL 」、「 マニュアル( M ) 」、「 照射角( Z )」の3つの選択をする。続いて「 セレクトボタン( S )」を繰り返して押して設定を変更したいグループ( A、B、C )を選ぶ。最後は、「 セレクトダイヤル 」で調光もしくは照射角を変更する。基本的な操作は、すべてこの3ステップで完了するようになっている。ほんの少しだけ複雑なのは、グループのいずれかを発光させなくする場合だ。たとえばグループBを発光禁止にするときは、Bを選択した後に「 ON/OFF ボタン 」を押す。これは流石にマニュアルを読まなければわからなかっただろう。

こうしたトランスミッターを使っていると、ときどき「 その製品は技適マークが取れているんですか? 」という質問を受ける。技適マークとは、日本における電波法技術適合認証を受けた製品に表示できるマークのことだ。この技適マークがついていない電波を発する電子機器を使うと法で罰せられるので注意が必要だ。Air1 はもちろん電波法に技術適合した製品( 写真9参照 )なので安心して使ってもらえる。

写真12 TTL モードの調光

TTL モードによる調光

写真13 マニュアル調光

マニュアルモードによる調光

写真14 照射角の調整

照射角の調整

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■ 気になったポイント

ここでふたつだけ Air1 で感じた改善してもらいたい点をあげておこう。ひとつめは、「 照射角( Z )」の変更は「 Mode 」ボタンではなく別のボタンにしてもらいたかったこと。理由は、Mode 変更で「 Z 」を選択後、放置しておくと無条件で「 TTL 」に戻ってしまうからだ。筆者のようにマニュアル調光を多用するカメラマンにとってこれは使いづらい。TTL 調光は大変便利な機能ではあるが、だからといって押しつけられるものではない。ふたつめは、セレクトダイヤルとセレクトボタンの関係。今回 Air1 でセレクトダイヤルが採用されたのは、セットで販売する Di700A と操作系を統一するためだろうと思われるが、実際に使ってみると操作性の微妙な違いが気になるのだ。今後のニッシン製ストロボがすべてセレクトダイヤルを採用するのであれば、Air1 の操作性もほぼ同じにすべきだろうし、そうでないのであれば、MG8000 のような上下左右の十字キーとセットボタンの組み合わせの方がしっくりくると思える。個人的には昨年発売された i40 のようなアナログダイヤル式が望ましいが……。

少々辛口になってしまったが、この2つの点を考慮しても、Air1 および Nissin Air System がライティングの可能性を広げてくれていることは何も変わらない。

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■ 他機との混信を避けるためのペアリング

Air1 と Di700A を使い始める前にしなければならないことがある。それはペアリングだ。Bluetooth 機器同士におけるペアリングと同じ意味だ。つまり、Air1 と Di700A を排他的に接続することになる。Air1 はそれぞれが固有の ID を持っているので、こうしてペアリングすることで、万が一同じ Nissin Air System を使う人が側にいても、混信することを防げるというわけだ。

写真15 Di700A と Air1 のペアリング

Di700A の Set ボタンと ON/OFF ボタンを同時に長押しすると、パイロットランプが点滅してビープ音が鳴り出す。その後、Air1 の S ボタンと ON/OFF ボタンを3秒程度長押しして離すと、数秒後にペアリングが完了する。

ペアリングの方法はとても簡単。Air1 と Di700A の両方が電源オフ状態から、まず Di700A の ON/OFF ボタンと Set ボタンを同時に長押しする。するとビープ音が断続的に流れるので、この状態で Air1 の ON/OFF ボタンと Select ボタンを同時に3秒間長押してから両方のボタンを離す。これで数秒後にペアリングが完了する。

Air1 にペアリングできるストロボは 21 台までだ。複数台をペアリングするときは、ペアリングしたいすべてのストロボの ON/OFF ボタンと Set ボタンの同時長押しをしてから、Air1 の ON/OFF ボタンと Select ボタンを同時に3秒間長押しをする。

■ メーカー発信のニュースリリース ■

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■総評

Air1 がニッシン製ストロボのみの対応なため、現時点で Air1 単体での販売はない。現在所有しているストロボで電波式オフカメラライティングをしたいユーザーにとっては、Nissin Air System は無縁の製品となるが、トランスミッターとストロボのセットで税込 29,700 円で購入できるのは大変魅力的だと思う。( Di700A の単体価格は税込 24,840 円 )

Nissin Air System は、2 月 12 日よりパシフィコ横浜で開催される「 CP+ 2015 」で展示される予定なので、すぐに現物を触ってみたい人は横浜へ GO だ。筆者も 14 日の土曜日にニッシン・ブースのステージに立つので、観覧にきていただけると嬉しい。筆者の他にも、本サイトに登場する写真家さんたちも大勢登壇する予定だ。

筆者は近い将来にレシーバー部だけが商品化されるのではないかと睨んでいる。どのメーカーの製品においても、ストロボ照射角の制御信号はストロボ下部の接点が使われているので、Air1+レシーバーのセットで、他社製ストロボの TTL 調光+マニュアル照射角制御が可能ではないかと思われるのだ。そういった将来的な話はさておき、ストロボをカメラから物理的に遠ざけることで、ライティングの自由度は高くなり、写真表現の幅は大きく広がることは間違いがない。それに関する方法論は以前からあるものだが、実現するための道具に乏しかったのだ。また従来ある道具は難易度とともに価格も高く、撮影者にとって技術的、金銭的なハードルがあった。そこに今回の Nissin Air System の登場である。廉価で簡単であるにも関わらず、調光や照射角の制御もできるというプロスペックをも満たしているシステムだ。初めてオフカメラライティングをやってみたいという写真好きにオススメの製品だ。

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■ Di700A 仕様

タイプ ニコン用・キヤノン用( ソニー用は後日発売予定 )
ガイドナンバー 54 ( ISO100/m・照射角 200mm )
48 ( ISO100/m・照射角 105mm )
28 ( ISO100/m・照射角 35mm )
カバー焦点距離 24~200mm 以上( オートズーム )ワイドパネル使用時は 16mm
電源 単3型4本( 別売 )
電池収納方式 クイックローディングシステム ( BM-02 )
発光間隔 0.1 秒 ~ 4 秒
発光回数 200 ~ 1,500 回( 内部バッテリー使用時 )
閃光時間 1/800 ~ 1/30,000
色温度 約 5,600K
モード [ フルオート / TTL ] i-TTL( ニコン用 )/ E-TTL II / E-TTL( キヤノン用 )
[ マニュアル ]
ワイヤレス 電波式ワイヤレス TTL スレーブ( NAS 規格・ニッシン Air 1 専用 )
光学式ワイヤレス TTL スレーブ *2 ( 各社純正互換 )
スレーブ *3 ( SD モード・SF モード )
ストロボ調光補正 -2.0 ~ +2.0 間 1EVステップ
サブ発光部 なし
ヘッド可動範囲 上方 90°・下方 7°・左 180°・右 180°、正面位置ロック機構付
  FE / FV ロック、後幕シンクロ、ハイスピードシンクロ対応
赤目軽減モード、スローシンクロモード対応(ニコン用のみ)
AF補助光有効範囲 0.7 ~ 6m
背面操作部 カラーディスプレイ・ダイヤル式マルチセレクター
外部端子 外部電源端子、シンクロ端子、ストロボ増設用端子
電波仕様 2.4GHz 帯 ISM バンド( 技術基準適合証明取得済み )
付属品 ソフトケース、三脚ネジ穴付きスタンド
大きさ 約 140 (H) x 75 (W) x 115 (D)mm
質量 約 380g( 電池除く )

*2 光学式ワイヤレス TTL マスターには対応していません。グループA~C設定可能、チャンネル設定は不可( 1~4いずれにも連動 )
*3 SD モードはプリ発光調光方式のストロボに、SF モードは1回のみ発光する方式のストロボに連動するモードです

■ Air1 仕様

タイプ ニコン用・キヤノン用( ソニー用は後日発売予定 )
ワイヤレス方式 電波式( 従来型の光学式ワイヤレス TTL 機能は非搭載 )
電波仕様 2.4GHz 帯 ISM バンド( 技術基準適合証明取得済み )
通信 事前にペアリング設定を行った Di700A のみと通信
チャンネル 8チャンネル( Air1 により Di700A を含めた全体のチャンネル設定が可能 )
発光グループ A・B・C( グループ別制御、グループ一括制御、グループ別発光停止が可能 )
電源 単4型2本( 別売 )
発光間隔 最速 10 回 / 秒
発光回数 約 3,000 回( アルカリ乾電池使用時 )
使用可能範囲 最長約 30m( 使用環境によって異なります )
動作モード [ TTL ] i-TTL( ニコン用 )/ E-TTL II / E-TTL( キヤノン用 )
[ マニュアル ]
ズーム調整 本機より Di700A の照射角変更可能
( 24 / 35 / 50 / 70 / 85 / 105 / 135 / 200mm )
ストロボ調光補正 [ TTL ] -2.0 ~ +2.0 間 1/2EV ステップ
[ マニュアル ] 1 ~ 1/128 間 1EV ステップ
各グループ毎および全グループ一括での調整が可能
  FE / FV ロック、後幕シンクロ、ハイスピードシンクロ対応
赤目軽減モード、スローシンクロモード対応( ニコン用のみ )
AF 補助光有効範囲 0.7 ~ 5m
背面操作部 カラーディスプレイ・ダイヤル式マルチセレクター
付属品 ソフトケース
大きさ 約 65 (L) x 60 (W) x 50 (H)mm
質量 約 55g( 電池除く )
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薮田 織也
著者について
■ 薮田 織也( Oliya T. Yabuta )人物・光景写真家 ■  1961 年生まれ。テレビ番組制作会社、コンピュータ周辺機器メーカーの製品企画と広告制作担当を経て人物写真家に。2000 年よりモデルプロダクションの経営に参画し、モデル初心者へのポージング指導をしながらポージングの研究を始める。2008 年「モテ写: キレイに見せるポージング」を共著で上梓。2003年か らStudioGraphics on the Web の創設メンバーとして活動。近著に「 美しいポートレートを撮るためのポージングの教科書 」( MdN 刊 )がある。
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