前回の修正で、十分キレイになったと思えるかもしれませんが、スキャニングした古い写真には、見えにくい隠れた汚れがまだまだあるものなのです。そうした汚れを探し出して修正しちゃいましょう。
● [ トーンカーブ ] の [ 調整レイヤー ] を使う
隠れた汚れを探し出すには、 [ トーンカーブ ] の [ 調整レイヤー ] を使います。 調整レイヤーは画像自体に補正を加えるものではありません。作成した [ 調整レイヤー ] を非表示にしたり削除すれば、いつでも元の画像に戻すことができます。隠れた汚れを探すには、この特性を利用します。 まずは [ トーンカーブ ] の [ 調整レイヤー ] を使って、前回の修正画像の中間調を思い切り下げてみましょう。(画面1参照) どうでしょうか。まだまだ汚れているのがわかりますよね。見つけた汚れは、[背景] [ レイヤー ] を選択して、[修復ブラシツール]や[スタンプツール]を前回の方法で使って修復します。隅々まで汚れを修復できたら、画面2の手順で著製 [ レイヤー ] を削除します。
隠れた汚れを探し出すには、 [ トーンカーブ ] の [ 調整レイヤー ] を使います。
調整レイヤーは画像自体に補正を加えるものではありません。作成した [ 調整レイヤー ] を非表示にしたり削除すれば、いつでも元の画像に戻すことができます。隠れた汚れを探すには、この特性を利用します。
まずは [ トーンカーブ ] の [ 調整レイヤー ] を使って、前回の修正画像の中間調を思い切り下げてみましょう。(画面1参照) どうでしょうか。まだまだ汚れているのがわかりますよね。見つけた汚れは、[背景] [ レイヤー ] を選択して、[修復ブラシツール]や[スタンプツール]を前回の方法で使って修復します。隅々まで汚れを修復できたら、画面2の手順で著製 [ レイヤー ] を削除します。
汚れのほとんどを修復できたら、次は色調を補正して、比較的新しく感じるモノクロ写真に戻してみましょう。
●色調補正のコツはイメージ
色調補正というと、どうやったらいいのかがわからないと思う人が多いようです。実際に、私が受ける質問の多くが、この色調補正です。しかしそういった質問を寄せる人の多くは、色調補正の手段がわからないというよりも、どのように補正したいかという目的が曖昧な人が多いようです。 確かにPhotoshopの色調補正の機能は豊富にあり、どういう場合にどの機能を使ったらいいのか迷いがちです。でも、補正後のイメージをきちんと描けてさえいれば、後はそれに最適なツールを選ぶだけだということに気づきましょう。
色調補正というと、どうやったらいいのかがわからないと思う人が多いようです。実際に、私が受ける質問の多くが、この色調補正です。しかしそういった質問を寄せる人の多くは、色調補正の手段がわからないというよりも、どのように補正したいかという目的が曖昧な人が多いようです。
確かにPhotoshopの色調補正の機能は豊富にあり、どういう場合にどの機能を使ったらいいのか迷いがちです。でも、補正後のイメージをきちんと描けてさえいれば、後はそれに最適なツールを選ぶだけだということに気づきましょう。
●60年前の写真を40年若返らせる!
今回は、セピア色に色褪せてしまった60年前の古い写真を、20年前程度に復活させてあげることにします。完璧に新しいモノクロ写真にすることは簡単(グレースケール化すればいいのです)ですが、それじゃあまりにも味気ないじゃありませんか。被写体そのものは昔の味を出しているわけですから、ちょっとセピア化が始まったばかりのモノクロ写真に仕上げましょう。そのためには…… 1.セピア色をある程度再生させる 2.褪色して欠落した情報を復活させる この2点をポイントにして色調補正に挑戦しましょう。
今回は、セピア色に色褪せてしまった60年前の古い写真を、20年前程度に復活させてあげることにします。完璧に新しいモノクロ写真にすることは簡単(グレースケール化すればいいのです)ですが、それじゃあまりにも味気ないじゃありませんか。被写体そのものは昔の味を出しているわけですから、ちょっとセピア化が始まったばかりのモノクロ写真に仕上げましょう。そのためには……
1.セピア色をある程度再生させる 2.褪色して欠落した情報を復活させる
この2点をポイントにして色調補正に挑戦しましょう。
上にあげたポイントを実現するためには、まず現在の写真がどういった色で構成されているかを確認することが大切です。それを確認するには [ ヒストグラム ] を使います。画像を開いて、画面3の手順で [ ヒストグラム ] を表示させると、画像の色調がピクセルの分布を表したグラフで表示されます。ここでは、この後に色調補正することを考えて、あらかじめ画像を[16bit/チャンネル]、[Labカラー]モードに変換しておきます。よって、 [ ヒストグラム ] も[Labカラー]モードの [ ヒストグラム ] が表示されます。 この画像の場合は、シャドウ寄りの情報が少なく、ハイライト寄りの情報が豊富なこと、そしてレッドとイエローが強い写真だということがわかります。このことを頭に置いて、それでは実際に色調補正を施してみましょう。
上にあげたポイントを実現するためには、まず現在の写真がどういった色で構成されているかを確認することが大切です。それを確認するには [ ヒストグラム ] を使います。画像を開いて、画面3の手順で [ ヒストグラム ] を表示させると、画像の色調がピクセルの分布を表したグラフで表示されます。ここでは、この後に色調補正することを考えて、あらかじめ画像を[16bit/チャンネル]、[Labカラー]モードに変換しておきます。よって、 [ ヒストグラム ] も[Labカラー]モードの [ ヒストグラム ] が表示されます。
この画像の場合は、シャドウ寄りの情報が少なく、ハイライト寄りの情報が豊富なこと、そしてレッドとイエローが強い写真だということがわかります。このことを頭に置いて、それでは実際に色調補正を施してみましょう。
●レベル補正で色調補正する
ここでは、 [ ヒストグラム ] と同じ情報を使って色調補正できる[レベル補正]機能を使います。 そして、元の画像と [ ヒストグラム ] で得た情報を元に、[レベル補正]でどういった補正を加えるかを考えます。元画像のセピア色はかなりイエローが強すぎます。まず、イエローを弱めることを主目的にしましょう。さらに、輝度がハイライト寄りになっているので、輝度の中間調をハイライト側にスライドさせて全体にピクセルが分布するようにします。 [ ヒストグラム ] ではレッドも強いことがわかっていますが、イエローほどではありません。また、レッドをグリーン側に補正すると、セピア調が失われてしまいますので、ここではそのままにしておきましょう。 こうして(画面4)補正した画像が画面5です。 さて、今週はこれでおしまいです。次週は、ここまで補正した画像に対して、描画モードの「乗算」や[焼き込み]を使って、失われた情報を復元するテクニックを紹介します。 あっ、蛇足ですが、Adobe Photoshop CSが届いたので、来月からの「写真レタッチ講座」は新しいPhotoshopでやっていきたいと思います。お楽しみに。
ここでは、 [ ヒストグラム ] と同じ情報を使って色調補正できる[レベル補正]機能を使います。
そして、元の画像と [ ヒストグラム ] で得た情報を元に、[レベル補正]でどういった補正を加えるかを考えます。元画像のセピア色はかなりイエローが強すぎます。まず、イエローを弱めることを主目的にしましょう。さらに、輝度がハイライト寄りになっているので、輝度の中間調をハイライト側にスライドさせて全体にピクセルが分布するようにします。 [ ヒストグラム ] ではレッドも強いことがわかっていますが、イエローほどではありません。また、レッドをグリーン側に補正すると、セピア調が失われてしまいますので、ここではそのままにしておきましょう。
こうして(画面4)補正した画像が画面5です。
さて、今週はこれでおしまいです。次週は、ここまで補正した画像に対して、描画モードの「乗算」や[焼き込み]を使って、失われた情報を復元するテクニックを紹介します。
あっ、蛇足ですが、Adobe Photoshop CSが届いたので、来月からの「写真レタッチ講座」は新しいPhotoshopでやっていきたいと思います。お楽しみに。