コンテンツのトップページへ 髭達磨・薮田織也のプチ日記
 2004年 11月 26日 金曜日 RAW 現像は 本当に Photoshop CS かぁ?
 
回、RAW 現像は Photoshop CS の Camera Raw が適していると書いたが、今回は少しだけ前言を撤回しないといけないかもしれないような疑問が浮かんだのだ。それは、Photoshop CS の Camera Raw が、カメラメーカーが提供する RAW 現像ソフトよりも、なぜ高性能でありうるかという、素朴な疑問だ。RAW データはカメラメーカー固有(そうとばかりもいえないが…)のデータ形式だ。で、専用の RAW 現像ソフトは、これもまたカメラメーカー固有の画像処理エンジンを積んでいる。その画像処理エンジンは、デジタル一眼レフカメラの内部に搭載されている画像処理エンジンと基本を同じくしているはずだ。固有と書いたが、ハードウェアにはメーカー固有の癖というか、個性というか、そういうものが必ずある。理由は細かく述べないが、電子デバイスに限らず、機械というものはそういうものなのだ。で、それはデジタルカメラの撮像素子や、画像エンジンにも同じことが言えるのである。そうした自社のデジタルカメラの個性を理解しているエンジニアが作った RAW 現像ソフトを、別メーカーであるアドビシステムズのプログラマが完全に理解して、カメラメーカー製よりも高性能なものを本当に作れるのだろうか?

れるかもしれないが、それはパソコン上での描画方法くらいではないか……。それが、髭が感じた素朴な疑問なのだ。確かに、アドビシステムズはグラフィックソフトのオーソリティかもしれないが、ハードウェア固有の特性を理解して、RAW 現像ソフトを作るのとは、少し分野が違うのではないかと思うのだ。前回の日記で髭は、RAW 現像ソフトのプレビューが速いとか、現像時の詳細設定が豊富だとか、画像処理ソフトとしての操作性についてしか言及していない。 つまり、現像後の画像については何も書いていないわけだ。こんなことでいいのか? と思った。もっと深く探ってみたくなった。で、実際に実験してみようと思い立った。それは、カメラメーカーの RAW 現像ソフトと Photoshop CS の Camera Raw との現像後の画像の品質対決というわけである。

 
▼写真1 MELA
Clickで拡大
画面は本文と関係ない。まったく関係ない。ただ絵がなかったので、昨年撮った福岡のアーティスト、「MELA」の写真を載せてみた。MELA は先月、1st mini Album を出したばかり。興味があったら彼女のサイトを見てみてくださいな。

かに、標準添付の OLYMPUS Viewer はお粗末な RAW 現像ソフトだ。でも、有償である OLYMPUS Studio がそうであると決まったわけじゃない。有償っつうくらいだから、OLYMPUS Viewer よりも良いソフトであることは間違いないだろう。そして、OLYMPUS Studio が Camera Raw よりもひどければ「RAW 現像は Photoshop CS で」と初めて言い切れるのではないかというわけだ。

で、
いつ確かめるのだ? 残念ながら今回じゃない。だって、OLYMPUS Studio 持ってないもん。OLYMPUS Studio 買うくらいなら、E-1 のアクセサリを買おうと思ってたくらいだから。でも、この疑問を解決するために、嫌だけど OLYMPUS Studio を買おうと思っている。でもまだ買ってない。これを読んだオリンパスの広報の人が、「OLYMPUS Studio くらいあげますよ」と言ってくれるのを密かに待っているのかもしれない。できれば、E-300 が出た後に発売される最新バージョンを送って欲しいなぁ、なんて、俺ってずうずうしいか? いや、過去1年間、オリンパスを宣伝しまくったんだから、それくらいしてくれてもいいんじゃないのか? それでもやっぱりずうずうしいか? う〜ん、確かにずうずうしいか。それじゃぁ仕方ない。E-300 が出たら、カメラとついでに、OLYMPUS Studio の予約でも入れるか。
 と、いうわけで、ここでの疑問解決は、OLYMPUS Studio の最新バージョンが出る12月下旬まで、お待ちくださいな。おっ、それから、オリンパスの広報の人。早くしないと髭が自腹で買っちゃいますよ〜。  ………うぉっほん。次回の日記は、「なぜに RAW が良いのか」をお届けしちゃおうかな、なんて思ってます。お楽しみに。
 
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